会山行紀行文 2019年
8/8(木)-9(金)
晴れ
(しろうまだけ)
白馬岳

2932m
参加者 (紀行文) 2146 Y/I
単独
(男性1名) (写真) 2416 Y/I
≪コースタイム≫
≪8月8日(木)晴≫
自宅=猿倉駐車場(6:00)=猿倉登山口(6:40)…白馬尻小屋(7:45-8:00)…惣平(10:50-11:30)…避難小屋(12:50-13:00)
…頂上小屋(14:20)…白馬山頂(16:10)…頂上小屋(16:40)
≪8月9日(金)晴≫
頂上小屋(4:45)…離山(5:10)…杓子岳(6:35)…鑓ヶ岳(8:00)…鑓温泉(10:25)…小向山コル(13:00)…分岐(14:50)…
猿倉登山口(15:05)=自宅
≪紀行文≫
〜〜〜古希を目前 白馬岳に挑む〜〜〜
           
 7月中旬の梅雨開け頃から膝痛が和らぎアルプスに登りたいと思うようになり北アルプス総図とニラメッコで奥穂高岳、五龍岳、白馬岳の中から途中でのリータンが容易な白馬岳を選ぶ、山荘泊かテント泊か最後まで迷い決まらずに出発する。
≪8月8日≫
 6:00猿倉駐車場でザックを担ぎ出発するも異常に重く感じられテント・寝袋・食器類を下ろして行くことにした。
 案内所の係員に登山計画書を提出すると天狗山荘は宿泊営業はしていないがテント泊は可能とのこと、鑓温泉までは遅くなるので白馬山頂で宿泊が無難と指導をしてもらう。
 鑓温泉分岐を左に見て白馬尻小屋を目指し林道を歩きながら鑓温泉か山頂泊か迷う。

 久しぶりに大きな岩に書かれた「おつかれさん! ようこそ大雪渓へ」を見て、過ぎし日の日帰り登山(避難小屋迄)を思い出す。
 雪渓末端の案内標識から見た大雪渓は最近の暖かい気候のせいか全体が痩せてテレビ・写真やかつて見た面影は見れなかった。
「お疲れさん・・・」お出迎え 雪渓末端標識 痩せた大雪渓

 アイゼンを付け歩き始めると汗が滲んでくる。
 雪上に落石が散らばっているので前の人の跡を歩く。

 いよいよガスのお出迎え身体が冷えるヤッケを着ようか?迷っている間に先が明るくなり雪渓の終端に着く。

 ここまで来れば頂上まで2時間チョットだと左右の奇岩を見ながらゆっくり昼飯を食べる。
 下方を見ると行列では無いが多数の人が登ってくる。 
 ガスのお出迎え
雪渓歩きもここまで 平日はこんなかな 惣平・雪渓終端付近

 山頂に向け歩き始めると冷えた身体に直射日光か?熱中症らしき人が横になっていた。
 避難小屋で一休み、歩き始めると右太股に違和感を感じ漢方2袋を飲むとモヤモヤも消えた、山頂まで名前も知らない多数のお花をゆっくり楽しんで歩く。

 山頂小屋で天狗山荘の休業を再確認し受付をする。

 山頂では他に2名しかいない、ブロッケン現象が見られると教えて貰い我が立ち姿をカメラに納める。
 5時からの夕食だ、ビールが待っていると山荘に戻る。
避難小屋 お花畑 ブロッケン現象 見えるかな

≪8月9日≫

 3時に目覚め左膝、右太股に触って異常なしを確認し、4時50分御来光〜鑓温泉〜猿倉と決める。

 40分山荘出発、山荘脇にテント20張位が見え、十数年前のテントを飛ばす勢いの台風を思い浮かべた。

 稜線に出るもガスで御来光を見えず諦めて鞍部に下り笹団子と菓子パンによる朝食をとる。
山頂小屋脇のキャンプ場 御来光 深いガスの中

 杓子岳・鑓ヶ岳へは道も穏やかでコマクサなどの高山植物、剱岳をはじめ360度の大パノラマ、近くにあっては様々な奇岩群に立ち止まる回数が多くなる、カメラのフェンダーが暗くなる電池切れが近い。
杓子より白馬岳を望む 立山連峰と剱岳 久しぶりに見るコマクサ

 杓子岳山頂へは捲き道(でスルー)もあったがなぜか直登を選び息を切らす、後続に抜かれるも納得皆さん若い。

 鑓ヶ岳山頂より唐松岳の不帰キレットを眺め行ってみたいと思ったが、もう少し歳が?とため息。

 鑓温泉への道中にストック収納クサリ場連続有りの標識、カニの横這い等を通過しり慎重に歩くと温泉小屋の屋根が見えた、休息所のベンチ下が混浴露天風呂で男性数人が入っていた。出発前は入浴予定も今回は日程変更で時間が取れず、また体力不足がはっきりとしたのでパスした。
 鑓温泉の下方に雪渓があり近づくとミヤマキンポーゲ(?)の群落に圧倒され携帯のカメラで撮影する。
杓子〜分岐の急坂 剱岳 ミヤマキンポーゲ

 小向山コルへは数カ所の雪渓(溶けたとこは板橋)を渡る、昼食?の絶景ポイントは小い滝と沢水魅せられ、多くが休んでくつろいでいた。
 小向山のコルを越えたら樹林帯の中をイヤになるほどただ歩く、漸く分岐だ、後10分と言い聞かせ登山口へ、普段口にしないコカ・コーラの美味しかったこと。

≪今回出会ったお花≫