≪紀行文≫ |
|
|
〜〜〜山頂は遮るものが無い、360°の展望が待っていた〜〜〜 |
このところ人の気配がない山に行くことが多かったので、そろそろ人がいる山に行ってみようと思いました。あまり人が多い山も“なんだなぁ”ということで、ほどほどのところでと思い光兎山に行ってみることにしました。
今まで光兎山には雪がある季節にしか行ったことがなく、雪がある時には林道が通れないので千刈か田巻から入っていましたが、今回初めて中束(なかまるけ)から入りました。晴天の日曜日とはいえ、コロナによる非常事態が解除されてからさして間が無いので、人出は多くはないだろうと思いましたが、確実に駐車場所を確保するために早目に家を出ました。
中束の登山口に向かう林道を進んで行くと、登山口手前の車寄せに車がびっしりと置かれていました。これはやばそうと思いながら駐車場に到着すると、駐車場は満杯でした。仕方ないので千刈に行こうと林道を20m程先に進むとカーブの右側に空き地があり、車が2台留まっていました。 空き地にはまだ2台は駐車できるスペースがあります。林道と空き地の間には排水の為の溝があり、私のコンパクトカーでは腹を擂るのではと心配でしたが、ガツンといわずに無事に溝を越えられ、その空き地に駐車できました。
登山口から中束・千刈の分岐に向かう道は広葉樹と大きな赤松の道で、よく整備され緩い起伏の歩き易い道です。赤松が密生している所では、落葉した松葉が道に敷き詰められ、ふかふかと気持ち良い感触で歩けます。 |
|
|
|
中束の登山口 |
登山口至近の登山道 |
広葉樹に赤松が混じっています |
中束・千刈の分岐を過ぎると松などの針葉樹は全く無くなり、ブナ主体の広葉樹林になります。
奥山(虚空蔵峰)が近づくと小さなアップダウンが多くなります。 |
|
|
|
中束・千刈の分岐 |
ブナ主体の広葉樹林 |
奥山が近づくと起伏が多くなる |
国土地理院の地形図では奥山と記載されていますが、一般的には虚空蔵峰と呼ばれることが多いのではないでしょうか。
虚空蔵尊ご神体が安置され、2基の灯篭が設置されています。虚空蔵尊から20m程進むと三角点が設置されています。 |
|
|
|
虚空蔵尊 |
ご神体 |
奥山三角点 |
奥山(虚空蔵峰)と観音峰の間には美しく爽やかなブナ林が続いています。 |
|
|
|
綺麗なブナ林です |
観音峰 |
観音様のお堂 |
観音峰と雷峰の間にザレたヤセ尾根があります。難所と書いている山行記録もありますが、まぁ大嵐の時でもなければどうということなく歩けると思います。
ここは禿げた所なので、見晴らしが良く利きます。前方にようやく雷峰が見えました。 |
|
|
|
ザレたヤセ尾根 |
振り返る、観音峰と虚空蔵峰 |
前方は雷峰 |
雷峰が近づくとイワカガミやツツジが目に付くようになりました。
雷峰は光兎山の山頂方面が大きく開けています。ようやく光兎山の山頂が見えましたが、まだまだずーっと遠方です。 |
|
|
|
イワカガミ |
雷大権現さまのご神体 |
雷峰から光兎山 |
姥石の脇を通り、2〜3か所のくさり場を越えると光兎山の山頂直下に出ます。
雷峰を越えると日差しを遮るものが無くなります。もろに太陽の直射を浴びます。帰宅してから気象協会のデータを見たら、この日の最高気温は28°Cとなっていました。
雷峰から光兎山山頂までの間は、とにかく暑くて汗だらだら、熱中症が心配で、意識してスピードを緩めて歩きました。 |
|
|
|
姥石、座った姥の後ろ姿に見えます |
くさり場 |
光兎山の山頂部、もう少しです |
光兎山の山頂は遮るものが無く、360°の展望が開けています。
山頂にはほかの人達もいたのですが、人が移動したタイミングを逃さずシャッターを切り、うまい具合に人を入れずに写真が撮れました。
(おわり) |
|
|
光兎山山頂 |
|
飯豊方面 |
越えて来た峰々 |
|