会山行紀行文 2020年
8/11(火)
晴れ後曇り
(にしあづまやま)
西吾妻山

2035m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
3名
(男性1名・女性2名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
リフト山頂(西吾妻登山口)(9:20)…梵天岩(10:30)…吾妻神社(10:50)…西吾妻山(11:10)…西吾妻小屋(11:25)…西大巓手前1900m地点(12:00−12:25)…西吾妻小屋(12:40)…吾妻神社(13:00)…梵天岩(13:15)…リフト山頂(西吾妻登山口)(14:25)
≪紀行文≫
〜〜〜涼風と、沢山のお花と、どこまでもなだらかな独特の山容に大満足〜〜〜

 暑いこの時期は山に行くのも大変です。低い山は暑いし、高い山は遠い。そんな時に願ってもない高い山のお誘いが有りました。西吾妻山=2035m、天元台コース、それも百名山です。行ったことが無かったのと、リフトで1810mまで上がれるのできっと涼しいはずと、参加させて頂きました。

 天元台ロープウェイは8:20が始発です。これに間にあう様に準備します。湯本駅から天元台高原駅まで約5分で標高1300mまで上がります。ここから3本のリフトを乗り継いで1810mのリフト終点=北望台=西吾妻登山口着です。リフトの途中からは右手に飯豊連峰、左手に蔵王連峰を望む事が出来ました。後方には月山と鳥海山が見えるようですが、今日ははっきりしません。
天元台ロープウェイの湯本駅から その後、3本のリフトを乗り継ぎ リフトから右手に飯豊連峰

 9:20西吾妻登山口を出発。最初は岩がゴロゴロしたような急登を登ります。程なくして傾斜が緩んで木道を歩くようになると、早速ミヤマリンドウが出迎えてくれました。今は丁度このお花が盛りで、登山道の脇にずっと咲いていて最後まで楽しませてくれました。今日のお花のメインです。
リフト終点=北望台=西吾妻登山口 今日のメインのお出迎えです 分岐を、右手の大凹(おおくぼ)へ

 最初の分岐を右に折れて大凹(おおくぼ)へと向かいます。吾妻連峰は何処までもなだらかな山容がとても印象的です。途中はお花畑になっていて、すでにお花は終わりましたがチングルマやコバイケイソウも沢山ありました。お花の頃に来てみたいものです。
大凹方面、ずっとなだらかな山容 お花畑が続きます 少数派ですがウメバチソウ

 大きな岩の急登を登ると梵天岩に到着します。一番高い所で地図を広げ、見える山を確認します。歩いてきた中大巓、これから登る西吾妻山と西大巓はすぐに判りました。遠くに見える一部が茶色の山肌は安達太良山、その手前のピークは中吾妻山です。磐梯山は山の裏側で見えません。
キク科、名前は? 途中の水場 岩がゴロゴロした急登もあります

 少し先に行った吾妻神社にお参りをして西吾妻山に向かいます。
梵天岩が見えてきました 吾妻神社(梵天岩から少し先) 神社から西吾妻山へ続く登山道

 20分程で吾妻連峰最高峰の西吾妻山に到着しますが、木々に囲まれて展望はまったくありません。早々に西吾妻小屋へ向かいます。
中央奥に安達太良山、手前左は中吾妻山 ずっとミヤマリンドウが咲いていました 西吾妻山頂、
最高峰ですが展望はありません

 当初は西吾妻山ピストンのつもりでしたが、西吾妻小屋迄来ると「せっかく来たのだから」とついつい欲が出て、西大巓に向かうことで意見が一致。お昼は行動食で済ますことも想定して先に進みます。15:40のリフト最終に間にあわないと、約3時間の下りが追加となります。
 しばらく歩くと左に安達太良山、右に磐梯山とその奥に猪苗代湖の素晴らしい展望に出逢えました。手前は檜原湖と思っていたのですが、どうも秋元湖の様です。西大巓に向かわないと出会えない景色です。
  西大巓へ向かいます  途中からの安達太良山と      磐梯山、手前が秋元湖と奥に猪苗代湖

 西大巓手前の1900m地点で12:00を迎えました。西大巓迄あと15分位と思いますが帰りの時間を考慮して、ここを今日の山頂としました。登山道の脇であわただしい昼食でしたが、美味しいごちそうを沢山頂きました。ごちそう様でした。

 14:25無事にリフト山頂駅に到着。下山の後、お風呂で汗を流して帰宅の途に就きました。    
 今日の山頂=西大巓手前の1900m地点  秋のオヤマリンドウはお花の準備中 下りもリフトです、眼下には米沢の町

 下では猛暑日でしたが、山の上では吹く風が涼しく、沢山のお花と、どこまでもなだらかな吾妻連峰の独特の山容とその雰囲気に触れることができて、大満足の山行でした。楽しい山行、また行きたいですね。