≪紀行文≫ |
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〜〜〜根子岳と四阿山はレンゲツツジの花盛り〜〜〜 |
天気予報で雨マークが並ぶ中、晴マークがポツンと付いた日に根子岳と四阿山へ。
2年前の会山行でたくさんのレンゲツツジに魅了されたコースをゆっくり歩く。
登山口の菅平牧場は「つつじ祭り」ののぼり旗が立ち並び、登山道のある斜面はオレンジ色に染まっている。
まず、車を降りて驚かされたのは、振り返って目に飛び込んできた西側のスカイライン。
そこには、北アルプスの穂高連峰から白馬岳までの名峰がズラリと横一線に並んでいる。
前回は展望が無かったため、初めて見る大パノラマに、登山靴を履くのを忘れ、しばしウットリ。
北アルプスでグッと(good)気分が高揚し、まずは花の百名山根子岳へ。
青空の下、満開のレンゲツツジを見ながら牧場の斜面をゆっくり進む。
振り返れば真っ直ぐなスカイラインに居並ぶ北アルプスの峰々、贅沢な景観に身も心も軽い。 |
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牛が草を食べる牧場の脇を進む |
レンゲツツジが咲く登山道 |
左奥に根子岳、右に四阿山 |
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振り返るとスケールの大きな展望、スカイラインに数多くの名峰が並ぶ |
標高1700mで樹林帯に入る、青空の青、白樺の白、新緑の緑、ツツジのオレンジ、4色のコントラストが美しい。
最初は傷みが目立っていたレンゲツツジも、標高を上げる毎に生き生きとした姿に変わる。
たくさんのレンゲツツジが次々に現れ、取り囲まれているような感覚さえ覚える。
感動した景色も二回目はトーンダウンするというが、ここのレンゲツツジは期待を裏切らない。
標高2000mで樹林帯を抜けると、再び北アルプスの大パノラマ、左端に富士山も見える。
「ビッグフライ、いや、ビッグスカイライン!根子岳さん!」と叫びたくなる。(MLBネタ) |
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瑞々しいレンゲツツジ |
標高が高くなるとまだ蕾 |
青、緑、白、オレンジの共演 |
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山頂直下西側の眺望、A:乗鞍岳、北アルプス B:後立山連峰 |
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A拡大:@乗鞍 A穂高 B槍 C三俣蓮華 D薬師 |
B拡大:E針ノ木 F立山 G鹿島槍 H五竜 I唐松 J白馬 |
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南側の遠方に富士山 |
根子岳山頂の祠、右に四阿山 |
山頂で眺望を楽しむ登山者 |
根子岳の山頂で一休みして、四阿山に向かう。
大隙間十字原まで一旦160mほど下るが、下り始めの岩場から見渡す景色に今回も足が止まる。
大隙間十字原を若草色の熊笹が覆い、緑の針葉樹を裾に配した四阿山が正面にドッシリと構える。
その立ち姿は「待ってました!日本百名山!」と掛け声をかけたくなるほど魅力的だ。
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この景色に「待っていました、ニッポン百名山!」 |
大隙間十字原の鞍部から根子岳を振り返る |
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根子岳山頂付近のムラサキヤシオ |
少しだけハクサンチドリ |
沢山咲いていたイワカガミ |
樹林帯を約250m登って中四阿分岐点、そこから約60m登れば四阿山の山頂。
10人ほどの登山者がくつろぐ山頂で昼食、残念ながら雲が湧きあがり眺望はない。
下山は中四阿分岐点に戻り、そこから菅平牧場まで急坂のない登山道を約750m下る。
強い日差しを浴びているが、時々吹き抜ける風が体を冷却してくれ、さほど暑さは感じない。
途中何人かの若者に抜かれる、その軽快な身のこなしとスピードに年齢差を感じるが、これが私の山登りと呟く。 |
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木の階段の先が四阿山山頂 |
山頂に咲くミヤマキンバイ |
四阿山山頂の標柱と祠 |
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山頂から根子岳を俯瞰する |
牧場へ登山道を下る若者 |
根子岳の西側は荒々しい岩肌 |
標高1950m付近から、再びレンゲツツジが現れ、オレンジ色に彩られた登山道を気持ち良く歩く。
樹林帯に入るとその数は増し、「私を見て、私を見て」とあっちこっちからレンゲツツジの声が聞こえてくるような咲きようである。 |
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鮮やかなレンゲツツジに思わず表情が緩む |
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登山道脇に咲くイワカガミ |
オレンジ色に彩られた登山道を気持ちよく歩く |
後半になると、そのレンゲツツジが群れと化し、群生状態で次々に現れる、まさにオレンジ色の波状攻撃。
「これは美しい」と思う間もなく次の群れが現れ「これも美しい」・・・この繰り返しで「美しい」の連呼が止まらない。
これでもか、これでもかと襲いかかる、イヤ、咲き誇るレンゲツツジに「まいりました、あなたの虜になりました」 |
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写真では上手く再現できないレンゲツツジの群生、この咲きようはまさに花盛り |
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このようなツツジの群生が、色合いを変え、数を変え、形を変えて次々と現れる |
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.前回と同じ場所にクリンソウ |
小さな川を渡れば牧場は近い |
牧場脇を歩いて登山口に戻る |
登山口に戻り、売店のしぼりたて牛乳(300円)で喉を潤す、これが冷たくて濃厚でとても美味しい。
牧場の気温24℃、高速道路の入口は32℃、さすが高校や大学のラグビー部が夏合宿に集まる菅平と納得しながらETCのバーをくぐる。
北アルプスの大展望、虜となったレンゲツツジの美しさ、その興奮が冷めないまま帰路についた。 |
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