会山行紀行文 2019年
8/5(月)
晴れ
(にゅうかさやま)
入笠山花めぐり

  m
参加者 (紀行文) 2052 M/T
No-T41 グレード:D-E  64名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2052M/T (男性16名・女性48名) (写真)2051S/T 2052M/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=諏訪南IC(10:05)=富士見パノラマリゾート山麓駅(10:15-10:45)≒山頂駅(11:00)…入笠湿原(11:20)…入笠山登山口(11:40)
…入笠山山頂(12:30-13:10)…山頂駅(14:30)≒富士見パノラマリゾート山麓駅(15:15)=諏訪南IC=新潟駅南口(19:40) 
≪紀行文≫
~~~天空のお花畑に魅せられて~~~

 花の宝庫と言われる入笠山と入笠湿原は南アルプス北端にある山です。7月末から8月上旬が一番花の多い期間です。天空のお花畑に清々しい風、そして爽快な景色を求めての山行でした。
 バスは予定より早く富士見パノラマリゾート山麓駅に着きました。早速、ゴンドラで山頂駅に向かいます。真正面に八ヶ岳を眺め空中散歩、高度を増すごとにゴンドラ内に涼しい風が入ってきます。「涼しくっていいね!」と一気に高原気分満喫です。

 大人数のため、皆様の体調に合わせ①入笠山登山②お花畑散策③山野草公園散策の三つのグループに分かれて出発です。
 ①入笠山登山②お花畑散策グループは登山口のお花畑までは一緒ですが、さすが登山グループの足並みはそろい早いです。
 鹿の害を防ぐために、入笠湿原、お花畑の周囲はネットで囲われ出入口には扉が付けられています。扉を潜り、入笠湿原へ。
 今年は7月末までの日照不足のため、咲いている花の種類がずれていましたが、珍しいチダケサシにクガイソウの群生が出迎えてくれました。開花が遅れているクサレダマ、サワギキョウも咲き始めています。

 (俳句)高原はさわさわさわと風涼し    (俳句)八ヶ岳間近にありて雲の峰

 (俳句)唐松の色少しあせ日の盛り    (俳句)鹿除けのネットにからむ夏あざみ
 八ヶ岳を正面に空中散歩  登山グループ出発  鹿防止扉を潜り湿原へ
珍しいチダケサシの群生 写真は上手く撮れたかな? 鹿防止ネットに保護された湿原

 お花畑散策グループはゆっくりと花の饗宴の観賞です。ハクサンフウロウ、シモツケ、ヤナギラン、キナバノヤマオダマキ、オオバセンキュウ、ワレモコウと、からっと晴れた青空に花々の色が一段と鮮やかです。

 その後、マナスル小屋前の木陰で昼食をとりました。

 涼しい風が心地よく、Kさんが点てて下さった野点の一服に至福の一時を過ごしました。

  (俳句)湿原の小さき流れに川とんぼ  (俳句)大草原ほつほつほつとやなぎらん

  (俳句)しもつけの右に左にちっぷ道  (俳句)笹の原すぎ一面のくがいそう

  (俳句)高原の風の野点に夏の蝶 
   (俳句)幼児も犬も炎暑の法華道  
 マナスル小屋前の木陰で一休み
 青空へ続くお花畑  この花は何かな? 木陰で野点を一腹 

 登山グループは足並みが揃い、お花畑もリズムよく登って行きます。
 山頂へは岩場迂回コースを取り、最後の急登を登り切りました。
 広場のような山頂は、風があり暑くもなく快適。360°の展望です。富士山も見え、山座同定盤で山々の確認を楽しみました。   
鮮やかなシモツケの花   ヤナギランも咲き始め  足並み揃い高度増し
山頂から見えるのは? 八ヶ岳がご馳走の昼食 山頂に別れを告げ下山
登山グループの山頂での集合写真

 山野草公園グループはセンジュガンビやユウスゲの咲く公園内をゆっくりゆっくりと花めぐりを行い、早めに山頂駅の休憩所で休むことができました。
 最後の締めは、ソフトクリームです。高原で食べたソフトクリームの味は格別のものでした。ゴンドラ利用のサービスはよく、ソフトクリームの割引券に下りの乗車でのおしぼり、そして冷え冷えのトマトジュースのサービスがありました。

 涼風に吹かれ、たくさんの高山植物の花々に出会え、そして最後は美味しいものを食べ、高原の夏を満喫した一日でした。

(俳句)草原に一輪すっと吾亦紅

(俳句)一面のお花畑に蝶ひくく

(俳句)ゴンドラの駅の風鈴のさわやかに
 ソフトクリームで元気回復 嬉しいおしぼりのサービス
たくさんのトンボと蝶の飛び交うお花畑
全員の集合写真

≪入笠湿原、お花畑、山野草公園で出会った花々≫