会山行紀行文 2019年
7/15(月)-16(火)
下記記載
(あかぎやま)
赤城山・日光方面

1828m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−93 グレード:C上  17名
 担当リーダー 2048 Y/N (男性2名・女性5名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
≪7/15(月):霧雨≫
新潟駅南口(6:10)=赤城IC=黒檜山登山口(9:15-9:25)…猫岩(9:50)…稜線分岐(11:20)…黒檜山山頂(11:25-12:05)…駒ヶ岳(13:00)…駒ヶ岳登山口(14:00)…覚萬淵周回…ビジターセンター駐車場(14:40-14:50)=宿“うめや”(16:00)
≪7/16(火):曇り≫
宿(8:00)=戦場ヶ原(8:55)=龍頭ノ滝(9:25)=華厳の滝(9:55)=日光東照宮(10:40-12:20)=新潟駅南口(18:00)
≪紀行文≫
〜〜〜天気に恵まれず残念〜〜〜

 天気予報は今一つ、宿のキャンセル料が発生するか否か瀬戸際になっても予報が二転三転する。
≪7/15(月):霧雨≫
 リーダーの決断で実施が決まり、当日の朝を迎えると赤城山は“A”、翌日の笠ヶ岳も夕方まで“A”、これなら楽しい山歩きが出来ると思いながら登山口に向かう…、しかし…。
 登山口に到着すると今にも降りそうな空、降らないことを祈りながら準備をして登山開始。
 しばらくは大きな岩が重なるように続く急な登りが続く。
登山口で各自準備 登山開始 いきなり歩き辛い急登続く

 分かり辛く、歩き辛い登山道を登っていくと、雨なのか、木の葉から落ちる水滴なのかの区別がつかないレベルの水滴が肩に落ちてくる。
 猫岩を過ぎても不明瞭な登山道が続き、やがて小雨となり雨着を着用することになった。
猫岩 分かり辛く、歩き辛い急登が続く 雨着着用

 歩き辛い道が落ち着く頃に富士山と書かれた標識。本来ここから富士山や新宿副都心のビル群が見えるのだが、濃い霧に阻まれ何も見えず、メンバーが思わず「見えたつもり」と言っていた。
 更に急登は続くが、熊笹が生い茂る歩きやすい道となる。此処をひと登りで山頂近くの稜線分岐に着く。
富士山が観えるらしい 更に急登は続く 稜線分岐(ほぼ山頂)

 稜線分岐から左に折れると直ぐに“黒檜山山頂(北峰)”に到着。
 幸いにも雨も上がった為、思い思いの場所を選んで昼食となった。
 こんな天気の中登ってくる人は居ないと思うも、何人かの登山者が登ってきた。
 昼食を終えたメンバーから順に、山頂の先にある“絶景スポット”に向かう…、でも何も見ない、そして見たつもりで戻ってきた。
山頂(北峰)に到着し昼食休憩  山頂にて集合写真 

 霧のような小雨が降る中、山頂を後にし駒ヶ岳.に向かう。
 すぐに南峰(御黒檜大神)を通過し歩きやすい緩やかなアップダウンの道を進む。
 晴れていれば美しい“大ダルミ”もただ黙々と通過し駒ヶ岳山頂に到着。
御黒檜大神(南峰) ガスに覆われた大ダルミ付近 駒ヶ岳山頂

 駒ヶ岳山頂から一気に登山口に降りるわけだが、延々と非常に急な鉄の階段や木の階段が続き、滑り事故が起きないように慎重に下山。
 階段がなくなる急な樹林帯をジグザグに降りていくと自動車の走行音が聞こえてきて登山口が近いことがわかる。
濡れた木の階段、鉄の階段、いずれも急こう配 やっと階段から解放も急坂は続く

 登山口から左に折れてすぐに覚萬淵入口がある。
 何も見えないかもしれないが歩いてみようと、濃い霧に覆われた覚萬淵を周回した。
覚萬淵入口 付近  覚萬淵の木道を歩くも何も見えず  少しガスが薄くなったか?

