≪紀行文≫ |
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≪一日目≫
(俳句)どんでんの月うすうすと花うつぎ
べた凪の海を両津港に付くと、宿の車でドンデン山荘まで上りました。空は晴れて絶好の縦走日和になりました。
最初のピーク尻立山で集合写真に納まって、ようようスタートしました。 |
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出だしは快調 |
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草原は芝尻山でお終い |
集合写真尻立山 |
芝尻山の左手に間峰(まみね)が右手に岩峰の金剛山がよく見えました。
今日は参加者の足が揃って予定時間より早目早目にポイントを通過していきました。
(俳句)ほととぎす啼く裏佐渡の谷深し
グリーンのトンネルを抜け出た所が滑石でした。心地よい海からの風を感じながらランチタイムとなりました。
みなさんは午後も快調で、雪畑山分岐まで予定時間より早目に着いたので、ザックをデポして雪畑山を往復しました。
山頂には御料局三角点がありました。御料局というのは明治18年に皇室財産の山を管理する部署として設置された国の機関でした。新大の演習林は戦後、皇室財産を受け継いだものでした。 |
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撮影タイム |
樹林帯抜けたぁさぁメシだー |
御料局三角点は立派 |
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光ってます |
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雪畑山集合写真 |
檀特山はヤブっぽい |
(俳句)男波たつ島の夕べの萱草黄
下山後、宿の主人の情報でカンゾウが咲き始めたというので大野亀まで足を延ばしました。
(俳句)舟盛りは鮑(あわび)尽くしの島泊り
宿に帰って汗を流した後は、宿自慢の舟盛りの漁師料理と地酒を飲むほどに酔うほどに今日の山談義に花が咲き、島の夜は更けていきました。 |
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大野亀にて |
ごっつぉらねー! |
乾杯〜! |
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≪二日目≫
(俳句)夏蝶を誘ふ砂引草の花
翌日は予報通り雨の一日となりました。渡り蝶のアサギマダラの飛来地が近くにあるというので宿の主人に案内してもらいました。アサギマダラは浜に咲く砂引草の蜜を吸って繁殖期に入り、山に上って交尾相手を探すのだそうです。
(俳句)花菖蒲明りの奥に能舞台
順徳上皇の長女で第一皇女(慶子女王)ゆかりの慶宮寺と次女で第二皇女(忠子女王)を祀る二宮神社を訪ねました。 |
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砂びき草は甘い香り |
影の神は大岩 |
二宮神社は宮内庁管轄です |
真野宮を参詣し、公園の四阿で宿のお弁当を拡げました。 |
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慶宮寺八祖堂は重文 |
真野宮に参拝 |
真野御陵(まののみささぎ) |
一日目は総距離16kmを歩き、二日目は佐渡の旧跡を訪ねて佐渡文化の妙に触れられて思い出深い旅となりました。
二日間フルに活躍してくれたみなさん、お疲れ様でした。(おわり)
〈出逢った花たち〉 |
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レンゲツツジは燃えるよう |
ウラジロヨウラク |
サドシャクナゲはまだ蕾み |
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エチゴキジムシロが一面に |
サンカヨウは可憐 |
ヤマドリゼンマイ |
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ザゼンソウ |
ヒトリシズカ |
ツバメオモト |
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チゴユリ |
シラネアオイの残り花 |
一面カンゾウ |
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