会山行紀行文 2019年
9/13(金)
晴れ
(にしだいにちだけ)
西大日岳

2128m(大日岳)
参加者 (紀行文) 1968 N/K
単独
(男性1名) (写真) 1968 N/K
≪コースタイム≫
湯ノ島小屋(5:50)…月心清水(7:06)…一服平(8:12)…早川の突き上げ(9:05)…牛首山(10:04)…大日岳(10:57)…着西大日岳(11:30-12:00)…着大日岳(12:35-13:08)…一服平(15:29)…月心清水(16:22)…オンベ松尾根末端渡渉点(17:09)…湯ノ島小屋(17:24)
≪紀行文≫
〜〜〜冷たい水を口に含み、寝転がって青空や草など眺めながら〜〜〜

 飯豊の山、大日岳へはそれぞれ違った登山口から上り詰めている。
 4回目の登頂となる今回は大日岳へ直登するオンベ松尾根からのコースで、2017年6月に2回、2018年同じく6月に1回目指したが山頂まで届かなかった。秋は日は短くなるが、アイゼンが不要で暑さの緩む9月に歩いてみた。
 アイゼン不用分、荷物が軽くなったと同時にアイゼンの履き替えの時間が短縮できた。又、長い林道の終点ではアシ沢を渡渉するが(6月では登山靴を脱いで渡渉した)雪解けの水量が少なく飛び石の上を渡って行けたので、登山靴をはいたり脱いだりする時間が短縮できた。条件が替われば何かの変化もあるだろう。

 湯ノ島小屋を出発し、月心清水〜一服平〜早川の突き上げ迄は急騰の連続だ。東側に疣岩山~種蒔山~飯豊山への稜線が、西側には笠掛山〜水晶峰へ下がる稜線が見える。いずれも思い出深いが、時間の短縮を最優先としたくて観賞には浸らずに歩を進めた。
月心清水 一服平
(一服平より)早川の突き上 低い鞍部に登りつく (一服平より)遠くは御西岳や飯豊山

 ここを登り詰めてようやく西大日岳や大日岳が見えた。綺麗な山の色だ。すっきりと晴れている。振り帰ってみたら種蒔山方面はいつの間にか稜線を残して雲海が広がっていた。
 涼しい風に吹かれながら疲れも忘れてきれいな景色を見て歩く牛首山への山道、なんと楽しい事か、、、。
 牛首山の先、鞍部に下がり急騰を登り切ったところが前々回の前進限界の辺りだった。
牛首山より 大日岳と遠くの西大日岳 登ってきた牛首山や早川の突き上げ方向
下山中の牛首山辺り 下山中の牛首山辺りから大日岳と遠くの西大日岳

 大日岳に着くと西大日岳が思いのほか近くに見えて、たおやかな稜線につい誘われてしまった。予定外なのだが今回は時間に余裕があるようなので何の迷いもなくここでは休まず西へ向かった。
大日岳より 目指した西大日岳 大日岳より 北股岳方面

 藪で道が良く分からなかった所もあったががよく見ると昔の跡があった。雨水の流れで落とし穴のようになっている部分もあり、ゆっくりと気を付けながら歩いた。
 大日岳と西大日岳の中間辺りに雪渓が残っていて雪解け水が流れている。冷たい水を口に含み、寝転がって青空や草など眺めながらゆったりした時を味わった。
残っていた雪渓 雪解け水
雪渓辺りより  西大日岳 雪渓辺りより 大日岳方面

 思いがけない稜線歩きの、 おまけをもらったような気持ちで西大日岳に到着したら三角点と大きな熊のいた証が私を迎えてくれていた。
西大日岳より  手の届きそうな薬師岳 西大日岳より 大日岳と牛首山方面 西大日岳の印