 覚萬淵周回を終え、バスが待つビジターセンターへ。
 後は一路今夜の宿“うめや”に向かった、途中コンビニで明日の昼食を購入しながら。
 “うめや”ではとても美味しい和風創作料理を堪能し、かけ流し温泉を楽しんだ。

 メンバーから「明日の笠ヶ岳は無理しなくてもいですよ。この料理を食べることが出来て満足だから」と、やや弱気な意見が。
 私からは「明日は早朝に雨が上がり陽も差しますから大丈夫」と話すも、反応が今一つ。
宿“うめや”に到着 「今日はお疲れさまでした。乾杯!」 和風フルコースは前菜からスタート
≪7/16(火):曇り≫
 明け方、目を覚ますと結構な雨が降っていた。しかし、雨雲レーダーで調べる後僅かで雨雲も通過と出ていた。

 登山支度を整え、食堂に行くと男性以外の総意として笠ヶ岳登山は中止に固まっていた。

 おまけに、日光東照宮に行きたいとの希望があり、その添乗員をして欲しいと言われてしまった。

 止む無く承諾し、日光東照宮のガイドに予約の電話を入れ、何とか受けてもらった。

 と言うわけで、日光東照宮方面に向かった。
 
二日目出発前に女将さんと一緒に

 金精峠を超えて、先ずは戦場ヶ原へ。
 幸いにも雨は上がっていたが、遠望はきかなかった。素晴らしい展望で戦場ヶ原の雄大さを垣間見た。
戦場ヶ原(遠望はききませんが、素晴らしい光景が広がります) 

 次に立ち寄ったのが、龍頭ノ滝。
 今朝がたまでの雨が影響したのか、ダイナミックな水量で、大きな音を立てて流れ落ちていた。
龍頭ノ滝(前夜の雨の為か水量は多い) 

 日光東照宮のガイドさんとの約束時間が迫ってくる中、最後に立ち寄ったのが有名な“華厳ノ滝”。
 駐車場から100mほど下るエレベーターに乗り瀧見の展望台へ。
 霞んではいたものの、滝のしぶきが顔に当たる程、大爆音を立てて落ちていた。
華厳ノ滝(濃い霧で上部が霞んでいます) 

 何とか時間通り日光東照宮傍の駐車場に到着。
 東照宮入口に立つ五重の塔の前でガイドさんと待ち合わせ。
 「ガイドさんてどん方?」「きっと高齢者の方だよ」なんて会話をしていたら、「福岡さんですか、こんにちは!」と現れたのはスレンダー美女。 
 思わず目が点になってしまった。

 入場券を購入しガイドさんの案内で東照宮観光が始まった。

 何せ今日はフルコースで案内して頂けるとのことでスタートしたが、小学生の修学旅行大集団に行く手を幾度も阻まれる状態。

 それでも“三神庫の創造の象”(想像上の像で耳の形が特徴)
や“神厩舎の三猿”(有名な聞かざる、言わざる、見ざる)などの丁寧な説明に耳を傾けた。

 しかし、平日なのに人が多い。ガイドさん曰く「昨日は身動きが取れませんでした」。
五重塔の前で美人ガイドさんと待ち合わせ 三神庫の創造の象 神厩舎の三猿

 次に陽明門へ、50年に一度の装飾塗替えを終えてばかりでとても綺麗だった。
 あまりの混雑で集合写真は正面から外れてとなった。
陽明門前は大混雑 混雑を避けて集合写真 

 陽明門をくぐると有名な“眠猫”そして、撮影禁止のエリアへ。
 その後、徳川家康の遺骸が眠る奥宮宝塔に向かったがそこに行くまでの長い階段に他の観光客は引き返す人も少なくなかった。
 でもさすが楽山会、苦しそうに登る他の観光客をどんどん追い越して元気に参拝することができた。
奥宮入口の眠猫 奥宮宝塔に向かう 長い道 徳川家康が眠る奥宮宝塔

 このように、二日目の尾瀬笠ヶ岳には登ることが叶わなかったが、楽しい二日間だった。
 笠ヶ岳はまた次の機会に登りましょう。