会山行紀行文 2020年
5/29(金)
晴れ
木漏れ陽の遊歩道
  117m(パノラマ展望台)
参加者 (紀行文) 1861 K/Y
単独
(男性1名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
秋葉第1キャンプ場(8:00)…若宮廟分岐(8:30)…パノラマ展望台(8:40)…つばき山分岐(9:25)…さつき山分岐(10:00)…金津の不動尊(10:35-10:45)
…さつき山分岐(11:20-11:30)…さつき山(11:45-11:55)…さつき山分岐(12:15)…つばき山分岐(12:40)…つばき山・普談寺(13:05-13:25)
…つばき山分岐(13:50)…若宮廟分岐(14:40)…若宮廟(15:10-15:15)…石油の池(15:25)…秋葉第1キャンプ場(15:55)
≪紀行文≫
〜〜〜木もれ陽の遊歩道は良く整備されていて歩き易いです〜〜〜

 木もれ陽の遊歩道は秋葉公園から金津の石油の里に至る新津丘陵のトレイルです。全長8.6qの幹線ルートの他にさつき山やつばき山、小口の若宮廟などへの支線ルートがあります。
 木もれ陽の遊歩道を歩くときには、秋葉公園と石油の里両方に車を配置するか、電車やバスを利用して縦走するやり方が主体です。
 コロナ禍のなかでは公共交通機関は使いたくない、乗用車での同乗も避けたいという気持ちがあり、いま木もれ陽の遊歩道を歩くとすると往復することが最良の選択になるだろうと思います。しかし、往復するとなると行程が長くなり、敬遠する人が多くなります。そうなると若い人達が主体となるはずで、若い人達の多くはウィークデーには歩けないので、ウィークデーはほとんど人が居なくなる。
 そんなことを考えていたら、天気がいいし、都合も付いたので、29日に歩いてみました。結果は思惑通り、トレイルの中では誰にも会わず、人影すら見ませんでした。秋葉公園でははるか遠くにぽつぽつと人影を見た程度でした。

 木もれ陽の遊歩道は支線ルートを含めて良く整備されていて歩き易く、また高い木々に囲まれていて太陽の直射を受けずにまさに“木もれ陽”の中を歩けます。しかし、平坦な個所が少なく、小さな起伏が連続していて少々歩き応えがあるトレイルです。“木もれ陽”という言葉から受けるゆったりのどかなイメージとはちょっと違うかもしれません。

 秋葉湖東端の秋葉第1キャンプ場の東屋の奥が“木もれ陽の遊歩道”の起点になっています。
 遊歩道には11か所のポイントが付けられていて、現在地確認や行程の進行状況が容易に把握できるようになっています。
 遊歩道では多くの東屋が立てられています。また上り下りの坂には階段が設置され、随所にベンチや案内標識があり、良く整備されています。
遊歩道の起点の標柱 階段上の案内板 起点近くの遊歩道

 第1ポイントと第2ポイントには東屋が設置されています。
 第2ポイントの東屋脇には水道が引かれていて、水飲み、水汲み、洗い物が出来ます。もちろん今もちゃんと水が出ます。
第1ポイント 第2ポイント 第2ポイントの水道設備
第3ポイント 坂道には階段があります 第4ポイント

 若宮廟への分岐を過ぎて登って行くとほどなくパノラマ展望台に到着します。ここはこのトレイルの中で一番高い場所で117m程の標高があります。
 標識には“展望”が省略され“パノラマ台”と刻字されています。書ききれなかったのでしょうか。
 もともとトレイル全体が高い木々に囲まれているので、見晴らせる視野は広くはありません。菅名方面が見えていました。
パノラマ展望台 標識 菅名方面が見晴らせます

 パノラマ展望台からは75m程下って広い車道に出、車道をトンネルでくぐります。トンネルを抜けるとアザミがたくさん咲いていました。
トンネルで車道を横断 トンネルを抜けるとアザミが迎えます 第5ポイント

 パノラマ展望台から先の遊歩道は少し寂しげな様相になります。
第6ポイント つばき山への分岐点 第7ポイント

 遊歩道は第8ポイントから大きく下って朝日集落の外れに出ます。畑地を抜けると朝日集落から五泉市に向かう林道脇にトイレが設置されています。
 トイレから朝日集落側に100m程進むと左側に案内標識があり、標識に従って進み、竹林を登ります。
 第9ポイントはさつき山への分岐点になっていて、東屋が建てられています。
 第8ポイント  トイレ 第9ポイント、さつき山への分岐点 

 各ポイントにはスペースがあり、ベンチが置かれそれなりのポイントらしさがあったのですが、最終ポイントの第11ポイントは遊歩道脇にポイント標識が立てられているのみです。
 トレイル終点は石油の里になりますが、遊歩道は中野邸近くの不動尊のお堂で終わり、後は車道になります。
 第10ポイント  第11最終ポイント  金津の不動尊

 時間が十分あったので、帰路は支線ルートの名所に立寄りながら帰りました。支線ルートも概ね良く整備されています。
 さつき山はさつきには遅いのですが、ツツジはまだ楽しめる時期のはずですが、今年はコロナ禍で閉鎖されているのでしょうか、手入れが為されておらず雑草が生え茂っていました。
 さつき山への遊歩道  さつき山風景 ツツジ 

 つばき山は越後三十三観音の三十番札所「普談寺」の裏山でつばきの木に覆われ、三十三体の観音様が安置されていて拝ん巡ることが出来ます。
 つばき山への遊歩道  一番観音仏  三十三番観音仏

 普談寺はとても厳かな雰囲気です。
 裏手にはつばき山公園がありますが、花は名札のみとなり、十年以上人の手が入っていないような雰囲気です。
 普談寺  本堂   つばき山公園(廃墟?)

 若宮廟に立寄って小口ルートから帰ることにし、パノラマ展望台から少し秋葉公園寄りに下った分岐から若宮廟に向かいました。
 若宮廟分岐点  若宮廟は東屋と社の間  若宮社

 若宮廟は高台にあり、見晴らしが得られます。
 小口ルートを下ると石油が浮いた池があり、遊歩道は池の脇を通って行きます。もちろん匂います。
 若宮廟からの眺め  石油が浮いた池1 石油が浮いた池2

 石油の池を過ぎ、秋葉公園に向かって歩いて行くと歩道が草に覆われています。
 熊沢キャンプ場から登ってくる林道に出てからは草に覆われた遊歩道を歩かずに林道を歩きました。
 熊沢キャンプ場からは往路で歩いた遊歩道に入れるのですが、面倒なので林道をそのまま通して歩きました。

 秋葉第2キャンプ場から秋葉第1キャンプ場の間の湿地にミズバシヨウが植えられていて、木道が設置されています。

 木道を歩いて秋葉第1キャンプ場に帰りましたが、ミズバシヨウはお化けになっていました。     (おわり) 
草に覆われた小口ルートの遊歩道  ミズバシヨウと木道