会山行紀行文 2019年
3/28(木)-29(金)
晴れ   曇り
鎌倉アルプス
大仏コース・天園コース

159m(大平山)
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−T8  グレード:D 16名
 担当リーダー 2048 Y/N (男性3名・女性13名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
≪3/28(木)≫
新潟駅南(6:10)=浄智寺(12:15-12:25)…葛原岡コース…葛原岡神社(12:50-13:25)…裏大仏コース…銭洗弁財天(13:35-13:45)…高徳院大仏(14:45-15:15)=江の島散策(15:30-16:30)…宿“ニュー向洋”(16:45)
≪3/29(金)≫
宿(8:20)=建長寺(8:45-9:05)…半蔵坊(9:20-9:25)…天園ハイキング…大平山(10:35-10:50)…瑞泉寺(11:50-12:10)…鎌倉宮(12:20)…頼朝の墓(12:25)…鶴岡八幡宮(12:50-13:15)=新潟駅(19:15)
≪紀行文≫
〜〜〜のんびりと鎌倉山遊びの旅〜〜〜
 小雪の暖かい冬だったが、3月末になり新潟は寒さがぶり返す中、Nリーダ恒例の鎌倉アルプス歩きに出発。
 今回は大きくは裏大仏コースと天園コースだが裏大仏コースつながる葛原岡コースも含め3コース歩きとなる。

≪3/28(木)≫葛原岡コース+裏大仏コース
 冷たい雨が降る新潟駅を出発し中越地区に入ると雪が舞い始め、休憩地点の越後川口では真っ白。
 しかし、県境のトンネルを超えると暖かい陽射しが降り注ぎ、登山口の“浄智寺”では上着一枚でも寒くは無かった。
 準備を整え、先ずは葛原岡神社までの“葛原岡コース”を浄智寺参道から歩き始める。
越後川口は吹雪だった 到着した浄智寺駐車場は快晴 浄智寺の参道からスタート

 浄智寺の境内も素晴らしいのだが、今日は時間の関係で山門で手を合わせ葛原岡コースへ。
 寺の脇道をしばらく進むとやがて緩やかな登りの登山道となる。時には根っこが張り出したような歩き辛い部分もあるが概ね歩きやすい道が続き約30分程で“葛原岡神社”に到着する。神社では満開の桜を求めて多くの人で賑わっていた。
 我々も神社前にある“こもれび広場”で正に暖かい木漏れ日を浴びた昼食休憩となった。
登山道らしい道もある 葛原岡神社に到着 神社前のこもれび広場で昼食休憩

 昼食後葛原岡神社を参拝し、次のポイント“銭洗弁財天”に向かった。ここからは裏大仏コースとなる。
 銭洗弁財天入口は鳥居が立つ洞窟(トンネル)から入っていく。
 神社では100円でろうそくとお線香、銭洗い用の籠を受け取り、ろうそくとお線香で香を焚き、洞窟の中にある銭洗い場で籠の中にお金を入れて洗浄する仕組みとなっている。
葛原岡神社を出発し銭洗弁財天に向かう 銭洗弁財天入口の洞窟 お金を洗うメンバー

 銭洗弁財天を過ぎると大仏がある高徳時に向かう。ここも多少のアップダウンはあるものの歩きやすい登山道が続く。
 登山道では野鳥の鳴き声や、山桜を楽しみながら歩くことができた。
 やがて車の走行音が聞こえてくると登山道も終わり、登山口の車道に出る。
小さなアップダウンを繰り返す 時には見上げると山桜が美しい 裏大仏コース登山口の県道に出る

 車道を少し進むと高徳院の入口に到着。
 参拝料を支払い中に入ると名物の“鎌倉大仏”が迎えてくれる。しかし、人の多さそして外国の方々の多さに驚かされる。
 我々の集合写真を撮ってくれたのも外国の片だった。
この日のゴール、高徳院到着
中に入ると鎌倉大仏が 鎌倉アルプス2コース(葛原岡+大仏)完歩しました

