会山行紀行文 2018年
12/5(水)
晴れ
ポンポン山と吉見百穴 参加者 (紀行文) 2052 M/T
No−T69 グレード:E
39名 (俳句) 557T/K 758S/K
 担当リーダー 2052 M/T (男性5名・女性34名) (写真)2051S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=高負彦根神社駐車場(10:10-10:20)…ポンポン山(10:25-10:35)…八丁湖公園・昼食(11:30-12:35)…吉見観音(12:55-13:10)…八坂神社(13:45)…吉見百穴(14:20-14:40)…岩室観音(14:45-15:05)=新潟駅南口(19:15) 
≪紀行文≫
〜〜〜見どころ満載、晩秋の吉見丘陵〜〜〜

 吉見丘陵は埼玉県のほぼ中央に位置する吉見町にあり、そこには豊かな自然と吉見百穴や黒岩横穴墓群など「古墳時代を代表する」貴重な史跡が残されています。その吉見丘陵にあるトレッキングコース、「ふるさと歩道」と「願いごとの道」を歩きました。
 天候は運良く冬型の気圧配置に変わり、埼玉県は晴れの予報です。しぐれる新潟を出発、「トンネルを抜けたら晴れだよね!」の期待がまさに的中。小春日和のトレッキングとなりました。

 ポンポン山は高負彦根(たかおひこね)神社裏にある見晴らしのよい岩山です。高負彦根神社詣での長者が財宝の隠し場所のお伺いをたてたところ、この岩山に埋めろとお告げがあり埋めたそうです。それからしばらくして財宝を盗もうと盗人が山に入ったところ、突然山がポンポンと山鳴りを起こし盗人は退散したと言う話が残っています。ポンポン山の由来もここからきているようです。

 ポンポン山の標高は30m程、すぐに山頂に立つことができました。山頂付近で踏み鳴らすとポンポンと音がすると言われています。早速、飛んでみました。「聞こえる!聞こえる!」ボソッ、ボソッと鈍い音が響きます。皆さん、すっかり童心に帰ってポンポン飛んで楽しみました。

(俳句:T/K)
 冬型となりて武蔵は空青し   どんぐりの山ぽんぽんとにぶき音
 ちちちちと雑木林に冬の鳥   折れ竹の向きは気ままに冬うらら


準備OK!出発 ポンポン山入口に到着 標高20mの登り
山頂でヤッホー! この辺で音が・・・! 高負彦根神社にお詣り

 ポンポン山からは八丁湖公園内の歩きになります。クヌギ林の中、落ち葉をカサコソ踏みしめ快適な歩きです。黒岩横穴墓群をめぐり、八丁湖畔に到着。鮮やかな冬紅葉が出迎えてくれました。
 お昼は八丁湖を見下ろす眺めの良い場所でとりました。とても温かく、陽ざしを一杯に浴び、T/Kさんの野点の一服を頂き、とても12月とは思えないような貴重な時間を過すことができました。

(俳句:T/K)
 冬紅葉色極まりし八丁湖      日かげりて急に冬めく池の岸
(俳句:S/K)
 八丁湖見おろす野点小六月

山茶花は花盛り 枯葉をカサコソ踏み 黒岩横穴墓群
色艶やかな冬紅葉 晩秋の八丁湖 新人さん紹介
 陽ざしもご馳走の一つ、のんびり、ゆっくりランチタイム  
 癒しの一服!
 午後の出発!  八丁湖を見下ろす眺めの良い場所で集合写真 

 午後は「願いごとの道」歩きです。昔は吉見観音にお参りする巡礼路で、願いごとによく効く縁起の良いお地蔵さまや神社があります。
 吉見観音、八坂神社、北向地蔵、龍性院・弁天様、岩室観音と、歩くことが願いごとの成就と皆さん根気よく歩きました。
 岩室観音では「ハート型胎内くぐり」に挑戦、願いごと成就がより近付いたのではないかと思います。
 吉見百穴ではボランティアガイドさんの説明を受け、横穴墓群やヒカリゴケ、巨大なトンネルとなった軍需工場跡を見学しました。
(俳句:S/K)
 三重の吉見の塔にすずめばち

(俳句:T/K)
 冬紅葉吉見観音明るうす
 冬木立竜を背に負ふ地蔵尊
 願いごと叶ふ道の辺柚子たわわ
 横穴の墓二百余に冬日差す
 百穴を見る子規の句碑冬紅葉
 落葉踏む胎内くぐり無事終へし

吉見観音にお参り 吉見観音三重の塔
八坂神社にお詣り 吉見百穴への下り
 龍性院にお参り  願いごとの道の籏  吉見百穴、ガイドさんの説明
胎内くぐりはハート型)

 温かいと言うよりはむしろ暑い位の気温でしたが、皆さん頑張って歩き通すことができました。参加者39名中、80才以上の方が11名、割合にすると28%です。これは素晴らしいこと「高齢福祉課から表彰されてもいいよね!」とお互いに元気なことを喜び合い帰路につきました。
 岩室観音にお参り  胎内くぐりに挑戦!