≪紀行文≫ |
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〜〜〜変化に富んだ晩秋の山歩きを楽しむ〜〜〜 |
久しぶりに谷川岳へと計画するも、ロープウエイ用の送電鉄塔が倒れたため運休中と判明。ならばと久しぶりの日光白根山(奥白根山)に変更した。
しかし、天気予報は何処のサイトを見ても今一つ、幸いかな雨はなさそうと言うことで実行。
早朝新潟を出るときは小雨模様、県境を越えると雨も上がり一安心。しかし登山口が近づくと濃い霧が立ち込め、風もあり肌寒い。
登山口で準備をするも殆ど車が停まっていない(こんな日に山なんてこないかな)。
歩き始めは広い道で、突き当り迄車が入れると分かるも、そのまま進む。
確かに突き当りの説明版の後ろが駐車場になっていた。そこを右に曲がるといよいよ登山道らしくなってくる。
しばらくは穏やかな道だが、すぐに空沢のような道で、道標も無いので赤いリボンを探しながら
進む。(このルートは殆ど道標は無いので迷わないように) |
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歩いたコース(クリックで拡大) |
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菅沼登山口 |
この突き当り迄車が入れる |
登山道らしくなってくる |
やがて、道の傾斜が増すと同時に、歩き辛い道が繰り返し続くが、途中に少しだが“膝休め”的な穏やかな道があり、その部分は落ち葉が絨毯のようになっていて結構楽しめながら標高を稼いでいく。 |
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歩き辛い道、歩きやすい道が交互に、そして九折で続く。落ち葉の絨毯道も。 |
やがて座禅山の裾を巻くように進むと、美しい弥陀ヶ池に着く。しかし、風がとても冷たく上着を一枚羽織る程。
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弥陀ヶ池に到着 |
冷風流れ込む湖畔で休憩 |
寒さとこの後の急登を考えると長居も出来ず出発。
湖畔から座禅山分岐まで登り、後はひたすら緩急を繰り返す登山道で高度を稼ぐ。途中の稜線から眼下に下山時に回る五色沼が観えた。
樹林限界を過ぎる頃になると山頂直下の岩場が霧の中に浮かんできた。
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座禅山分岐方向に進む |
山頂に向けた急斜面から五色沼が |
山頂直下の岩場が見えてきた |
山頂直下の岩場は、マークを見失わないように登って行くも、ロープやクサリ、梯子の類は一切なく、両手両足を駆使して登らなくてはならない。
登り切ったピークは山頂でなく濃霧の向こうに山頂が霞んで見えて、そこから一旦岩場を慎重に降り登り返す。 |
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山頂直下の岩場(クサリも梯子も何も無い) |
濃霧の向こうに山頂が観えてきた |
登り返すと、漸く奥白根山山頂(北峰)に到着。ここに来るとロープウエイで上がってきた登山客で狭い山頂は混んでいた。
我々のルートは誰も合わなかった程、多くの登山者はロープウエイコースと言える。
あまりにも寒いので山頂で記念写真を撮り、すぐ奥白根神社の建つ南峰へ、しかし、この道も半端なく注意が必要な道。
神社に前で風を避けながら食事をしているとロープウエイコースの登山者が神社を山頂と勘違いするほど何も見えない。 |
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奥白根山山頂(北峰)に到着 |
南峰に建つ奥白根山神社 |
ロープウエイコースとの分岐から別れ、五色沼を目指し急なガレ場を降りていく。逆コースで登ってくる登山者も居たが、この急斜面は登りたくない。 |
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ガレ場の激下り開始 |
途中眼下に五色沼が観えた |
歩き辛い激下り |
下りきると、湿原のような不思議な広場に出る。足元には白いコケ類が一面に、しばらく見とれていたが、避難小屋まで先を急ぐ。 |
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下りきると不思議な光景が広がる |
足元には白い苔が一面 |
避難小屋 |
避難小屋から少し下ると大きな五色沼が観えてくる。
晩秋色が強く、紅葉も今一つだが大きな沼は見ごたえがある。少し明るくなり霧が取れると、左手見上げたたところに今降りてきた山頂部分が観えてきた。 |
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五色沼到着 |
五色沼から山頂方面を見上げる |
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広い五色沼(写真は全体の2/3程度) |
静かな湖畔で休んだ後は、岸辺を半周程度歩き、弥陀ヶ池への登りに取りつく。
疲れた身体には結構堪える急登をひと踏ん張りすると弥陀ヶ池に到着。午前中登ってきたルートと合流し往路を戻った。 |
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五色沼湖畔を歩き弥陀ヶ池に向かう |
弥陀ヶ池に到着 |
車道終点地点、登山口まで後僅か |
期待した紅葉が今一つだったので、少し標高が下がった丸沼に寄ってみたが、ここもシーズンオフのように閑散としていた。 |
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ややシーズンオフの丸沼に立ち寄りました |
今回、急な行先変更で来た山だったが、変化に富んだ楽しい山歩きをすることが出来た。
次回はもう少し早めに来て紅葉を楽しみたいと思った。 |