≪紀行文≫ |
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〜〜〜全く雪が無い年は初めて〜〜〜 |
今年は暖冬。歩いたルート上には雪のかけらもありませんでした。毎年この時期に西山三山縦走山行を行っていますが、多い少ないはありますが全く雪が無い年は初めてです。
雪がある時期にはトレースがある登山ルートは限られます。でも林道には高い確率でトレースが期待できるので、例年高立山からは不動堂前を通る南参道コースを下って林道に降り、林道経由で護摩堂山の菅沢登山口に行き、護摩堂山に登っていました。今年は雪が無いので、大平山から境界尾根を進み、ツガギカヤコースから護摩堂山に登りました。
雪が無いおかげで行程が順調に進み、三角点を廻って下山した護摩堂山登山口ではゆっくりと靴を洗い、追越歩道を経由して田上駅に向かいました。
田上駅到着は予定通りの15:00、15:21分の新潟方面行き電車には余裕で乗れました。
矢代田駅の構内広場で身支度を整え、住宅街を通って旧道の入口に向かいます。
今日は朝市が立つ日のようで、住宅街の路上の一部を車両通行止めにして野菜などの露天販売が行なわれていました。 |
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駅で出発準備 |
旧街道の入口に向けて住宅街へ |
路上の朝市 |
旧道の入口付近には多少道に覆いかぶさるように笹が生えているので、ちょっと見には入りづらそうですが、入って少し登り上がると周囲は明るく歩き易い道が延びています。 |
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旧道に入った所 |
道は明るく歩き易い |
旧道脇にある“中店”の三角点 |
旧街道は山中の尾根道ですが、起伏が穏やかで、林道への出口近くには追立(おたて)地蔵の御堂があります。お堂の地蔵様にお詣りして、林道に降り、高山ぶどう園登山口に向いました。
高山ぶどう園登山口には大きな駐車場とトイレがあります。林道は除雪されないので車では登山口に来れず、いつもの年であればこの時期にこの登山口から菩提寺山に登る人はさほど多くはありません。しかし、今年は雪が無いので駐車場には数台の車が止まっていました。 |
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追立(おたて)地蔵 |
林道を歩いて登山口へ |
菩提寺山に向けて登山口を出発 |
菩提寺山にはたくさんの登山道が整備されていますが、今回登った高山ぶどう園からの登山コースは最も容易に登れるコースで、小さな子供連れが良く歩いています。
山頂直下の仏路峠にはたくさんのお地蔵さまが安置されていて、菩提寺山に登る人を出迎えて、下る人は見送ってくれています。
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隊列は整然と菩提寺山に向かって進みます |
菩提寺山直下仏路峠のお地蔵様 |
菩提寺山の山頂で一休み |
菩提寺山から林道に降りて、高立山に向かいます。林道はもう春模様、リラックスしてゆっくりのんびりのどかな歩きになりました。 |
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菩提寺山から林道に下る |
林道を高立山に向かう |
高立山の登山口 |
高立山への登りは登り始めの竹林の中の登りと山頂直下が急登です。 |
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竹林の中の登り |
高立山山頂直下の登り |
高立山山頂到着です |
高立山で昼食を摂りました。高立山には小屋がありますが、お日様が差していて、風もなく温かいので、小屋に入る人はほとんど居なくて大方の人は外で気持ちよさそうに食事を摂っていました。
残念なのは菅名岳や粟ヶ岳などがガスに包まれていてほんのぼんやりとしか見えなかったことです。
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高立山山頂で記念写真 |
例年この時期には雪がありました。トレースを期待して高立山からは不動堂の前を通って林道に降り、林道を歩いて護摩堂山に向っていました。しかし、今年は登山道に雪が無いので、普通に登山道を歩けます。大平山から境界尾根を進み、ツガギカヤコースから護摩堂山に登ることにしました。
大平山で一息入れた時、大平山が西山界隈では一番標高が高い場所だと物知り顔で話をしたら、メンバーの一人から一番高いのは大平山ではなく“ろう火峰”だと教えられました。大平山は三角点があるので278.3mと地形図に表記があります。“ろう火峰”には地形図上に数字の表記はありませんが等高線的には280m超と読み取れます。 |
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高立山山頂直下の急な下り |
大平山の稜線への急登 |
大平山、最近鐘が設置された |
大平山から先の境界尾根は始めは明るく緩やかで尾根ですが、進むにつれて傾斜が急になります。尾根先端部では階段が設えてありますがとても急です。この階段は2年ほど前に設けられたように記憶しています。階段がない頃は捕まるところもろくにない場所なので、滑り落ちるような感じで下っていたことを思い出されます。 |
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境界尾根、始めは歩き易い尾根です |
進むに従い傾斜が急になります |
尾根先端部はとても急な階段です |
何とか無事に難所を下って林道に降り立ち、林道を南に150m程進むと護摩堂山にのぼるツナギカヤコースの登山口があります。 |
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急な階段の下り |
下りきって沢を渡って林道に出ます |
ツナギカヤコースの登山口 |
ツナギカヤコースは急斜面に付けられた九十九折の登山ルートです。下から見上げるととても急に見えるのですが、ルートは大きな九十九折になっているので、そこそこ急ではありますが、見た目で感じるほどには急ではありません。
登りきると護摩堂山山頂部の茶店の脇に出ます。 |
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九十九折の道 |
登りきると茶店の脇です |
茶屋脇の広場で休息し、護摩堂山城址を経由して三角点峰に向かいました。護摩堂山の三角点は一等三角点の補点で大きな標柱が埋められています。
三角点峰の上り下りとも急で足場の悪い箇所があります。 |
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三角点峰へ向かう |
上り途中のピーク越え |
護摩堂山三角点 |
三角点峰を経由して護摩堂山の登山口に着いた時刻は予定通りで、田上駅発15:21分の新潟方面行き電車には余裕で乗れます。登山口のトイレ前には靴の洗い場があるので、全員靴を洗い駅に向かう準備を整えました。
護摩堂山の登山口から追越歩道を歩いて田上駅に向かいました。追越歩道はゴルフ場の脇に沿って付けられた遊歩道で、入り口付近はゴルフの玉除けのゲージに覆われています。綺麗に整備、手入れされた竹林が追越歩道の売りです。 (おわり) |
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三角点峰からの下りの難所 |
遊歩道を覆うゲージ |
竹林の中の歩道 |