≪紀行文≫ |
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〜〜〜飯豊連峰の雪景色を眺めて、今日はいい山旅が〜〜〜 |
天気がいいからどこかへ出かけないかと仲間から電話が入りました。五頭山は駐車場が混むし…、白山は小屋が満杯そうだから、それ以外でとの注文で。それじゃぁと安近短の山ということで、阿賀町の古惣座山に行くことになりました。
津川カントリー入口から八木山集落への道を分けて峠に上ると、峠の雪堤の一画が除雪してあった所に駐車させてもらい、スタートしました。
前夜降った雪上に動物の足跡がきれいに続いていました。今朝方の放射冷却で新雪の下は固く凍みて、壷足で十分登れそうでした。
マンサクが咲いていました。県境尾根に接続する尾根の急坂は凍って、ワカンの爪でも難儀でした。
(俳句)動物の雪の足跡春めける
(俳句)突兀(とつこつ)の山をそびらにまんさく黄 |
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カーブミラーから出発 |
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ミニマッターホルンの土埋山 |
足跡の主はホンドキツネ? |
これは野ネズミの仲間? |
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奥に御神楽岳と笠倉山が |
凍みわたりは快調に |
マンサクは春告げ花 |
細尾根が続く県境尾根は雪解けが進み、頂稜はヤブが出ていました。
雪堤は所々で雪割れしていたので用心にワカンを脱いで、ヤブの中を登りました。 |
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県境尾根に乗りました |
ワカンを脱いでヤブに突入 |
難所は慎重に |
両脇が切れ落ちた難所を通過すれば山頂はすぐでした。高度がせり上がると梢越に右手南側にトンガリの土埋山、奥に御神楽岳と笠倉山が。左手に兎ヶ倉山(うさんくら)と福取岳が指呼の間に見えました。
(俳句)聳立の雪の独峰風光る (俳句)まだ眠る御神楽嶽に春日燦
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トンガリの兎ヶ倉山 |
山頂はもう直ぐだー |
登頂バンザ〜イ! |
山頂に立ちました。春霞の奥に磐梯山や安達太良連山が見えました。純白の大日岳から本山へのたおやかな稜線の飯豊連峰に見とれつつランチにしました。
(俳句)旧会津領の山々春霞 (俳句)雪解晴大眺望を賜りし
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飯豊連峰真正面 |
核心部をズーム |
牛首山、大日岳もズームイン |
ゆったりとまったりとランチタイムは瞬く間に過ぎ、名残惜しくも下山に移り往路を戻りました。途中日だまりの雪面を忙しく動く雪虫をみつけました。古惣座山に春が来るのはもう直ぐでしょう。
(俳句)雪虫の這ひ出づる日は雪ゆるぶ
快晴の山に登り、たおやかな飯豊連峰の雪景色を眺めて、今日はいい山旅が出来ました。
(おわり) |
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風は和みて下山中 |
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雪虫出現 |
一等三角点の山・土埋山 |
見納めの福取岳 |
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