会山行紀行文 2018年
9/6(木)
晴れ
玉ノ木八十八ヶ所巡り
参加者 (紀行文) 2052 M/T
No−T46 グレード:E 40名
 担当リーダー 2070 A/B (男性6名・女性34名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:10)=親不知IC=道の駅越後市振の関(10:10)…市振公民館玉ノ木支所(10:30-11:10)…普門庵…西国八十八ヶ所めぐり…高野山(観音山)・昼食(12:45-13:15)…往路を戻る…普門庵…道の駅越後市振の関(14:10-14:30)=道の駅親不知ピアパーク(14:40-15:05)=親不知IC=新潟駅南口(17:40) 
≪紀行文≫
〜〜〜地元の方々の心温かいご協力がとても嬉しく、この喜びが一番のご利益でした〜〜〜

 「玉ノ木八十八ヶ所」は糸魚川市の最西端、県境の集落「玉ノ木」の裏手の観音山にあります。その八十八ヶ所の遍路めぐりを行いました。

 台風一過、爽やかな秋晴れに恵まれバスは西へ西へと向かいます。親不知子不知の隧道では、バスの中からでも、その厳しさが伝わってきました。それに引きかえ車窓から見える新秋の日本海は、とても静かで美しかったです。

 市振公民館玉ノ木支所で、郷土史家・蛭子健治さんに玉ノ木の歴史と、「玉ノ木八十八ヶ所」を作った上野教道尼について話をして頂きました。上野教道尼は村人にも西国八十八ヶ所めぐりが、この地でもできるようにと霊場を作りました。高野山と名付けられた観音山の山頂まで続く石仏を一体一体めぐり、一日で八十八ヶ所めぐりを行うことができます。

糸魚川タイムス掲載記事
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道の駅・市振の関を出発 玉ノ木地区の町並みを歩き 市振公民館玉ノ木支所に到着
蛭子先生の講話の聞く
玉ノ木の話に熱が入ります  上野教道尼ゆかりの普門庵で集合写真  

 上野教道尼ゆかりの普門庵から、「玉ノ木八十八ヶ所」への上りになります。案内は市振公民館館長さんと玉ノ木支所館長さん、一番の釈迦如来に始まり、次々と現れる石仏を一体一体眺め拝みながら山頂を目指しました。
 上りあり下りありの遍路道ですが、爽やかな風に元気をもらい皆さん頑張りました。最後の八十八番の薬師如来を拝み、山頂の高野山に到着。眼下の日本海の眺めを楽しみながら昼食をとりました。
普門庵前で説明を聞く 普門庵の本尊 八十八ヶ所めぐり入口
 な階段を上り  眼下には玉ノ木の地区の家並み 樹間を行く遍路道 
八十八ヶ所めぐりの案内板  石仏には必ず空海も一緒 涅槃の石仏もあります 
館長さんの説明を聞く 石仏にお参りして 熱田山の鳥居前で休憩
 見晴らし台からの眺め  上り頑張ります 仏花で一番上等なしきみの実 
札の裏に寄進者の名 八十八番に到着 これで満願手を合わせ 
 山頂・高野山に到着  山頂からの市振港 石仏前で昼食 
木陰もいいよ! 高野山で勢ぞろい 市振漁港

 上りに時間がかかり、下りの時間が、さすが「下りの楽山会」です。予定通りに下山することができました。
 道の駅・親不知ピアパークで地元の特産物を買い帰路につきました。
 市振公民館館長さんはじめ地元の方々の心温かいご協力がとても嬉しかったです。この喜びが一番のご利益でした。
海は早や秋の色 下山は速い! 館長さん達にお礼の挨拶

≪石仏のいろいろ≫
 
 毎年、6月18日は「観音祭り」が行われ、多くの人が訪れるそうです。
 上野教道尼は八十八ヶ所だけにとどまらず坂東、秩父、西国の百ヵ所の観音霊場を観音山の尾根筋から南面にかけて作っています。そちらも巡れるようになっています。