≪紀行文≫ |
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〜〜〜好天に誘われて、花見山〜鳴沢峰〜菅名岳を周回〜〜〜 |
小山田のヒガンザクラはまだ早いのですが、好天に誘われて、久しぶりに花見山〜鳴沢峰と歩いてみたくなり、菅名岳を含めて周回しました。
とても天気が良くなる予報だったので人出が多くなるだろうと思い、早出は苦手なのですが、駐車場確保のために私としては早目の時間に家を出ました。やっぱりコロナの影響なんですね、私には早目の出立なのですが、世間的には普通の時間帯だと思うのですが、駐車場には1台も車がありませんでした。人に出会ったのは鳴沢峰から菅名岳に向かう尾根途中で一人、菅名岳山頂で2組3人、計3組4人だけでした。 |
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小山田ヒガンザクラ樹林の駐車場 |
小山田ヒガンザクラ樹林の園地 |
花見山に向かう尾根への入口 |
小山田ヒガンザクラ樹林の遊歩道を離れて尾根に出ると送電鉄塔が建っていて、周囲が開けてきます。尾根上の道は送電線の保守用道で、昨今は自治体の財政が厳しくて登山道の整備にお金が回らなくなっているのですが、さすが電力会社さんきちんと整備されています。
送電鉄塔144号の周辺にはフキノトウがたくさん生えていました。 |
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尾根に出た個所の送電鉄塔から |
送電線保守用道、良く整備されています |
144号送電鉄塔のフキノトウ |
送電線保守用道は花見山の山頂が間近になると山頂には向かわず、山頂部をトラバースしていきます。登山道は送電線の保守用道から分岐して花見山の山頂に向かいますが、送電線保守用道に比べかなり見劣りする道になります。
花見山の山頂には標高648.9mの三等三角点が設置されています。 |
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登山道分岐、左送電線保守用道、右登山道 |
花見山山頂直下、右は鳴沢峰 |
花見山山頂の三角点 |
ところがところがびっくりです。山頂の岩の上に大谷山と白ペンキで書かれた木片が置いてあります。この木片はかなり大昔からこの場所に置いてありました。誰がどんな根拠で木片を置いたのか知りませんが、北緯37度43分03秒、東経139度16分05秒、標高648.9m、ここは私にはまぎれもなく花見山なのです。
花見山の山頂はとても見晴らしが良い場所です。眼下にはブルーの阿賀野川の流れ、眼前には宝珠山から菱ヶ岳に連なる五頭連峰、その左には真っ白い飯豊の山々が横に広がっています。 |
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岩の上の木片 |
花見山山頂から眼下の眺め |
鳴沢峰 |
花見山を過ぎると、道形はしっかりしていますが、道はいっそう心細い道になります。
鹿返しの少し手前になだらかな丘のような山容の峰があります。北緯37度42分55秒、東経139度16分19秒ここが私の大谷山です。ここにもかなり昔から鹿返ノ峰と書かれた薄板が立ち木に付けられています。 |
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大谷山に向かう道、少し心細い道です |
大谷山山頂の薄板 |
鹿返し |
鹿返しの道は近年手入れがされていません。道形はまだはっきりしていますが、かなり藪っぽくなってきています。このままでは早晩通常の登山感覚では歩けなくなるだろうと思われます。
菅名各地に保養センターコースに関する看板が目に付きます。肝心なところが脱色して良く読めないのですが、そこには「登山道として案内しておりません」と書かれています。要は“保養センターコースの手入れはしませんよ”ということだと思います。保養センターコースの一部である鹿返し道も当然手入れはされないということになります。 |
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鹿返し道の様子、藪っぽい |
保養センターコースに関する看板 |
左・五葉尾根コース、右・鹿返し道 |
鹿返し道を上り詰めて五葉尾根コースとの分岐を過ぎると雪も安定して付いています。
鳴沢峰山頂直前に咲花温泉へのコースが左に下りますが、足跡が全くありませんでした。行ってみたいなとの思いが湧いてしばし眺めていました。 |
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鳴沢峰山頂近く、安定して雪が付いています |
咲花温泉に下るルート |
鳴沢峰山頂 |
鳴沢峰の山頂は周りが開けています。特に飯豊や五頭連邦方面の眺望は見事です。 |
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白く広がる飯豊の山々 |
五頭連峰 |
菅名岳、右最奥白い峰は粟ヶ岳 |
鳴沢峰から菅名岳に向けては緩やかな起伏の開けた尾根上の歩きになります。周りの景色を楽しみながら歩いていると、遠くに見えた菅名岳もさほどの時間経過を感じずに山頂に到着します。 |
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尾根状から菅名岳 |
尾根上から鳴沢峰を振返る |
菅名岳山頂 |
菅名岳からは小山田登山口に向けて丸山尾根を下りました。丸山尾根は明るくてとても気持ちが良い尾根です。 |
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7合目 |
椿平、左に行けばどっぱら清水経由の下り |
明るく気持ち良い尾根が続く |
さぁ、やってきました。小山田コース名物
地獄の階段の下り口です。
小山田登山口から丸山尾根まで標高差140m
に575段の階段が刻まれています。
今回は上りではなく、下りなのでほっとします。
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地獄の階段の下り口 |
地獄の階段を下りきって、ほっとして振返りました |
階段の付近にはこんな花が咲いていました。 (おわり) |
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イワウチワ |
紫のキクザキイチゲ |
白いキクザキイチゲ |