≪紀行文≫ |
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〜〜〜紅葉の古刹を巡り歩きました〜〜〜 |
鳥追観音は「ころり三観音」の一、大山祇神社は「なんでも聞いて下さる山の神様」として知られ、柳津の圓藏寺は日本三大虚空藏尊で紅葉名所の名刹でもあります。これら西会津の三寺社は西暦800年前後に創建され、1200年以上の歴史を誇っています。
このトレッキングは秋の日ざしに照らされた紅葉の古刹を巡るパーティーを思い描いて計画したのですが、前後は秋晴れの好天、残念ながらこの日だけが雨模様の一日でした。トレッキングのメインイベントは大山祇神社遥拝殿から御本社まで距離片道4qの参道歩きでしたが、雨で古からの杉並木の参道は木の根が張り出し滑り易いと判断し、名物の石段上りも回避して、終始林道上を歩いての往復としました。
福満虚空藏菩薩圓藏寺周辺はまだ紅葉には早すぎましたが、空模様が回復してきて、名物の粟まんじゅうも買えて、のんびりと散策できました。
まずは鳥追観音にお参りです。私たちが到着したとき、私たち同様の小型バスに乗った先客がちょうど帰るところでした。 |
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参道から本堂に向かいます |
鳥追観音本堂 |
中に上がらせてもらえました |
鳥追観音にお参りし、大山祇神社の遥拝殿に到着した時点では今にも雨が降り出しそうな気配ではありましたが、まだ降られずにおりました。スマートフォンのレーダー画面ではこの時点で県境越えた新潟の阿賀地方は土砂降りで、西会津地方が雨雲に覆われるのは2時間後と予想されていました。
遥拝殿にお参りしてから御本社に向かう予定でしたが、雨雲が切迫しているので、歩行行程を早目に切り上げようと遥拝殿のお参りは御本社から帰った後に行うことにし、仕度を整えるとすぐに御本社に向けて出立しました。雨が降り出す前に御本社に到着できればいいが・・・と思いながら。 |
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大山祇神社遥拝殿前 |
準備を整え御本社に向けて出立です |
この先4qの道程、人家は無くなります |
不動滝に到着すると雨がぽつぽつと当ってきました。不動滝までは遥拝殿からほぼ1qです。
滝は道路下へ20m程下った不動堂の脇に回り込むと流れ落ちています。不動滝の周辺は紅葉が始まりかけていて、やわらかに色付いていました。 |
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不動滝への入口 |
不動堂、滝は堂の右脇へ廻り込むと在る |
不動滝 |
弥作の滝は歩き始めの遥拝殿から2q、御本社までのちょうど中間点です。遥拝殿から御本社までの標高差は370m、遥拝殿から弥作の滝までの標高差は100m、弥作の滝から御本社までの標高差は170mなので、参道は弥作の滝までは緩やかで、弥作の滝から先は少し傾斜が急になります。また「木の根坂」と称されるように木の根が張り出した杉並木の道や202段の石段など古の参道は弥作の滝より先に残っています。 |
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弥作の滝のお堂 |
お堂脇の道祖神 |
弥作の滝 |
参道の脇には所どころに道祖神が祀られています。また、木で作られた様々な形の椅子やベンチが置かれています。
弥作の滝を過ぎて進むと「木の根坂」と称される杉並木の道や202段の石段が出てきます。この日は雨が降っていて道も石段も濡れて滑り易いので、私たちは終始林道上を歩きました。 |
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参道脇の道祖神 |
石段脇の道祖神 |
202段の石段、雨で濡れています |
御本社の間近になった所で雨脚が強くなりました。
御本社に到着するとお昼の食事の頃合いになったので、御本社の軒をお借りして、雨に打たれずに食事を摂らせていただきました。 |
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終始林道を歩きました |
石段の上に御本社 |
大山祇神社御本社 |
雨に打たれながらも無事に大山祇神社の御本社詣でを済ませて、遥拝殿に戻ると雨はやんでおり、遥拝殿の参拝を済ませて、柳津に廻りました。
まずは道の駅「やないづ」敷地隣接の「憩いの館ホットinやないづ」内の小池菓子舗の直売所に寄って、1時間後に受け取る旨粟まんじゅうや栗まんじゅうを予約して、福満虚空藏菩薩圓藏寺に向かいました。 |
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虚空蔵尊裏手の駐車場から境内に入る |
福満虚空藏菩薩圓藏寺本堂 |
虚空蔵尊の舞台からの眺め |
虚空蔵尊裏手の駐車場でバスを降り、バスは小池菓子舗の直売所がある「憩いの館ホットinやないづ」で待機させました。
私たちは虚空蔵尊を散策した後、バスが待つ「憩いの館ホットinやないづ」までは、只見川沿いに整備されている遊歩道を歩いて行きました。
遊歩道の延長は500m程です。(おわり) |
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虚空蔵尊の裏参道 |
虚空蔵尊の表参道 |
遊歩道入口近くの小公園から虚空蔵尊 |
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