会山行紀行文 2019年
11/26(火)
曇り後晴れ
(けいしやま)
毛石山

794m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
3名
(男性2名・女性1名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
新津(6:30)=毛石山登山口(7:20−7:30)…精錬所跡(7:45)…金山の神様(8:49)…橋立の神様(9:27)…山頂(10:51−11:47)
…橋立の神様(12:55)…金山の神様(13:27)…毛石山登山口(14:26)=新津(15:20)
≪紀行文≫
〜〜〜6年ぶりの毛石山、川内の山を楽しんできました〜〜〜

 11月も下旬に成り余りお天気の良い日が有りませんがこの日は雨の心配が無いので山仲間を誘い山蛭の活動期も過ぎた川内山塊で数少ない登山道の有る山の毛石山に登ってきました。
 以前は国土地理院の2,5万/1の地形図には破線が有りましたが今は無くいずれ廃道に成るのでしょうか?毛石山は木六山から五剣谷岳、青里岳へ続づく稜線と白山から粟ヶ岳に続づく稜線の間に有る尾根上の山でその先灰ヶ岳から青里岳迄尾根が続づいているそうです。
 登山口の発電用の水路の近くの少し広い林道の路肩に駐車、準備の後歩き出します。導水路橋の上を歩きます。橋の上の足元の金網の下には発電用の水が勢いよく流れています
 その後水路の上を少し歩き右の細い山道に入り少し先の右側の水の流れる沢にを登り途中より左の山道を川沿いに登り開けた鉱山の精錬所跡で休憩します。
登山口 導水路の上を歩きます 此処より沢の中を登ります

 此処より斜面左側のへ吊り道を歩きますが最近刈払いされたみたいで心配した藪道では有りませんがへ吊り道はぬれ落ち葉も有り歩き難いです。
 鉱山跡迄は道幅も有り余り危険な所は有りません。鉱山跡の木の無いザレ場の急登をジグザグに登り尾根の1本杉が目印の金山の神様で休憩します。
へ吊り道の難所 金山の神様 濡れた落ち葉で歩き難いへ吊り道

 此処から橋立の神様までは斜面の右側を歩きます。急斜面に付けられた細く歩き難い道で昨日の雨で濡れた落ち葉の上を冷や汗の出る思いで滑落しないように歩きます。途中の水場には先回来た時は樋が有ったのですが今は無く水は飲みませんでした。
 鞍部の少し広い所の橋立の神様に着き少し休憩します。

 目の前に之から登る毛石山が姿を現しました。川内の山特有の雪で磨かれた岩肌の斜面を持つ山です。
橋立の神様 姿を現した毛石山 その後ろに灰ヶ岳
 今度は斜面の左側を歩き尾根に出て歩き易い広い道を少し歩き次は斜面の右側を歩き杉の木の有る毛石山大明神のくぼ地に着きます。此処より斜面の急登を木につかまり尾根に登り着きます。此処からは左側が切れ落ちた見晴らしの良い急尾根を右側の木につかまり山頂の手前に登り着きました。
銀太郎山から連なる中山尾根 藪っぽい道 歩き易い尾根道

 後は平らな尾根を歩き傾いた標柱と三角点の有る山頂に着きました。山頂から少し灰ヶ岳方面に踏み跡が有りますが歩くのは大変そうです。いつも見て居る村松白山を反対から見ます。6年前歩いた矢筈岳や青里岳は見えませんが山頂が少し冠雪し7回山頂を踏んだ事の有る五剣谷岳など川内の山々が見えます。少し眺望を楽しみ昼休憩をします。
山頂は目の前 6年ぶりの山頂 山頂から遠くに銀次郎、銀太郎、五剣谷岳

 下山の頃天候も回復し青空も見えます。
 心配した毛石大明神への激下りも木につかまり無事に下り疲れた足でのへ吊り道の下山は大変でした。
下山します 裏から見る白山 へ吊り道を慎重に下山

 途中動物が斜面を横切たのかガサガサ音がしたのでホイッスルを吹きました。姿ははっきり確認出来ませんでしたがフウフウと言う荒々しい息ずかいがしてもしかして熊かも。ここは川内の山、熊が居ても不思議では有りません。
 鉱山跡を下山  鉄塔の見える権現山  崩落地の難所を

 藪道に成って居るか心配した登山道最近刈払いしたのでしょう藪の心配は有りませんでしたが人工の物(ロープ、ハシゴ、クサリ)は一切なく在るのは要所要所に在る毛石山と書いてある看板、おかげで道間違いはしませんでした。
 6年ぶりの毛石山、川内の山は訪れる人も少なく雪の降る前の静かな山を楽しんできました。(おわり) 
 沢の中を下山  導水橋を渡れば登山口 用心の為、山刀、ロープ、鋸を持参しました