会山行紀行文 2018年
11/21(水)
晴れ
(よねやま)
米山(下牧コース)
993m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
4名
(男性2名・女性2名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
新津(6:30)=下牧登山口(8:45−9:00)…水野登山口分岐(9:37)…駒ヶ岳避難小屋(10:00)…三十三観音(10:03)…三俣(10:49)…女尸羅場避難小屋(おんなしらば)(10:55)…米山々頂(11:31−12:53)…しらば避難小屋(13:22)…駒ヶ岳避難小屋(14:07)…下牧登山口(15:00)=新津(17:15)
≪紀行文≫
〜〜〜雪の降る前の山歩きを楽しむ〜〜〜

 今日は久しぶりにお天気良さそうなので仲間と米山に登って来ました。
 米山は独立峰で幾つもの登山コースが有りますが今日は上越市柿崎区からの米山表登山道下牧コースを登る事にしました。
 登山口には駐車場とまだ新しい無料の休憩舎が有ります。休憩舎の名前は「下牧ベース993」昭和62年に閉校になった下牧小学校の跡地に4年前建設された無料休憩所で入り口には靴洗い場も有り中は綺麗で水洗トイレも有ります。
 歩きだして直ぐに米山薬師「御仮堂」が有ります。御仮堂は冬季間山頂の薬師本尊を此処まで運び安置する場所で昭和47年の落雷で本堂消失迄続ずけられていたそうです。
無料休憩所、下牧ベース993 中は綺麗です 御仮堂

 杉林の中の平らな道を進み両側に野仏の有る所を過ぎると道は急登になり水野登山口分岐に着きます。見晴らしの良い所で冠雪した頚城三山の妙高山、火打山、焼山を眺め休憩します。
名残の紅葉 登山口の石仏 頚城三山 妙高山、火打山、焼山

 此処よりの登りは急登でV字状に掘れ込んだ道で深い所は人の背丈の2倍くらい掘れ込んでいてとても歩き辛いです。元は尾根道だったのでしょうが長年の雨水と歩く人によって削られこんなに掘れ込んだのでしょう。
 登りが穏やかになった少し広い所に駒ヶ岳の避難小屋が有り、直ぐ近くに三十三観音が有ります。観音様の石仏は11体ずつ三列に整然と並んで居ました。
歩き辛いV字状の登山道 三十三観音

 登山道脇には色々な表情の野仏が安置されています。
登山道横の夫々表情の違う石仏

 この先も掘れ込んだ道で登りが緩やかになると三俣で水野林道コースと合流します。
 雪で傷まない様にする為か案内標識はすべて取り外されて小屋の中に在り柱だけが残って居ました。
 少し登った所に泰澄大師の碑が有りその直ぐ先の高台に「しらば避難小屋小屋」が有り休憩します。此処が「女尸羅場」で此処より女性は山頂へは行けなかったそうです。
 小屋より少し下り細い鞍部を通り山頂への最後の登りが始まります。少し岩場でクサリ場ですが此処も雪対策かクサリは取り外されて居ました。そんなに危険では有りませんがでも慎重に歩き山頂小屋に着き薬師堂まで行きます。トイレも雪対策の為か取り壊して有りません。

  全国で3カ所残っている明治15年に埋設された「原三角点」を眺め、日差しは有るのですが風が冷たく小屋の中で昼ご飯を食べ、登りよりも慎重にV字状に掘れ込んだ登山道を無事下山する事が出来ました。
山頂を仰ぎ見る 山頂小屋が見えた 原三角点
解体されたトイレ 一等三角点 下山します
しらば避難小屋 駒ヶ岳避難小屋で 無事下山

 今日は此の時期貴重な晴れ間、雪の降る前の山歩きを楽しむ事が出来ました。  (おわり)