≪紀行文≫ |
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〜〜〜阿賀町(旧津川町)の尖り山2座・兎ヶ倉山と一等三角点の土埋山を登る〜〜〜 |
今回、阿賀町の旧津川町にある尖り山を2つ登った。
リーダー就任同期のSリーダーから、土埋山が一等三角点峰であり、津川カントリークラブが閉鎖されるまで(平成30年頃から閉鎖)入山料は1人1,050円取られたが、今は不要とのことで登ったらという声掛けしてもらった。
調べたら、20数年前に土埋山の会山行を実施した際に、2年連続50名を超える参加者がいたという山であるが、そんな人気のある山が最近だれも山行をしていないのはなぜ?入山料1人1,050円取られたから?
ついでに登った旧津川町で一番高い兎ヶ倉山は、国道49号線の車窓からこの尖り山の兎ヶ倉山が良く見えるし、登って見たいと思わずにはいられない。旧津川町最高峰の山頂からはほぼ360度の展望を楽しむことができる。
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【兎ヶ倉山】
津川町の東の、阿賀野川、国道49号線及び新潟福島県境で挟まれた一帯には、鋭い山頂を持つ尖り山がいくつかあるが、兎ヶ倉山もその一つである。一等三角点の土埋山や国道49号線の車窓からこの兎ヶ倉山を見ると、登って見たいと思う山である。
土埋山の笹藪などは背の高さ程度あるとのことと雨が前日降っていたので、先に兎ヶ倉山を登ることとした。
国道49号線から倉ノ平に向かうと、集落の手前の広場に、倉ノ平集落の案内図が掲示されていた。その地図で、兎ヶ倉山への林道の入り方を頭に入れ、集落の中心部から右手に林道(大将陣線)が分かれ、この角には、大将陣線起点標識が立てられている。 |
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地図 兎ヶ倉山(クリックで拡大) |
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倉ノ平集落の案内板 |
林道大将陣線起点から入って登山口へ |
林道(大将陣線)途中からから眺める兎ヶ倉山 |
林道途中で、右手に兎ヶ倉山の山頂がそそり立つのを見ることができ、谷が狭まったところで林道大将陣線の終点になった。 |
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林道大将陣線の終点広場の駐車場 |
林道をそのまま先に進む(ここが登山口) |
このNHKの標識があちこちにあると書かれているが、最初の1か所しかなかった |
導水溝に沿って歩いていくと、簡易水道と思われる施設があった。
登山道は、沢の左右をなんどもいったりきたりしながら、上流に向かっていった。沢を渡る付近で良く注意しないと道が分かりずらい場所もあるが、はっきりした道が続いた。丸太橋が6〜7か所に架けられ、沢の渡渉も何か所もある。一部の丸太橋が腐っており慎重に渡る。
全体登山道の3/4は沢に沿っての登山道なので、迷ったら沢の周囲を見ればよい。 |
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導水溝に沿って歩く |
最初のころは藪が多い |
簡易水道施設2箇所通る頃は道も明確に |
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最初の丸太橋、その後5〜6か所あり |
このような沢も絶えず渡る |
ここは、両岸が岩峰で洞窟があるとのこと |
沢もひとまたぎ程に細くなると、沢を離れての登りが始まった。直に杉林からナラやブナの雑木林の中の登りになった。
尖り山の形からして、頂上近くになれば急登はしかたがない。山頂に近づく急登には、さらに急な直登コースとジグザグに登るコースがあるが、ジグザグのコースもかなり急である。 |
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この辺りから景色が変わり登りがきつくなる |
何か所もあるが、右が直登コース、
真っ直ぐがジグザグコース |
ジグザグコースでもこのような場所もあり |
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頂上直下は直登コースになる |
テレビ中継基地がある頂上に到着 |
飯豊連峰方面 |
山頂にはテレビの中継基地が設けられており、旧津川町最高峰の山頂からは一点に立って360度の展望とはいかなかったが、場所を変えると、各方面の眺めを楽しむことができた。
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左手前の尖り山がこの後登る土埋山 |
この前登った御神楽岳 |
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西南西方面の山々 |
頂上は狭い |
下山し駐車場の到着 |
【土埋山】
会津三山マッターホルンのひとつに数えられる土埋山は、耶麻郡西会津町と新潟県阿賀町の県境にある。
この山がにわかに注目されるようになったのは一等三角点があるからとのことで、一等三角点を目当てに訪れる登山者も多いようである。
福島の山と見られているようであるが、登山口は新潟県側である。 |
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地図 土埋山(クリックで拡大) |
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ここが登山口、わかりずらい |
この登山口の反対側に電柱滝沢線36がある |
登山口にこの標識もある |
古惣座山から南方面に3q程の所に土埋山があり、古惣座山からヤブ漕ぎが必要であるが、尾根伝いで歩けるそうである。また、土埋山から2q先に阿賀町の袴腰山(602m)(旧津川カントリークラブ近く)があり、これもヤブ漕ぎが必要であるが、行けるようである。
国道49号線から旧津川CC(こども里山体験王国)を目指し、ゴルフ場から2q程手前に登山口がある。登山後、旧津川CCまで行ったが、直前で通行止めになっていた。 |
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登山口から先は藪で全く道が確認できない |
道路と垂直に歩くとリボンが確認できる |
しばらく歩くと道が明確になる |
登山口からすぐに藪で、最初はスギ林の中を歩くがワラビの中で道は確認できず、とにかく道路と垂直に歩くとリボンが確認できるので、その辺をウロウロと歩くこと。その先をいくと登山道は明確になって来る。その先は尾根道となり登山道はっきりとするが、一段と急な登りになる。 |
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尾根筋まで急登の連続 |
もうすぐで尾根に |
尾根の藪の状況 |
ナラとヒメコマツの見晴らしのきかない登りで、昼食にお湯で作ったスープと珈琲を飲んだおかげでで、暑くて汗が噴き出る。
尾根道に入る頃から緩やかな登りになる。
登山道が県境尾根になったあたりから廻りの木々は灌木類となり笹が覆い始まる。登山道は明瞭だが、あいかわらず見通しは無いし、藪がうるさくて進みが遅い。 |
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頂上近くの尾根は
特に笹藪が高くかつ濃く歩きずらい |
山頂到着、緑が厚く周囲は見えない |
これが、かの一等三角点 |
出発して50分で360 度のパノラマの広がる山頂へ飛び出すことになっていたが、これは4〜5月初めまでの話。6月の中旬では木が濃くて全く見えない。山頂は狭く隅に三角点がある。さすが一等三角点。 |
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藪をかき分けて先に行き、御神楽岳を写す |
旧津川CC |
登山口到着 |
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