会山行紀行文 2019年
10/30(水)
曇り
(ふたごやま)
二子山(川口)

参加者 (紀行文) 2013 A/A
No−T60 グレード:E 20名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2013 A/A (男性8名・女性12名) (写真) 2013 A/A
≪コースタイム≫
新潟駅南口(8;05)=越後川口IC=中越地震震央(9;55)=二子山遊歩道(10:30)…東山遊歩道(12:45)=きずな館(昼食12:50-13:50)
=道の駅越後川口=「機那サフラン酒」蔵鏝絵…吉乃川「醸蔵」=新潟駅南口(16:15)
≪紀行文≫
〜〜〜中越地震の跡をたずねて〜〜〜

 15年前の10月に発生した中越地震の震源地である旧川口町にある二子山遊歩道と東山遊歩道を歩いてきた。地震により各遊歩道も崩落したがボランティアの活動により遊歩道も整備されている。 
 二子山遊歩道に行く途中に地震の震源地である「震央」に立ち寄った。現在は3枚の田に整備され少し離れた所に当時の地震記録の看板が設置されている。
 二子山遊歩道口に到着するが朝までの降雨によりガスがかかっているたが天気も回復の予報で雨具の装着せずに出発した。

 遊歩道入口の坂を5分程上ると二子山北峰に到着。山頂には地震で崩落した休憩舎が現在もそのままになっていた。また、北峰には2等三角点が設置されている。 
 南峰には、祠が設置してあり昔からの信仰の山となっている。山頂からは下界の眺望も越後三山は見えないものの遠く堀之内・小出の町が墨絵のように見ることができた。

 (俳句) 震源地棚田となりて霧流る  (俳句) 紅葉して地震の崩の残りをり
 (俳句) 朴落葉踏み北峯へ登りつく  (俳句) 南峰小さき祠に濃りんどう

  二子山に上る  北峰の崩落した休憩舎  2等三角点にタッチ
 南峰の祠  二子山を下る  二子山の急な階段

 二子山を下山すると道路を挟んで東山遊歩道に続くが、道路脇の丘に地元の人が畑を耕作しているおり、この場所から米山や小千谷市方面を眺望することができた。  

 東山遊歩道口からは尾根伝いに紅葉した木々の中を歩く、途中には所々に展望が開けた場所があり眼下に養鯉池や刈取り後の田、遠く駒ケ岳がうっすら見える場所で立ち止まって展望を楽し見ながら進むと展望台に到着した。

 展望台は地元の住民が建てたもので、キノゴ形をしたコンクリート造りで1階は雨宿り、屋上から360度の展望ができる。
 また、広場に山座同定盤が設置してあり、三山、巻機山方面や妙高山方面を確認した。

 (俳句) 霧晴れて越後三山淡く浮き (俳句) 鯉すでに冬支度して池乾く
 (俳句) 茸生ふ茸の型の展望台   (俳句) 木漏れ日にきらりつつじの返り花
 (俳句) どんぐりの散り敷いてゐし下山道

 
 秋の実  季節はずれのツツジの花  地震の傷跡
 遠く山容を望む
 キノコの展望台で休憩 記念写真 


 キノコの展望台を後にして電波搭のある場所に到着し東山遊歩道の散策も終わりバスで数分の「きずな館」で池や芝生を前にゆっくりと昼食タイムをとった。
きずな館で昼食

 午後からは道の駅経由で長岡市摂田屋地区の「機那サフラン酒」の蔵にある見事な12支の鏝絵を見学し、今年10月にオープンした吉乃川酒造の「醸蔵」で門外不出の純米吟醸酒(有料)や2種類の酒(無料)を試飲し中之島見附IC経由で帰路に着きました。

 (俳句) 十二支を彩る鏝絵秋晴るる  (俳句) 蔦紅葉からむ酒蔵天高し
サフラン酒蔵鏝絵
サフランの花 サフラン酒の看板