会山行紀行文 2019年
4/17(水)-18(木)
晴れ
(とどのみね)(ちぎょうやま)
海馿の峰、知行山

参加者 (紀行文) 2011 Y/O
No-32 グレード:C 11名
 担当リーダー 2011 Y/O (男性3名・女性8名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
《4/17》
新潟港(6:00)~両津(8:30)=(関・川口荘経由)=知行山登山口(10:30)…知行山・中食(11:00-11:40)…川口荘(13:00)=左武徒神社(13:40)=関岬(14:10)=鏡岩(14:30)=岩谷口(15:10)=関栄座・文弥人形劇(15:40-16:50)=川口荘・泊
《4/18》
川口荘(8:30)=海馿の峰登山口(8:40)…海馿の峰(10:00-10:30)(往復)=川口荘・昼食(11:30-12:30)=山居池(13:00)=光明仏寺(13:30)=北小浦の大桜(14:00)=両津港(16:05)~新潟港・解散(18:35)
≪紀行文≫
~~~まれにみる晴天に恵まれ、思い出に残る山行ができました~~~

 (俳句)裏佐渡の波おだやかな春岬

 景勝地大野亀を過ぎゼット坂の頂上に立つと、海に伸びた関岬の根元に尖峰が二つ並んで見えました。これが今日と明日登る知行山と海馿(とど)の峰でした。

 宿に不要な荷物を置いて出発しました。荒れた林道を暫し車で上り、途中から山に取り付きました。宿の主人が予め刈り払いとテーピングをしておいてくれたので、難なく登頂出来ました。
 山頂には小さな石祠が安置されていました。室町後期の頃に入植した草分け地主が山頂に地神を祀ったものだそうです。
 祠の前で集合写真を撮り下山しました。

GPS軌跡(クリックで拡大)
目標の山が見えた
 急坂ガンバー  集合写真(知行山) 

 (俳句)佐渡むじな神とし祀る春の宮

 下山してからムジナの宮に参拝しました。

 ジブリの「平成ぽんぽこ狸合戦」のモデルとなったむじな神だと聞きました。

 佐渡の人は信心深いのです。 
 10日前なら花のじゅうたん    
 むじなの神社に参拝  関岬は眺望絶佳  木の葉の化石出ましたー
知行山は恰好いい山 音響効果抜群です。潮鳴り 岩谷岩窟は真っ暗

 (俳句)使い手は畑打ち終えて人形座  
 (俳句)春昼の眠気を誘ふ文弥節


 佐渡の民俗無形文化財になっている関栄座の文弥人形座を鑑賞しました。

 隣村の矢柄集落の公民館前に名人北村宗演大夫の顕彰碑が立っています。

 北村太夫の泣き節を聞いた聴衆は必ず皆涙したといいます。
 今日の演目の伴奏は使い古して伸びきった北村宗演太夫のそのテープなのでした。
   文弥人形始まり、はじまりー
弁慶と牛若の大立ち廻り
 「参ったかー」「堪忍、堪忍」  集合写真

 (俳句)舟盛りの今朝釣りあげし桜鯛

 台の舟に乗り切らないほどの大鯛の舟盛りは絶品でした。

 宿の主人が今朝釣ってきた桜鯛を肴に、今日の山談義に花が咲き、飲むほどに酔うほどに夜が更けていきました。
待ってました!大船盛 先ずは乾杯~
  

 (俳句)風の神祀る小祠木の芽山

 翌朝も快晴になりました。今日は昨日よりちょっときつ目の海馿(とど)の峰の登山でしたが、参加者の足が揃って順調に予定時間通りに登頂出来ました。

  トドの峰にも地神を祀る石祠が安置されていました。国土地理院地図には三角点表示があるので、これからみんなで探してみようということになりました。「あったぞー!」ヤブに覆われた平頂の東端にI氏がみつけてくれた三等三角点に全員がタッチして下山しました。
 急坂奮闘中(トドの峰)
もうすぐ山頂だーガンバー 集合写真(トドの峰)
三角点みつけたゾー 圧巻!北小浦の大桜 超ド級です

 まれにみる晴天に恵まれ、2日間フルに活躍してくれたみなさんのおかげで思い出に残る山行ができました。(おわり)