会山行紀行文 2019年
7/6(土)
曇り
(あさくさだけ)
浅草岳・叶津川小三本沢遡行
参加者 (紀行文) 1854 M/T
4名
(男性4名) (写真) 1854 M/T
≪コースタイム≫
浅草岳登山口(6:40)…(古道)…入渓(7:40)…安沢出合…ゴルジュ・小滝帯…大滝(11:00)…最終登山道交差点(天狗の庭)(12:40-13:30)…(ブナ平新道・古道)…登山口
≪紀行文≫

 小三本(しょうさんぽう)沢は浅草岳・早坂尾根と会津側ブナ平新道の間に位置する。  

 150年前河井継之助がその下流を「八十里越え」で渡った場所でもあります。

 「歴史の沢を遡行して山頂直下・草原の天狗の庭に」と心躍る計画で、先人のレポや遡行図を参照するにつけ期待が膨らむのですが、一方で体力・技術共に大丈夫か?と不安も交錯する。

が「このチャンスを逃したら」との思いから「登り七〜八時間〜ヘッデンも有り」と腹を決め参加することにしました。

 沢登ほどコースタイムのあてにならないものはないことから、朝3:00過ぎには起きだして会津に向かいショートカットの古道を使い入渓する。

   古道の杉の木、河合継之助が植えた

 安沢出会までは平凡なゴーロ歩きが続くのですが、加齢からくる足腰の衰えは隠しようもなく、「1年ぶり」も相まってなかなかバランスよく歩けず、いたずらに体力を消耗する。


 やがて両岸がゴルジュで小滝の連爆帯になり、しばし楽しさに浸る。とはいっても水はまだ冷たく、難所ではロープの助けを借りてではあるのですが。
しばらくはゴーロ歩きです しばらくはゴーロ歩きです

 しばらく進むと今回のハイライト15Mの大滝が現れる。直登は無理で左の斜面を登るのですが、完全に腕力勝負。


 さすが楽山会沢エースK氏は軽い身のこなしで進む。その後を必死の形相で枝にしがみつきながら追いかける。


 続く18Mは足場が有り水しぶきを浴びながら慎重に直登する。 
15m滝 18m滝を登ります

 滝上に出て一息入れたのが11時過ぎ。ここからは傾斜も緩やかになり難しい所も無さそうとのことで{ホツ」とするが、1時間半の詰めは藪こそないもののなかなかキツイものがありました。

 でも頑張り(るしかないのですから)、結果的には思ったよりも順調にに12時40分最終地点に着くことができました。3人の屈強な仲間に感謝です。


 そろそろ沢登はと思いかけていたのですが、やっぱり楽しさは最高でした。

 これからはKさん等に頼りながら、体も作ってまた頑張ってみようかなと思っています。苦しかったことはすっかり忘れて。

 同行の某氏曰く。 山は登った者勝ちさ!
天狗の庭着です