≪紀行文≫ |
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〜〜〜新潟県の北の外れ、こんな所にまでイノシシが?〜〜〜 |
このところ晴れた日にはぶらぶらと山菜を採りに行って遊んでいる日が多かったのですが、そろそろ山菜に飽きがきて、せっかくの山菜をおいしいと感じて食べるにはしばらく間を置いた方がいいだろうと思い、普通に山歩きに行ってみました。
向かった所は村上の旧山北町の丸山です。このところの山歩きは村上方面が多いのですが、コロナ対策で人気の薄い所に行っているわけではなく、登るのに時間が掛かる場所はおっくうで、お手軽そうな場所に何となくふらりと行っているだけで特段の意図はありません。
丸山に通じる尾根上に放送中継所があり、中津原集落から中継所に登る巡視路があるので、尾根までは巡視路を利用して登りました。
国道7号線を村上から山形方面に向かうと、中津原洞門の手前右側にトイレも設置されている広い駐車場があり、そこに駐車しました。
洞門を越え、勝木川に架かる赤い橋を渡って中津原集落内を道なりに進み、集落奥で道が直角に右に曲がった所から20m程先に進むと集落の墓地に向かう小径が左に伸びています。墓地から先、この小径の延長が放送中継所の巡視路になっています。 |
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国道7号線中津原洞門前の駐車場 |
国道7号線から中津原集落に向かう橋 |
集落の墓地に向かう小径、巡視路入口 |
集落の墓地を過ぎると巡視路にシダ類が覆いかぶさり寂しげな感じになります。でも巡視路に沿って東北電力の標柱が頻繁に立てられていますし、巡視路沿いの木には赤テープが巻かれ、古いブイが所々に括り付けられているので巡視路を失う心配はありません。 |
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集落の墓場の先に巡視路が延びている |
シダ類が覆い寂しげな様子になります |
巡視路を示す標柱や目印が頻繁にあります |
中継所がある尾根が近くなるとシダ類は無くなり、歩き易くなります。巡視路は中継所と丸山が連なっている尾根の鞍部で尾根に上がります。
鞍部から南に尾根を辿れば丸山、巡視路なりに北に向かえば中継所です。せっかく巡視路を歩いて来たのですから、まずは中継所に行くことにしてそのまま巡視路を進みました。
中継所の直下は急傾斜になっていて、ロープが設置されていました。
中継所では見晴らしを期待していたのですが、中継所の周りはうっそうとした木々に囲まれていて、アンテナ塔にでも登らない限り、残念ながら人の目線の高さでは見晴らしは得られませんでした。 |
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尾根に出ると歩き易い |
中継所の直下は急傾斜です |
中継所、刈払いはこれから? |
中継所から鞍部に下り尾根伝いに丸山に向かいます。鞍部の近くでは踏み跡などが視認できませんが、進むにつれて踏み跡が視認できるようになります。
尾根直上には木が無く、廊下状に空いているので、かつてはちゃんとした道があったのではないかと思われました。 |
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鞍部直近、丸山に向かう尾根の様子 |
尾根の直上が空いています |
尾根を覆うチゴユリの下に踏み跡あり |
山頂が近づくに連れて尾根の踏み跡はしっかりしてきます。足元を覆う植物もチゴユリからイワウチワに変わってきます。 |
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踏み跡がしっかりしています |
尾根上はイワウチワに覆われています |
山頂直下、
藪のように見えても踏み跡視認可 |
山頂には三等三角点が設置されています。三角点の脇に測量用のポールが一本立てられていました。
三角点の周りがやたらと掘り返されていました。最初は埋まった三角点を誰かが掘り出したのかと思いましたが、人が堀ったにしては非効率な掘りかたです。そこで思ったのは、五頭や菅名でイノシシがあちこち掘り返していますが、もしかしてイノシシかも知れないということ。途中の尾根にも2、3箇所掘り返しがありました。ここは山北、新潟県の北の外れ、こんな所にまでイノシシが来ているかなぁ、と信じられない感じでした。
山頂の反対側を見ると、尾根上に踏み跡が続いていました。この踏み跡がどこに続いているのか確かめたいと思いましたが、この日は午後4時前には帰宅しておく必要があったので、手早くおにぎりをほうばって、後ろ髪を引かれながらも下山しました。(おわり) |
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山頂の様子、ツツジの根元に三角点 |
三等三角点、周りの掘り返し |
山頂の反対側の尾根の踏み跡 |
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