会山行紀行文 2020年
4/8(水)
晴れ
(さかとやま)
花の山・坂戸山

  m
参加者 (紀行文) 2052 M/T
4名
(男性1名・女性3名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
新潟発(7:00)=六日町IC=鳥坂神社登山口(8:55-9:15)…薬師尾根コース…坂戸山山頂(10:40)…大城・昼食(11:00-11:45)… 坂戸山山頂(12:00)…城坂コース… 鳥坂神社登山口(13:25-13:40)=六日町IC=新潟着(16:00)
≪紀行文≫
〜〜〜花を満喫した一日でした〜〜〜

 カタクリの花で有名な坂戸山へ、晴れの日を待って出かけました。鳥坂神社脇の駐車場は残り僅か、駐車できラッキーでした。もう下山して帰る人もおり、市民登山の山になっているようです。

 鳥坂神社脇より登山開始。坂戸薬師堂からの石段を登り、その先は点々と置かれた仏像に導かれての登りです。小さな三連の赤い鳥居を過ぎると、一面のカタクリの群生地でした。

 御居間屋敷跡を過ぎると、階段ばかり。ず〜と階段登りです。辛い階段登りですが、嬉しいことに路肩にはイワウチワ、イワナシの群落が続きます。コブシの花も咲いています。

 振り返ると眼下には青く蛇行する魚野川に南魚沼市街、向かいには残雪の金城山と眺めが素晴らしいです。 
 坂戸山GPS軌道(クリックで拡大)
鳥坂神社脇の駐車場 石の階段に始まり 石仏を見ながらの登り
三連の赤い鳥居 薬師尾根コースのカタクリの群生 眼下の南魚沼市街
イワウチワの群落 次々とイワナシの花 階段登りが続きます
青空に映えるコブシの花 金城山を正面に さいごの鎖付き鉄梯子

 寺が鼻コースの分岐を分け、更に階段が続きます。地元の方は軽装で、階段をぴょんぴょん降りてきます。若者は30分で山頂へ行って来たと言っていました。どうやら坂戸山は地元の方のトレーニングの場になっているようです。鎖のついた鉄梯子を登ると山頂。高さは弥彦山、東京スカイツリーと同じ標高634mでした。
広い坂戸山山頂 山頂の富士権現の社 坂戸山の標高は「ムサシ」

 山頂から小城、大城へ向かいます。いくつかの堀切を越え、土塁が良く残っている大城に到着。これから咲くカタクリを守るためロープが張ってあります。オクチョウジザクラ越しの残雪の山々をご馳走にゆっくりと昼食をとりました。春の陽のもと、ヒメギフチョウも舞いのどかな時間を過ごすことが出来ました。
大城に向かいます 大城の土塁 オクチョウジザクラ越しの眺め
ヒメギフチョウかな? 大城から見た坂戸山山頂 まだ雪も残っていました

 一旦、坂戸山に戻り城坂コースを下ります。杉林を抜けると、ジグザクに切った緩やかな下りです。このコースもすごい! 最初から最後までカタクリ・ロードでした。白いカタクリも一輪咲いていました。カタクリにエンレイソウ、キジムシロ、キクザキイチゲ、ムラサキケマンが混じり花の絨毯です。

 一本杉を過ぎると、咲き始めた桜に、一面のカタクリ群生地が続きます。坂戸城跡の周りもカタクリ群生地。群生地と言うより、もうカタクリの畑です。結局、鳥坂神社登山口近くまでカタクリ畑が続いていました。
 ジグザグに下る城坂コース  見つけた!白いカタクリの花 城坂コースのカタクリの群生 
 桜の花も咲き始め  坂戸城跡の石柱 畑のよう、一面カタクリの花

 薬師尾根コースのイワウチワにイワナシの花、城坂コースのカタクリの花を満喫した一日でした。
 帰路、六日町の名物、お六饅頭を買って帰りました。「お六」は直江兼続の幼名「与六」に由来しているそうです。美味しかったです。

 坂戸山のカタクリの花は、聞きしに勝るもの。その多さに圧倒されました。山麓に近い方のカタクリは花期が過ぎましたが、小城・大城ではカタクリの葉が出たばかりでした。これからの開花が期待されます。ぜひ、機会がありましたが360度の眺望とカタクリを楽しんでください。お勧めです。

≪坂戸山の花・花・花・・・≫