会山行紀行文 2020年
8/23(日)
曇り
(がっさん)
月山

1984m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
2名
(男性2名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
姥沢駐車場(8:30)…リフト下駅(8:40)≒リフト上駅(9:00)…姥ケ岳(9:20)…金姥(9:40)…牛首(10:00)…月山山頂(10:45−11:55)…牛首(12:25)
…牛首下分岐(12:40)…姥沢駐車場(13:50)
≪紀行文≫
〜〜〜沢山のお花と少しだけ秋の気配を感じる山行でした〜〜〜

 スケジュールが一致した日曜日、月山に出かけて来ました。
 
 行きたい山の候補は沢山あります。越後駒ヶ岳、会津駒ヶ岳、秋田駒ヶ岳、妙高山、火打山、燧ヶ岳、飯豊丸森尾根、飯豊梶川尾根・・・・。数え上げればキリがありませんが、その時の体調や天候と相談して行き先を決めます。
 今回は天候があまり良くない日曜日である事、真夏の暑い時で涼しくて楽な山に気持ちが傾いている事から、比較的楽に登れて登山口の標高が高い月山に決めさせてもらいました。
 
 日曜日の天気予報はあまり良くありません。雨雲の動きを見ると月山から南の新潟県境の山では午後にかけて雲がかかり、所によっては雨が降りそうです。どうも積乱雲の様で雷の心配?も有りそうです。但し気象協会の予報では曇り、“てんくら”の登山指数は「A」と、こちらは悪くありませんでした。暑さ対策と雨の準備をしての登山となりました。

 姥沢駐車場に着いてもはっきりとしない曇り空です。これなら暑い心配は無いと、長袖・長ズボンで準備を整えて歩き出します。月山は「環境美化協力金」として¥200/人が必要です。これ以外にも月山リフト片道¥600、月山神社で祈祷をしてもらう場合は¥500(払わないと神社に入れません)と、山中での費用がかさみます。

 リフトに乗ると足元にお花が沢山咲いています。オヤマリンドウの紫色が目につきました。今年初めてです。姥ケ岳方面の斜面も一部はなんとなく色付き初めているようにも見えます。少しだけ秋の気配を感じました。
駐車場からの姥ケ岳とリフト下駅 足元には多くの花が咲いていました 姥ケ岳方面、紅葉が始まった?

 20分程でリフト上駅について、ここから登山開始です。岩のゴロゴロした木の階段を20分程歩くと姥ケ岳に到着します。木道の脇には沢山のお花が咲いていて、ミヤマリンドウ、アキノキリンソウ、オヤマリンドウ、ウメバチソウ、そして盛りは過ぎたようですがウスユキソウも見ることができました。飯豊で見たウスユキソウを思い出し元気を貰いました。ミヤマリンドウは今が旬の様で登山道の脇にずっと最後まで咲いていました。
リフト上駅、ここから登山開始 月山方面、少し雲がかかっています 分岐を左の姥ケ岳へ、右は牛首方面
姥ケ岳山頂のお花畑 姥ケ岳から柴灯森方面 金姥分岐、左は湯殿山方面

 金姥分岐を過ぎると、今度はハクサンイチゲがまだ元気に頑張っています。ニッコウキスゲも所々に咲いていました。その時は気づきませんでしたが、上から見下ろすとこの辺りには残雪があって、季節が遅いのはこの為の様です。

 牛首分岐を過ぎると次第に傾斜が急になり、大きな岩の登山道が続きます。45分程で月山神社が見えてきました。10:45月山山頂着。山頂は神社の脇を進んだ裏側に三角点と新しくなった山頂標がありました。山頂の東側斜面もお花畑になっていて、ハクサンフウロと名前は分かりませんが白い花と花期の終わったコバイケイソウが目立ちます。多くはありませんがハクサンシャジン、アオノツガザクラ、ウスユキソウも咲いていました。山頂では会のKさんにバッタリ。一人で登られたとの事、お元気です。
10:00牛首分岐、休憩なしで先へ ようやく月山神社が見えました 10:45月山山頂着

 山頂の西側はガスで展望は良くないので、少しでも展望がある東側で至福の時間を過ごしました。雄大な展望と沢山のお花と、ちょっとですが青空も顔を出してくれました。雨の中での昼食も想定していたので、こんな至福の時間はもうけものです。遠くの山が雲に覆われているのが少し残念でした。
山頂から弥陀ケ原への登山道 山頂の東斜面はお花がいっぱい お昼を食べていたら、一瞬の青空

 11:55下山を開始します。お昼を過ぎても沢山の人がまだ登って来ます。一家での登山もあり、雨でなくて良かったとつくづく思いました。
11:55下山開始、頂上小屋は過密 昼過ぎでも沢山の人が登って来ます 姥ケ岳と稜線上にリフト上駅

 雨ならリフトで下山ですが、この心配はない事から牛首下分岐を左に進みリフト下駅まで歩きました。
13:50無事に姥沢駐車場着。月山は雲に覆われ初めていました。
 牛首下分岐、リフト下駅まで歩き  リフト下駅の登山道入口着  駐車場からの月山、雲に覆われました

 花の時期は少し過ぎたようですが、それでも十分にお花を楽しむ事が出来た山行でした。少しだけ秋の気配を感じる山行でもありました。

≪出逢ったお花達≫