会山行紀行文 2019年
10/06(日)
曇り一時雨
(五頭連峰)
金鉢山、荒川山(コマタ
884m    630m     
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
単独
(男性1名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
花の木平登山口(9:30)…穴マクリ展望場所(10:22)…荒川山(コマタ)山頂(10:47-51)…金鉢山(11:50-12:27)…荒川山(コマタ)山頂(13:13)
…穴マクリ展望場所(13:35)…花の木平登山口(14:16)
≪紀行文≫
〜〜〜ヤブ漕ぎ覚悟で五頭連峰の最北に位置する金鉢山へ、二王子岳や飯豊連峰など眺める〜〜〜

 薄曇りで、午後から晴れるとの予報と、雨雲レーダーでは午前中雨模様の情報であったが、来年の山行を行う予定の「金鉢山」の事前調査に来た。

 以前であればヤブが多く冬季に登る山で、若干ヤブ漕ぎがあるのではと思いながら林道新発田南部線荒川剣龍峡の表参道駐車場から暫く上ったところにある花の木平登山口の少し手前の道路が広くなっている場所に駐車した。

 花の木平登山口から登山開始し、荒川山(コマタ)経由で金鉢山へ向かった。この登山道は、いつも登っている荒川山(コマタ)の場合は下山コースとして使ってきたが、今回初めて登りに使用した。

 下山コースの場合には感じなかったが、登山口からは雨が強い場合には水路になるような登山道でしかも暫く急登が続く。

  このコースは大きなアップダウンが多く、本来は使いたくない。しかし、剣竜峡登山口(160m)より花ノ木平登山口(360m)が200mほど標高の高いので、今回登山口とした。
 左からの尾根を登り、真ん中、木の右がコマタ、一番右が金鉢山、左奥は二王子岳と飯豊連峰(以前の写真)
花の木平登山口すぐ手前に駐車・既に1台駐車  花の木平登山口 急登で水路のような登山道
 夫婦杉とその標識  安産石 上藤沢(ここまで10分強急登が続く )
暫くブナ林が続く、ブナ林は気持ちいい 途中展望・新発田市方面 登山口由来の花の木平到着
 この辺にもブナ林  奥は、これから登る金鉢山 穴マクリ展望場所到着 
穴マクリからの遠望、二王子岳・飯豊連峰 ガレ場から真ん中が荒川山(コマタ) がけ崩れ後のガレ場

 荒川山(コマタ)頂上の金鉢山方面には、以前「金鉢山方面」や「↑金鉢山方面行かれません(ヤブ)」の標識があったが、今回標識はなかった。後で聞いた話では、道間違いをしてしまう人がいるので、道を隠したとのこと。この登山道を知っている人のみ入山してくださいとのことのようだ。
 従って、写真(下左)のようにコマタ頂上から金鉢山登山口とはわからない状態に登山道を隠している。
荒川山(コマタ)頂上手前の足場の悪い急登 荒川山(コマタ)頂上到着 頂上から飯豊連峰方面
頂上から金鉢山登山口とは分からない状態 金鉢山登山口直ぐは、このような状態 8分程歩いた登山道から刈払いされていた

 荒川山(コマタ)を超えて、登り始めて少し行ったヤブっぽい箇所は、最近刈払いした様で、綺麗に刈払いがされていた。刈払いした距離は長いが、そこ以外の殆どは登山道がしっかりと付いており、3か所の分岐でコース間違いを犯さない限りは、順調に登ることが出来る。分岐の場所でも、枝木がおいてあったり、リボンで道間違いが無いように整備されていた。また、頂上への長い急登の場所では、ロープがふんだんに張ってあり、登りにも下山にも使用できる。
この様に刈払いしなければ歩けない場所 金鉢山は、正面奥
下山の際に真直ぐ行かないように枝木が置いてある、
ここは左に
このような明確な登山道が多い 途中に三角点

 頂上まで後30分の所で、雨になり雨具を着こんで出発。金鉢山頂上まで雨に当たった。
 雨での最後の急登は落ち葉などがあり、滑りやすい状態であったが、ロープで踏ん張れた。
 一回ピークに来たので、金鉢山頂上と勘違いしそうであるが、そこから4分歩くと頂上に到着する。
頂上手前の長い急登でロープが何ヶ所も張られていた   金鉢山と間違うピークに  金鉢山到着、三等三角点あり

 整備していることについては、金鉢山頂上へ着いたときに、地元の山岳会の若い人1人が食事をしており、私が声をかけ「ヤブっぽいと聞いていたが、ほとんどヤブの箇所はなかったので、歩きやすい」と話しましたら、「荒川山(コマタ)から金鉢山までの登山道は地元の山岳会が3年前から刈払いを行い、今日も私が途中刈払いを行いながら登ってきました。この色のリボンは私が付けました。」と説明を受けた。このような整備をしていただいたことに感謝させていただきました。
 何故、この時期にするのかを聞いたところ、「紅葉・葉が落ちた11月に登る人が非常に多いので、この時期に刈払いをしています。」とのこと。
加えて、「この先の金鉢山南峰(下越山岳会では金鉾山と言うそうです)まで刈り払いしてあるから、行くといいですよ。展望が良いですよ」と言っていただいたのですが、午後3時まで家に戻らないといけなので、今回は遠慮した。次回登った時はその先まで行きたい。
 また、松平山まで刈払いして登山道を付ける話もあったが、先般の五頭山での遭難事故で、松平山から金鉢山へ道間違いを起こさないように、刈払いをしないこととしたとのことでした。

 頂上は、広く刈払いされており、飯豊方面が開けている。その場所で昼食とした。昼食後、下山開始し、同じ道を下った。
 頂上からの見晴らし 松平山方面の登山道、隠してありよくわからない 荒川山(コマタ)到着 
振り返り、真ん中コマタから左のピークを越えて金鉢山へ  平野は晴れていた  花の木平登山口到着