≪活動報告≫ |
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日本全国で雷鳥の生息が2,000羽、北限の火打山では現在20羽足らずと言われている
2009年には50羽生息していたらしい。新潟の「とき」と同じで環境の変化(温暖化で餌の高山植物の減少・猿や鹿による餌の確保が難しい、ハイマツの棲家の減少、登山者の増加による環境悪化、もともとヒナの生存率が低い)が減少の一途に向かっている。環境省が主体ととなり岐阜・
長野・富山の県鳥である雷鳥の保護活動を進めているが日本での雷鳥の北限である火打山の雷鳥保護のための生息環境の整備活動です。 |
雷鳥はほとんど北アルプスから中央・南アルプスの各高山に移動している。飛べないといわれる雷鳥は最大200m位飛ぶらしい。
今回は高山植物に害を与えている稲科のヒナガリヤスの除去作業(平地でいえばセイタカアワダチソウ)を行い高山植物の保護をする。
雷鳥平2300mと山頂直下2400mの各2500uの急こうの斜面の草の除去作業。
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私は妙高市の雷鳥保全会員サポーターとして参加しました。 今回の活動では、雷鳥平班と山頂班を3日間交代で作業するもので貴重な経験をしました。
楽山会の会員として、このような保護活動があることを伝えたく、また一般の登山者にも登山の際はこのような活動を知って登山をして欲しいと
思い投稿しました。 |
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◎笹ヶ峰登山道の入り口(土曜の朝6:30には舌の大駐車場も満車で凄い人出であった)
・入山料が500円徴収。
・入り口では従来からの自販機で携帯トイレ等の販売有り |
◎高谷池ヒュッテのコロナ対応
改築した新館は食堂・談話室が広くなり過ごしやすくなった。更衣室もあり女性陣にも安心の憩いの場。
入館するにはマスクの着用が義務づけられている。手洗いも入口にペーパーとalcohol液が整備され便器を使用前に消毒する心遣い。
ベッドは2m四方のゆったりしたスペースでかつ一部屋づつ透明のシートで仕切られている。 |
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1人1人四方シートで囲われ |
作業登山に入る際は検温 |
◎高谷池キャンプ場:今年雪が少ない影響で水量なく貯め水で濁りがあるようだ。(煮沸必要)
◎登山道:従来と変化はないが天狗の庭の池塘の面積が減っているように思った。
◎国立公園内で環境省指定場所のイネ科ヒナガリヤスの草除去作業。
普段、登山者の立ち入りができない場所での作業で見晴らしとお花畑も見ることができた。
3日間朝6:30〜夕方17:00迄、作業実施、一部のエリアだが刈草量は合計で800kg除去活動風景と登山風景。 |
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火打山頂上で班ごとに記念撮影
4日間参加でこの時だけ頂上に立つ。 |
右は日曜の朝 |
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逆さ火打山に映る天狗の庭 |
夕暮れの焼山、焼山が火を噴いたように赤く染まる |
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作業前に先生から作業の伝授 |
頂上直下2400mの雷鳥がよく出る草原、斜度20度くらい |
イネ科の下には高山植物が埋もれている、雷鳥の餌にも人間の楽しみにも必要な高山植物
赤の枠内のイネ科の植物が問題 |
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国立公園に入っていくので環境庁の許可がないと立ち入りできない。お花畑が広がる。
フェルト底なので草の上は滑って棄権だが、草を痛めにくいので着用する。
雷鳥は北半球の高地2500m以上の世界中にいるが環境の変化で激変している。
自然を破壊するのは一瞬だが、取り戻すには、復元するには莫大な時間とお金がかかる。
環境保全は生活の中でSDGsの取組が必要である。10年後は今あるものがない世界になる。 |
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頂上から50m直下の作業現場入り口 |
靴にはフェルトのサンダル装着 |
中央のイネ科の植物が一面覆う |
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回収した草を袋詰め約800sになる |
左から、影火打、火打山の二山 |
2200m辺りから天狗の庭を見下ろす |
トリカブトと鬼アザミのお花畑、リンドウが木道の周りに咲き乱れ思わず林道木道に横たわる。 |
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