≪紀行文≫ |
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リーダーの手腕でコースタイム通りの行程となった。全員に乾杯をあげましょう。
信越トレイルって何なの?セクション1~6まであるのも知らないでいた。ではお答えします。
信越トレイルについて:ここは、かってあった古道や国有林の管理道。人力で復元して持続的に利用できるよう維持管理している。地元民や2000人のボラ支援で里山の自然環境の保全をしている。
2018年9月1日に全トレイル完成。開田山脈群で1.生物多様性の保全、2.自然文化(豪雪文化と海と山の文化の交流の歴史)を学び伝承する、3.人と人との交流を通じて地域の活性化に貢献するのが理念。開田山脈には14の峠があり物流の要所として人と物が行きかった歴史がある。
**エコツーリズム大賞にて第2回に特別賞、第4回に優秀賞、第7回に大賞を受賞**
先ずはコース概容:新潟県と長野県の県境をトレック又はランする全長約80kmのコース。
今回は、6つのセクションがある中で、スタート地点であるセクション1のみのトレッキング。 ですからこの後、シリーズで続いていく企画です。次回6月はセクション2の企画があります。
セクション1にはポイントが①~⑭あり➀のスタート地点は斑尾山の頂上1382m、最後の⑭は赤池。このコースは山岳コースで斑尾山・大明神岳・万坂峠・袴岳を次々と制覇していくコース。
途中タングラムスキーサーカスと斑尾高原スキー場のゲレンデをスキーでなく登山靴で下る。
コース内容:スタート地点が斑尾山山頂ですから、そこまで登らないとスタート地点に立てないのがミソです。まずは斑尾高原スキー場リフト乗場前から広いゲレンデを気ままにリフト終点までまっすぐに歩きます。ある意味では広々と、樹木もないので開放感があり爽快だ、景色も抜群で気持ちがいい。でも今日も、真夏の日差しが続き直射熱線が容赦なく全身に迫ってくる。歌や映像に出てくる高原のお嬢さんのような爽やかさはない。女性のお肌やシルバーの熱中症水分補給要注意。
1~4班までの編成で、リーダーのコンパスが長いのは羨ましい。どんどんスピードが上がりそう。しかし後半のアップダウンが待ち受けているので、コンパスを調整し全員が楽なスピードで歩行。
ゲレンデの斜面には無数のワラビやすみれが目に飛び込んでくる。スキー場斜面を登りながら何度も振り返り志賀の山々を堪能する。登山者はまばらだ。
斑尾高原スキー場のリフト降り場からは登山道に変わるが広く整備されていて、とても歩きよい。登山道全般はブナ林に囲まれグリーンシャワを浴び足元には延齢草・イチゲ・サンカヨウ・水芭蕉・イワカガミそして目線から上には山桜・ミツバツツジ・タムシバ・石楠花が道中を楽しませてくれた。食欲をそそるワラビ・コゴミ・こしあぶら・蕗の薹が早く食べてよとつぶやいていた。
トレイルコースではないがスタート地点の15分先には素晴らしい展望の大明神岳があるというので行ってみる。想像以上に妙高・火打・黒姫・戸隠・飯綱の山々とその後ろには北アルプスがおいでよと奥穂・涸沢・北穂・槍ヶ岳・爺ヶ岳・鹿島槍・五竜・白岳・唐松岳が続き勇壮を見せている。
しばし、素晴らしい光景を目に焼き付けトレイルは続く。
セクション1の⑤あたりで一番楽しいランチタイムをとる。熱いみそ汁やコーヒーもうまいが冷たくひえた飲み物がグイと喉を潤す瞬間はたまらない。甘酸っぱい梅干し、冷やしたきゅうりやナス漬け、柑橘類、パインは山の必需品だ!
食後はさらにゲレンデを下り万坂峠の一般道に一度出て再度、袴岳1130m目指し上り返します。
ここからはやや急坂下りが長く続き、赤池に出るとセクション1の終点⑭にたどり着きます。
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信越トレイルマップ(上部は新潟県、下部は長野県)全長80kmの距離、左セクション1から右の方向に延びていく |
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冬景色と初夏の景色の違い(中央はリーダーとスタート地点)(右は同じ地点の冬、左は長野県、右は新潟県) |
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スキー場上部からスタート地点を望む |
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リフト終点で一休み |
中央リフト終点からの妙高の眺め |
高速道路車窓からの妙高も素晴らしい |
≪ありきたりですがこんな花もありました≫ |
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山桜 |
タムシバ |
オオカメノキ |
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ショウジョウバカマ |
?? |
延齢草 |
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イチゲ |
?? |
イワカガミ |
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ミズバショウ |
サンカヨウ |
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此処が信越トレイルのスタート地点 |
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スタート地点で集合写真。よ~く見ると白い帽子と長袖、暑さと虫対策が万全だ。さすがですね~ |
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大明神岳からの展望 |
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楽しいランチタイム(私が一番と感じたのは帆立の煮つけ)--楽しい時が多いほど思い出がおおく残る |
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満腹後の下りもまた楽し!左には豪快に妙高と火打が迫る。タングラムスキー場を下るも軽快
湿原地帯でちょっと休憩、そこにはひと房7cm位のがまの卵が異様に浮かんでいた。 |
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ゲレンデを下ります |
湿原で休憩 |
ガマの卵 |
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袴岳山頂にて |
袴岳からの下り(歩きやすい) |
赤池まであと1km |
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