会山行紀行文 2019年
10/01(月)
晴れ
(ひなたやま)
日向山と彼岸花棚田

633m
参加者 (紀行文) 2052 M/T
No−T47 グレード:D 26名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2052 M/T (男性7名・女性19名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=花園IC=道の駅果樹公園あしがくぼ(10:20-10:45)=山の花道駐車場(10:55-11:00)…日向山山頂・昼食(11:25-12:35)
…山の花道駐車場(12:55-13:05)=寺下棚田(13:30-14:15)=花園IC=新潟駅南口(18:40)
≪紀行文≫
〜〜〜秩父の秋の原風景を楽しむ〜〜〜

 9月18日予定の山行が悪天候のため、本日に延期されての実施でした。待ったかいあって、秋晴れに恵まれ嬉しい山行日和になりました。
 日向山は秩父市街地の南に位置し、山頂からは展望が良く、武甲山や二子山が望めます。そして、彼岸花の咲く寺坂棚田は埼玉県最大級の棚田で、武甲山の北麓に位置しています。畦道を彩る彼岸花は百万本と言われ、日本の田園の原風景の一つになっています。

 バスは一路奥秩父へ、道の駅「果樹公園あしがくぼ」で最後の休憩。ちょっと早めの買い物、農産物コーナーに珍しい果物がありました。
 Sさんの話では、この時期、この場所にしかないとテレビで放映されていたそうです。さっそく、その珍しい果物「ポポー」を買いました。

 登山口のある「山の花駐車場」へは、勾配があり曲がりくねりなかなかの道路です。ドライバーさんの上手な運転で駐車場に到着。
 靴を履き替え登山開始。標高差80m弱の上りですが、階段の急こう配の箇所もあり転ばぬように注意。
 台風の影響で10月にしては、なかなか暑いです。休みを入れながらゆっくりと山頂を目指しました。

 (俳句)早立ちの越後路はみな霧の中  (俳句)八十九祝はれし旅晴るる  (俳句)山萩の枝垂れこぼるる登山口
 準備はOK、出発  桜の大木、花の頃に訪れてみたい 鹿害を防ぐネットをかけた紅葉
 一旦下ります  転ばぬよう階段は注意!  山頂はすぐそこです

 日向山の標高は633m。山頂には1mプラスの展望台が設置されています。「武蔵」には1m足りないので作ったと言われていますが、スカイツリーと弥彦山と同じ高さの方が我々にはぴったり来ます。

 展望台に上り、武甲山を眺め、弥彦山とスカイツリーの同じ高さを味わいました。

 山頂の木陰は吹き抜ける風が心地よく、ゆっくりと昼食を取ることができました。

 Kさん、お点前のお薄の味も格別美味でした。

 (俳句)木洩れ日の野点に秋の蟻も寄り  (俳句)草の穂を踏む下山道奥秩父 
日向山山頂の標識 
立派な山座同定盤 武甲山を写真に 634mに挑戦
 楽しい昼食
 山でのお薄は格別  山頂での集合写真
山頂に大黒様? 下山開始 点呼を取って棚田に出発

 彼岸花の咲く寺坂棚田へバスで移動。今年は彼岸花の開花が2週間ほど遅れており、ちょうど見頃と聞いています。
 武甲山をバックに、案山子と朱色の彼岸花が出迎えてくれました。
 棚田の畦を縁取るように咲く彼岸花、たわわに実った稲穂、田んぼに作られたはさ掛け、はさ掛けを行う農家の方の姿、日本の秋の風景です。 懐かしい気持ちに浸りながら棚田を散策しました。

 追記:ポポーには「バナナとマンゴーをミックスさせたような香りと甘み」と表示されていました。食べてみると、果肉はクリーミーでマンゴーよりも優しい味で、今まで食べたことのない食感と味で美味しかったです。

 (俳句)彼岸花今咲き競ひ一面に  (俳句)ねずみ除けとて畦毎に彼岸花  (俳句)稲を干す人赤く染め彼岸花
 (俳句)さまざまに立ちゐる案山子ひがん花  (俳句)山あいの棚田穂波とひがん花
 今は盛りの彼岸花  名カメラマン揃い 白花もありました 
拘りのカメラマン 彼岸花ロードを歩く 見事!花火のよう
 はさ掛けする農家の方  珍しい果物ポポー  クリーミーな果実

 棚田の畦に咲く彼岸花、たわわに実った稲穂、田んぼに作られたはさ掛けに秋の原風景