≪紀行文≫ |
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〜〜〜雪のない笠峰登山は思い出に残る一日〜〜〜 |
新潟平野の東に屏風を立てたように、今の季節はうっすら雪化粧して白山から宝蔵山さらに鞍部の橋立から権ノ神山、粟ヶ岳が続きます。
橋立から西に延びる稜線上にある483.8mの三角点ピークが笠峰ですが、地図に山名は記載されていません。
例年今の時期は積雪は2メートルを優に超えます。上高柳集落の除雪端でワカンを装着したら、のっけからラッセルが始まるのです。しかし昨年までの話です。でも今年は全く雪がありません。バスは集落奥に続く林道を尼池山への分岐まで進みました。
高柳川にかかる橋を渡り左岸を進むと、鉄塔・中越幹線の看板と真新しい「笠峰登山口」の標識が現れました。いつもだと林間の深雪を踏んで進むのですが、はからずも無雪期の登山道を歩くことになった今日はじめて、よく整備され歩きやすくなった道に気づきました。 |
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GPS軌跡(クリックで拡大) |
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バスで尼池分岐まで |
新標識は立派 |
道張り良好 |
121番鉄塔の巡視路に続く登山道を集落の人たちがヤブ刈と道張りをしてくれたのだそうです。それに集落の飼い犬が道案内をしてくれました。ワンコの名前は「越の流星2号」とか。散歩中の飼い主が追いついて、教えてくれました。血統書付きの長野犬だそうです。 |
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ワンコが先導 |
鉄塔到着 |
ワンコはアイドル |
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親切な標式 |
粉(こ)をふいたような雪 |
やすみましょう |
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ワンコかわいい |
ここがふんばり処 |
ふんばって「イエィ〜イ!」 |
行程中も雪はまったくなく、落葉で滑る急坂をあえぐと山頂に到着しました。
独立峰なので展望はよく、前方左側に丸みを帯びた宝蔵山が雪で薄化粧をした姿みせ、権ノ神岳から粟ヶ岳にかけての稜線はあいにくの厚い雲がかぶさって見えませんでした。
今年傘寿を迎えられたというIリーダー氏を祝って全員で記念写真におさまりました。
(俳句) 祝傘寿雪の山恋ふ山男
めでたく雪も降り出したところで、下山にうつると途中で雪が雨に変わりました。 |
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宝蔵山見えたー |
権ノ神山は雲の中 |
岸壁スラブが荒々しい |
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マンサク蕾(見えにくいですが) |
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集合写真 |
雪が雨に変わりました |
まったりと七谷コミセンの湯に浸かり、食事をして予定より少し早く新潟に戻りました。
雪のない笠峰登山は思い出に残る一日となりました。リーダーさんはじめ参加者のみなさんありがとうございました。(おわり) |
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