≪紀行文≫ |
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〜〜〜寒かったが素晴らしいご来光ショーを楽しんだ〜〜〜 |
≪1/16≫(快晴)
毎年一月にダイヤモンド富士を観に行く登山仲間から「雲取山を案内して欲しい」と依頼され3年ぶりの雲取山山行となった。 |
東京在勤中は今回の鴨沢〜山頂のメインコースを中心に幾度も歩いているも、新潟に戻ってからは秩父三峰〜山頂コースが主となっていた。
と言うことで今回は久しぶりに鴨沢からのメインコースを歩くことにした。
新潟を早朝に出発し途中除雪徐行はあったものの略予定通りに登山口近くの駐車場に到着。
冬場の平日とあって駐車場はガラガラ、早速準備を済ませスタート。
舗装道路を少し登ると大きな看板が立つ登山口に、ここからはヘツリ状で樹林帯の登山道を少々飽きる位歩く。 |
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歩いたコース(クリックで拡大) |
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鴨沢登山口近くの大きな駐車場 |
鴨沢登山口 |
ヘツリ状の道が続く |
やや暗い杉の植林帯と自然林を抜けるとやや開けた“堂所”に出る。此処は平将門が逃避中に兜や“胴”を外し休んだ所らしい。
堂所を過ぎると徐々に傾斜や岩が出てきて登山道らしくなってくる。
途中紛らわしい分岐路(注意書きあり)を間違わないように進み、七つ石山の巻道分岐で七つ石小屋を目指した。 |
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堂所(胴所) |
漸く登山道らしくなってくる |
七つ石小屋と巻道分岐点 |
巻道分岐から七つ石小屋までは、急な九折状の登山道を登る。
やがて見上げる方向に小屋が観えて来て一登りで小屋到着。
小屋の番人さんにこの先の登山道情報を聴き、七つ石山を目指した。
山頂直下には以前朽ちたお社が立っていてが今回訪れたところ真新しいお社に建て替えられていた。 |
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見上げると七つ石小屋 |
七つ石小屋 |
新しくなっていた山頂直下のお社 |
到着した七つ石山山頂では真っ青な空と素晴らしい展望と陽射し、遠く富士やこれから進む雲取山頂までの尾根道を観ながら昼食休憩とした。 |
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展望の良い七つ石山山頂 |
遠く富士がぼんやりと |
遠く雲取山山頂とその尾根道 |
七つ石山の急斜面を下ると“ブナ坂”、ここから山頂へは歩き易いアップダウンを繰り返しながらの尾根歩きとなる。
展望も素晴らしく、この付近が雲取山のビューポイントかもしれない。 |
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ブナ坂分岐 |
開けた広い尾根道 |
いく手に山頂避難小屋が観えてきた |
山頂直下の急斜面を登り切ると、避難小屋の左側に山梨県と書かれた山頂標、そして小屋の右には三角点と東京都、埼玉県と書かれた立派な山頂標が建っていた。 |
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山梨県側の山頂標 |
山頂避難小屋 |
東京都、埼玉県側の山頂標 |
山頂での展望を楽しんだ後、今夜泊まる雲取山荘を目指した。
山荘までは深い樹林帯を歩くが残雪が融けずアイスバーン状に凍結し危険なためアイゼンを装着した。
慎重に降りていくと赤い屋根の雲取山荘に到着。今夜の宿泊者は我々を入れて2組6人だけだった。 |
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山頂から歩いてきた道を振り返る |
山頂から山荘への道はアイスバーン |
雲取山荘に到着 |
≪1/17≫(快晴)
ご来光予定時間は6:50とのことで、山荘を6時に出。暗い樹林帯は真夜中と同じでヘッドランプが必要。
また安全を期してアイゼンを付けて登った。
山頂に少々早めに着き、ご来光待つも猛烈な寒さにカメラの電池がみるみる残量不足になってくる為、ホッカイロで温める。
やがて東の空の赤みが増し、富士山も少し赤みが差してきたように見えてきた。 |
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到着した山頂はとても寒かった |
東の空が赤くなってきた |
富士山もクッキリし始めてきた |
やがて赤い光が差し始めると僅かでご来光の出現、素晴らしい。富士山をはじめ山々が赤く染まり始めた。
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素晴らしいご来光 |
ご来光を浴びる富士山や近くの山々 |
十分に山頂でのご来光ショーを楽しんだ後下山開始。
ブナ坂付近までは常に富士を眺めながらの下山となり、途中暖かい陽射しを浴び富士山を観ながらの贅沢なティータイムも取った。
ブナ坂からはメンバーの希望もあり七つ石山に登らず巻道を選択し下った。
巻道らしく傾斜はとても緩やかだったが距離が長かった。途中危険なヘツリ場所に梯子渡りがあったりとスリルも味わった。.
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朝陽を浴びて赤くなった飛龍山と後方に南アルプス |
猛烈な朝陽を浴びながら下山開始 |
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途中、富士を観ながらのティータイム |
七つ石山の巻道(結構スリルがあり難儀な道だった) |
後は順調に下山し、ほぼ時間通りに登山口へ。
帰路、JR奥多摩駅付近の日帰り温泉で入浴と昼食を楽しんだが、関越のトンネルを超えると雪国の現実が待っていた。
追記:今回は冬山なので登山者はとても少なくそれなりの装備の方がと思いきや、とても危なっかしいい人も居た。
若い女性グループには山頂はとても無理なので途中の山小屋泊りを勧め、韓国の若者グループには冬装備の確認をしてあげた。
日照時間の短さや気温の低さ等をよく考え登山計画を立てて欲しいものだ。
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