≪紀行文≫ |
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〜〜〜険しい山の姿を間近に見られて、良い一日でした〜〜〜 |
6:10
雨こそ降っていないが、夜が明けきらない薄暗い中、24名は谷川岳付近の好天を期待しながら新潟駅を出発した。
途中の湯沢は雨模様であったが、関越トンネルを抜けると明るく薄陽がさしている。
旅館が点在する道をバスは上り、谷川岳登山指導センター前に到着する。
9:00
ロープウェーを背に、なだらかな広いアスファルト道路をゆっくりと登る。
谷を挟んだ向こうの山の斜面は、紅葉で赤く色づいていた。
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谷川岳登山指導センター前 |
アスファルト道路 |
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9:30
マチガ沢出合に到着。
沢の名は、昔きびしい山越えで、ここに人家の明かりをみつけたことから「町がある」=「マチガ沢」になったとか……。
山頂付近は雲に覆われていた。小休止後、一ノ倉沢をめざす。
黄色い電気自動車が私達を追い越していく。この「倉ちゃん」という名のバスは、ロープウェー乗場から一ノ倉沢まで走っている。
8人乗りで、1人500円のガイド料がいる。さほどキツくもない坂だが、満席だ。 |
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マチガ沢出合 |
バス「倉ちゃん」 |
10:00
登るにつれ、紅葉もあざやかさを増してくる。
一の倉沢が見えてきた。
山頂付近は、またもや雲に覆われていたが、岸壁は絶景!
これが青空であったら、もっとスゴイのだろう。
一の倉沢の下は広場になっており、立派なトイレやベンチなど整備
されている。
軽装の観光客も多く、にぎわっていた。
昼食にはまだ早く、次の沢に向けて出発。
ここからは道幅も狭くなり、土の道になる。登山者もぐっと減る。
途中、遭難した若者達を悼むレリーフが岩に何枚も埋め込まれて
いた。 |
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にぎわっている一の倉沢出合 |
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谷川岳の岩壁の美しさは、多くの命をのみ込む魔力を持っているのだろう。
また、山側斜面には、石垣がところどころにある。
この登山道は、明治半ばに馬車道としてつくられたそうで、その名残かもしれない。その昔には、上杉謙信も通ったとか……。
現在、この先は廃道になっているが、立派な国道である。 |
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谷から湯(ゆ)檜(ひ)曽(そ)川の音を聞きながら登ると幽の沢出合に着く。
一の倉沢より小振りだが、山頂に雲がなく、全景を見ることができた。
私達の近くで、体格のよい2人のクライマーが沢を登っていった。
それを見送り、大小の岩の上でランチタイムとした。 |
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昼食 |
幽の沢出合 |
昼食後、先に進む。
道幅はさらに狭く、山深くなっていく。
左側は岩壁で、よく見ると金属ボルトが打ち込まれており、クライミングの練習用であることがわかる。
雨も降り始めたので雨具をつけ、今来た道をセンターに向かって帰路についた。
険しい山の姿を間近に見られて、良い一日でした。
リーダーさん、参加された会員の皆さん、ありがとうございました。 |
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クライミング練習の岩壁 |
集合写真 |
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