≪紀行文≫ |
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〜〜〜今回の周回山行は延長23q強でした〜〜〜 |
良いお天気でした。しかも空気は適度に冷えていました。こんなお天気の日の山行は、どんな山であろうと楽しく歩けます。
計画では菩提寺山への入口コースは西善寺の裏を通る寺山コースとしていましたが、電波塔コースの神社参道が荒れており、早晩通り難くなる気がしたので、今のうちに通っておこうと思い、電波塔コースから入山することにしました。
電波コース尾根上にあった神社は倒壊し、残骸が打ち捨てられていて、人通りが無くなった参道にはさお竹が被さっています。
前夜にはひどく激しい雨が降っていました。電波塔コースの参道もそうですが、今回通る山行コースには藪っぽい箇所も結構あります。
笹や木の葉が濡れていると嫌だなと心配していましたが、雨は早めに止んでくれたようで、笹も木の葉も乾いていて衣服が濡れることはありませんでした。
今回の周回山行で経由したコースは次の通りで、参加者が取ったGPS記録によれば延長23q強とのことでした。
矢代田駅→電波塔コース→畑コース→本コース→【菩提寺山】→電子レンジの道→高立山表参道→【高立山】→渡りの尾根→【大平山】
→境界尾根コース→千本峰コース→カントリークラブコース→護摩堂山本道→【護摩堂山三角点】→【護摩堂山城跡】→護摩堂山裏コース
→旧街道→矢代田駅 |
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矢代田駅集合、出発準備“ヨシッ”!! |
路地の突き当りが電波塔コースの入口 |
電波塔コース入口の神社参道 |
尾根上の神社の参道はさお竹が覆いかぶさっていて、石の階段も踏面が傾斜し、おまけに苔むしていて滑り易く、緊張が強いられます。
参道の石段を登った尾根上には倒壊して打ち捨てられた神社の残骸があります。昨晩の雨で竹笹が濡れていると厄介だなぁと思っていましたが、竹笹は乾いていて助かりました。
竹藪は神社の残骸までで、神社の残骸を過ぎると孟宗竹の中の明るい尾根道になります。 |
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さお竹が被さった参道 |
倒壊した神社の残骸 |
孟宗竹の中の尾根道 |
電波塔からはほぼ平坦な道を歩いて、石油の里から上がってくる畑コースに合流します。畑コースにはにいつもぬかるんでいる個所があったのですが、そこにはしっかりした階段が整備されてぬかるみが無く、とても快適な道になっていました。
この日は良く晴れた風もさわやかな日で、菩提寺山の山頂ではゆっくりくつろいで、開けた場所から景色を楽しめました。 |
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電波塔から畑コースに向かう道 |
畑コースの新しい階段 |
菩提寺山山頂から五頭、菅名方面 |
菩提寺山に来た時にはいつもご挨拶している山頂直下のお地蔵様達、この日はとりわけ前垂れの“赤”が鮮やかに映えていました。
お地蔵様達から100m弱西に進んだカーブ点に右手に下る小尾根に踏み跡があり、電子レンジの道と呼ばれています。
尾根を下り林道を横断すると、間も無い踏み跡脇にコースの呼び名の由来となった電子レンジが捨てられています。 |
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菩提寺山直下のお地蔵様達 |
尾根の踏み跡を下る、傾斜ちょっと急 |
捨てられた電子レンジ |
電子レンジの道は谷間に付けられた踏み跡です。いつもじめじめしています。とりわけ昨晩は強い雨だったので、まだ水が流れている個所もありました。電子レンジの道を進むと、代官沢の沢コースと高立山表参道コーストが合流する地点に出、電子レンジの道の踏み跡も合流します。以降、高立山表参道から高立山に向かいます。 |
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電子レンジの道、谷間の踏み跡です |
踏み跡が薄い箇所もあります |
合流間もない高立山表参道 |
高立山の山頂は若草色の緑に包まれていました。高立山の山頂には高立山大好きさん達が丹精込めたクマガイソウが咲いていて、皆さん写真撮影など大騒ぎでした。
山頂で粟ヶ岳、白山、菅名などの山々を眺めながら昼食を摂りました。お天気が良く普通の場所では爽やかな風なのですが、高立山は風が強い所なのでじっとしていると寒くなります。皆さん食事中はウインドヤッケ等を羽織っていました。 |
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高立山山頂 |
高立山山頂のクマガイソウ |
高立山山頂から菅名山塊 |
高立山からは谷越え西側の大平山に向かい、境界尾根コースを進んで千本峰コースを下りました。千本峰コースは痩せ尾根で多少危なっかしい所もありますが、変化に富んだ面白いコースです。痩せた急傾斜の個所があるので、登りに使った方が安全だと思います。 |
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大平山 |
境界尾根コース、よく整備されています |
分岐間近の千本峰コース |
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コース名物の大ケヤキ |
急傾斜の尾根、慎重に下ります |
滝上の渡渉 |
千本峰コースを下って林道に降り、カントリークラブコースから護摩堂山に登ります。
カントリークラブコースはゴルフ場の東側に連なる尾根を通るルートで、上り詰めると車も通れる護摩堂山本道のほぼ中間点に出ます。
護摩堂山本道を400m弱進んで右に分岐する道に入ると、護摩堂山三角点に向かいます。 |
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カントリークラブコース入口 |
カントリークラブコース |
護摩堂山三角点への分岐、右に入る |
護摩堂山三角点は一等三角点の補点になっているので、大きな標柱が埋められています。
護摩堂山城跡周辺のアジサイは当然まだですが、城跡から角田、弥彦方面が広く見晴らされました。
護摩堂山城跡に到着した時点で予定時刻から30分ほど超過していました。このままでは矢代田駅発16:20の電車には間に合わないので、予定通りの電車に乗りたい人は矢代田駅には向かわずに護摩堂山から下山して田上駅に行ってもらうことにし、4名の方が行程を切り上げて護摩堂山から田上駅に向かいました。 |
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護摩堂山三角点 |
護摩堂山城跡 |
護摩堂山城跡から弥彦、角田方面 |
残った16名は予定通りのコースを進みます。
護摩堂山城跡から護摩堂山裏コースを下りました。護摩堂山裏コースは急な傾斜が無く歩き易い尾根道です。ある程度スピードを出して歩いても危険度は低いと思われたこと、もしかしたら予定の電車に間に合うかもしれないという思いもあって、少しスピードを速めて歩きました。 |
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城跡近くの護摩堂山裏コースの様子 |
緩やかな傾斜で下ります |
コース終端、沢を渡渉して林道に上がる |
護摩堂山裏コースを下って林道に降り立ち、湯川地籍の外れまで林道を1q強歩いて旧街道に入りました。
旧街道の入り口はわずかな踏み跡が付いているだけですが、旧街道に登り上がって少し進むときれいな孟宗竹淋の中の道になります。旧街道は途中大沢公園入口近くの仏路峠で林道を横断して尾根上を本地集落の外れまで続いています。
旧街道の入口に到着して時間を見ると、少し速めに歩き続ければ予定の電車に十分間に合うと思われました。また、全員がスピードアップに対応できているので、大丈夫行けると確信が持てました。
結果、矢代田駅に16:10到着、予定の電車の発車時刻の10分前、少しの無駄も無いまるで狙いすましたような到着でした。(おわり) |
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湯川地籍外れ、旧街道の入口 |
綺麗な孟宗竹淋の中の道 |
旧街道の中店三角点、駅まであと一息 |
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