会山行紀行文 2019年
4/17(水)
晴れ
(あらくらやま)
荒倉山
(鶴岡市)

307m
参加者 (紀行文) 2052 M/T
No-T12  グレード:D 16名
 担当リーダー 2051 S/T (男性6名・女性10名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=聖篭新発田IC=ホテル八乙女(8:45-9:00)…展望台(10:30-10:40)…荒倉山(11:45-12:30)…荒倉神社(13:00-13:10)…展望台(13:40-13:50)…ホテル八乙女(14:45-15:00)=聖篭新発田IC=新潟駅(17:50)
≪紀行文≫
~~~庄内の花の山・荒倉山~~~

 荒倉山は、美しい由良海岸沿にある里山です。地元の人に「庄内アルプス連峰」と呼ばれている中の最高峰になります。昔からの信仰の霊山で、山頂付近にある荒倉神社は、平安時代中頃には、東の羽黒山に対して「西羽黒」と呼ばれるほど賑わっていたそうです。

 晴天に恵まれバスは日本海沿いを北上、ホテル八乙女脇の駐車場に到着。
 日本海を眺めながらの登山準備、準備体操もしっかり行い出発しました。民家のような水道局建物脇にある登山口は、標識がなく分かりづらい。下見の時に間違えてしまったと言うリーダーの話も納得です。
海を眺めながら登山準備 準備体操もOK! これより登山開始

 「尾根に上がるまで、少しの急登があります。頑張りましょう!」とリーダーの説明。ゆっくりと一歩一歩頑張りました。スミレやキクザキイチゲの花が出迎えてくれました。
 登山道の両脇にはキツネノカミソリの葉がずーっと続き、花の頃は見事だろうねと話が弾みました。
 眼下の日本海を眺めながら、よく整備された尾根歩きは快適。カタクリの群生地が続き、シラネアオイも咲いていました。途中でヤマルリソウの小群生地があり、しばらくは撮影タイムとなりました。
尾根までの登り 眼下の由良海岸 ここは頑張り所
教えて、花の名前 ヤマルリソウを写真に収め 快適な登山道

 金山地区からの分岐を左折して、少し登ると展望台に着きました。由良海岸と白山島、そして青い日本海の眺めが心地よいです。
 展望台の下には、手入れの行き届いた「ほっとハウス」と言う小屋があります。この山は地元の方に愛され、大切にされているようです。
展望台での休憩 快適そう!ほっとハウス 荒倉山への上り

 鞍越峠に出ると、正面にお椀を伏せたような荒倉山が見えて来ました。
 暫くは荒倉神社に続く車道を歩き、荒倉山への登山口はその途中から左に入ります。今日一番の登りになります。ゆっくりと頑張ります。
 300mほどの低山なのに、素晴らしいブナ林が続きます。マンモスのような形をしたアガリコのブナの巨木、Sさんが上に乗って記念撮影をしました。

 山頂は近そうなのだか、なかなか、グル~っと回り込んでようやく山頂へ。展望はないが、広々とした山頂でさんさんと陽の降り注ぐ中、ゆったりと昼食をとりました。
 昨日の会員のひろばでKさんに習ったばかりのウスバサイシンの株があちこちに、早速習ったように葉の下をそっとかき分け、沢山の花を見つけることができました。
 蝶も飛んでいます。どうやらヒメギフチョウのようです。シラネアオイの花も咲いており、庄内の春をたっぷりと味わうことができました。
 マンモスのようなブナ巨木  素晴らしいバランス力!  山頂標識
 楽山会?おこじょ楽山会でした
荒倉山山頂にて集合写真 のんびり陽ざしを浴び

 帰路は、荒倉神社へ。

 立派な社殿がたっています。この神社は農耕の神様と言うことで鳥居の先には、狛犬ではなく二対の馬の石像が据えられていました。

 神社にお参りをして往路を戻りました。
由緒ある荒倉神社 狛犬ならぬ狛馬 荒倉神社の長い階段

 シラネアオイにヤマルリソウが咲き、荒倉山は花の山でした。今回は見られませんでしたが、山中に桜の木が多くあり、桜が咲く頃にもう一度訪れてみたいと思いました。

≪山行で見られた花≫