会山行紀行文 2019年
7/2(火)-3(水)
晴れ
大佐渡山脈縦走(南)
1172m(金北山))
参加者 (紀行文) 2011 Y/O
No−84 グレード:C 10名
 担当リーダー 2011 Y/O (男性2名・女性8名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
《7/2》新潟港(6:00)〜両津(8:30)=白雲台(9:20)…金北山・昼食(11:00-11:40)…役の行者下(12:25)…天狗の休場(12:50)…いもり平(13:30)…石花分岐(14:45)…マトネ(15:20)…アオネバ十字路(15:55)…縦走路入口(16:05)=川口荘(17:00)・泊
《7/3》川口荘(5:50)=関漁港(8:40)〜大ザレ滝遊船〜(往復・7:00)=川口荘(7:10)朝食後、川口荘(8:00)=平根崎甌穴群(8:30)=七浦海岸(9:10)=慶宮寺(10:00-11:00)…三宮神社・昼食(14:40-12:30)=妙宣寺・資朝忌供養能(14:00)=両津港(16:05)〜新潟港・解散(18:35)
≪紀行文≫
〜〜〜海からの爽やかな風で、汗もかかず快適な稜線歩きができました〜〜〜

 (俳句)金北山(きんぽく)に裏佐渡の海霧(じり)立ち上り

 白雲台の出だしは強風と濃霧のスタートになりました。
 ブナ林に入ると蝉時雨が夏の到来を感じさせてくれました。
 山頂に着く頃には強風と濃霧はおさまりました。眼下に広がる両津湾と真野湾を眺めながらランチタイムになりました。

 (俳句)大佐渡の緑ふくるゝ梅雨の山  (俳句)ほつほつと佐渡しゃくなげの紅ほのか

I

 総距離11.5km 6時間30分
 スタート前の集合写真 GPS軌跡 
 金北山に今、登頂  先ずは参拝  三角点は五輪塔の下に

 午後は急坂を下ってあやめ池に着きました。泡立てた卵白のようなモリアオガエルの卵が木の枝にいっぱいぶら下がっていました。

 次の鏡池は雪解け水が溢れて登山道が水没していたので、ヤブっぽい頂稜のコースを取りました。
 海から吹く乾いた風は爽やかで、汗もかかず快適な稜線歩きが続きました。
 樹林帯を抜け  草原の縦走路を進み  山を幾つも越えました

 今日の参加者は皆さんよく頑張ってくれて、予定時間どおりに縦走を終えることができました。
     先ずは乾杯 お疲れ様でした
  

 (俳句)朝凪の舳を沖へ滝見船  

 翌日も晴れました。海は穏やかで、凪のうちにと朝食前に遊船に乗って大ザレ滝を眺めにいきました。海から陸地を眺めるというのは視点が変わって新鮮で、早朝の海風が爽やかでした。
 朝凪の海に船出しました  大ザレ滝を海から見物  海風が爽やかで

 (俳句)風入れて山寺の僧待ちくれし

 今日は佐渡に配流された順徳帝の皇女皇子ゆかりの神社仏閣を訪ねました。慶宮寺(けいくうじ)は第一皇女の慶子女王にゆかりの古刹で八角祖師堂が県の重要文化財になっています。宿主の知人という和尚さんが待っていてくれました。慶子女王は慶宮寺で生れ育ち、一生をお寺で過ごされたのでした。
 般若心経を唱和しました  八祖堂は重要文化財  厨子を手回しました  
 
 (俳句)国仲の青田の中の皇女の塚

 慶宮寺に隣接して慶子宮・嶋照姫命を祀る為に創建されたという一宮神社にお参りして、宮の北西500mにある御墓を訪ねました。

 (俳句)上皇の皇子にゆかりの梅雨の宮  (俳句)梅雨晴の忌に供養能奉る

 その後慶子宮の西1.5kmにある三宮神社を訪ねました。

 三宮神社は順徳帝の皇子・千歳宮を祀っています。
 広い境内の立派な村社の階を借りて、お昼の弁当を拡げました。 
 順徳帝第一皇女の御墓
三宮神社は順徳帝の皇子宮 狛犬は肥満体形で愛らしい 吽形像はなぜか後ろ向き

 午後は能・檀風でおなじみの日野資朝忌の供養能を鑑賞して、新潟へ帰りました。

 梅雨最中の2日間ともに好天に恵まれて、思い出に残る山旅となりました。(おわり)
 雰囲気がステキな能舞台
供養能が始まりました 狂言は掛け合いが面白い 朱鷺がいました

≪出会った花たち)≫
ノイバラとハマナスの交配種? エゾヤマオダマキ ミヤコグサ
タニウツギ ウラジロヨウラク イブキジャコウソウ
 ハクサンシャクナゲ  ウツボグサ
 ≪その他≫   
 モリアオガエルの卵  梅雨きのこ  ブナの実が豊作