≪紀行文≫ |
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〜〜〜カモシカに会いました!〜〜〜 |
登山道は、雨が流れたように掘れた所や転がってきたであろう石がありでこぼこ、気を付けながら歩きました。
オレンジのれんげつつじ、濃いピンクの岩かがみ、ピンクがかった白い皮をしたダケカンバ・・そして、少しぐらいの雨ならば防いでくれそうな緑のトンネル。
(俳句)梅雨入りの越後路は雨信濃路へ (俳句)万緑に分け入る如き登山口
花や木の名前などを話しながら進んで行くと、前を歩いていた人たちから「シー」の声。そして、指す方を見ると、なんとカモシカでした。林の中、5、6メートルくらいの所に。みんなでじっと見ていましたが、カモシカは気にする様子もなく平然と草を食べて?いました。しばらくすると、カモシカはゆっくりと林の奥の方に歩いて行きました。とてもびっくりしました。
(俳句)かもしかと見つめ合いいし登山道
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新緑の登山道 |
ダケカンバ |
カモシカに出会う |
再び歩き始めると、今度は、道端の草の所に、白いレースのような大きな羽を広げたチョウがいて、またも驚きでした。それは、オオミズアオという珍しい蛾だそうです。とてもきれいで、代わる代わる写真を撮りました。
(俳句)羽透けて今羽化(うか)終えし夏の蝶
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視界が開けた所に「小浅間山山頂」という看板がありました。見ると、丸い低木だけの小山がありました。
今日一番の急登。登山道は、砂利と石ころで不安定。その上、右側は転げたら止まりそうにない急な斜面。
1列になり注意しながら黙々と登りました。
登っている途中で、振り返ると雲を頂いた浅間山と右手ずっと奥には妙見山や赤城山などの山々が見えて、とてもよい眺めでした。
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羽化したばかりのチョウ |
ザレ場の登り |
山頂で昼食をとり、その後はいつものお点前を頂き、楽しい時間を過ごしました。
(俳句)老鶯の一声(ひとこえ)峯の野点かな
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小浅間山の標柱 |
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野天(のだて) |
集合写真 |
下山は、登りよりも一層気を付けてゆっくりと歩きました。
(俳句)唐(から)松の若葉の中のがれば道 (俳句)右左れんげつつじの道続く (俳句)下山道つまとり草の折々に
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下山後は、白糸の滝に行きました。レースのカーテンのようなきれいな滝でした。岩から流れ出る水はどこから来るのかしら・・不思議でした。
白糸の滝岩間から一面に
滝の水含(ふふ)めば山の味もして |
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レンゲツツジ |
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白糸の滝 |
新潟が雨降りだったので天気を心配しましたが、山行中は晴れて活動を楽しむことができました。 |
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