 この後、宿に向かう途中、江の島に向かった。入口でバスを降り、大混雑の仲見世通りを抜け江の島神社の各社を回りながら島を周回し、展望などを楽しんだ。
江の島入口(仲見世通り)は賑わっています 江の島神社をお参りし散策へ 山二つ付近からの太平洋

 江の島から宿は歩いて10数分の為、歩いて宿に向かった。
 宿では汗と疲れを落とし、海産物を中心とした美味しい料理を頂きながら楽しいひと時を過ごした。
江の島を後に宿に向かいます 宿“ニュー向洋”に到着  頑張ったね、かんぱ〜い!
    
 
≪3/29(金)≫天園コース(建長寺〜瑞泉寺)
 宿を少し早めに出発しスタートポイントの建長寺に向かった。
 まだ早朝でもあり静かな建長寺総門前は閑散としていた。静かな境内(三門付近)では桜が美しくまた古木も詫び錆の世界を形成していた。
 いつもなら観光客で賑わう“方丈”も、今の時刻はとても静かでゆったりとした気分で庭園を観させてもらった。
 建長寺総門到着(ここからスタート) 建長寺三門前の桜  方丈の庭園をしばし眺める

 静かな建長寺を味わった後、天園コースの稜線近くにある“半蔵坊”に向かった。
 半蔵坊までは急で長い階段が続くため途中で休憩を挟んで登った。
 半蔵坊の富士見台からは富士が見える筈なのだが春霞で観ることは叶わなかった。
建長寺を後に半蔵坊に向かう 半蔵坊の急階段「チョット休憩」 これを上がれば半蔵坊

 半蔵坊でのトイレ休憩の後、更に急階段を上り天園コースの稜線に出た。ここらは眼下に建長寺、遠くに太平洋を望むことができた。
 天園コースの稜線はアップダウンを含む変化ある登山道が続く。
半蔵坊を後に天園コースへ 登り切り見下ろすと建長寺 手ごわい部分もあります

 この登山道を歩くと処々に岩穴が見受けられる。休憩を利用し除くと石像や墓石がある。ここはある程度の地位がある人のお墓で“やぐら”と言われている。そのような歴史観も楽しみながら登っていくと天園コースの最高点“大平山”に到着する。
 山頂脇がゴルフ場のクラブハウスになっておりやや興冷めの感も拭えないがティータイム休憩となった。
途中の休憩“やぐら”が点在
「もう少しだよ!」 今回の最高峰大平山に到着 

 大平山を後にして下山口の瑞泉寺に向かう。
 瑞泉寺は山間の静かな寺で境内は様々な花が植えられていてとても美しい。
 奥にある天女洞と池の日本庭園は表と反して超地味な感じがするが思わず唸ってしまうほどの日本庭園と言える。  
下山口の瑞泉寺に向かう 美しい瑞泉寺 修行の為の天女洞と池

 瑞泉寺を後に、ゴールの鶴岡八幡宮を目指すわけだが、途中“鎌倉宮”や“頼朝の墓”を回っていった。
 現存する頼朝の墓は江戸時代に島津家が建てたもので、建長寺を中心とする華やかな北条家一族との差が浮かび上がってくる。
 静かな住宅街を進み“鶴岡八幡宮”に到着すると昨日同様大勢の観光客で賑わっていた。
静かな頼朝の墓(島津家が建立) ゴールの鶴岡八幡宮に向かう 鶴岡八幡宮到着

 道路も大混雑でまともに走っていたらいつ鎌倉から脱出できるか分からないほど。ドライバーの機転で裏道をすり抜け何とか鎌倉を出て一路新潟に向かいほぼ定刻に帰ることができた
 今回は少人数ではあったが足並みも揃い楽しい山遊びをすることができた。リーダー、メンバーに感謝感謝の二日間だった。

≪出逢えた鎌倉の春≫