≪紀行文≫ |
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〜〜〜今年も裏切らなかった蒜場山の紅葉〜〜〜 |
10月末になると紅葉を見に足を運びたくなる蒜場山。
3年前に烏帽子岩周辺の紅葉の鮮やかさに魅了され今回が3回目。
秋の蒜場山の紀行文は過去に3回掲載済みのため、今回は投稿を控えようと考えていた・・・が、
これまでで最も素晴らしい紅葉との出会いがあり4回目の投稿を決める。
天気予報では26日を逃すと一週間雨が続く、11月に入れば落葉が進む、行くなら26日しかない。
夜明け前に車で出発、進行方向にクッキリと浮かぶ蒜場山のシルエット、天気は申し分ない。
加治川治水ダム周辺の色付き具合から烏帽子岩の紅葉が予測できる、「これなら良さそうだ」 |
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朝陽で峰が染まる焼峰山 |
南西の尾根の色付きは上々 |
1000m前後が紅葉のピーク |
登山口から直ぐに急登、10分ほどで後方に焼峰山が現れる、名前の通り朝陽で峰が焼けている。
1時間ほどで倉見平(660m)、ここは隣の俎倉山(857m)の展望台、紅葉で覆われた俎倉山を見ながら休憩。
歩き始めて1時間半、蒜場山の山頂から南西につながる尾根の紅葉をチェック「今年も良い色付きだ」
中間地点の岩岳(932m)で長い休憩をとり、そこから1時間でお目当ての紅葉スポット烏帽子岩(1030m)へ。
ここの紅葉は烏帽子岩の後ろに隠れているため、烏帽子岩に手が触れる所まで近づかないと見ることができない。
「今年はどうかな?」と首を伸ばす・・・、「よし!」見事な色付きに心の中でガッツポーズ。 |
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烏帽子岩から紅葉の眺望、登山道は中央の尾根を登って山伏峰、そこから左に移動して山頂 |
先週登った大朝日岳と比べると景観のスケールは全く及ばないが、距離が近いため紅葉の鮮やかさと迫力が感動的だ。
「やっぱり、ここの紅葉は素晴らしい」
今回は山頂から南西に伸びる尾根の色付きがベストタイミング、この後この尾根に目を奪われっぱなしになる。
加えて、例年山頂周辺は殆ど葉を落としているが今回は紅葉が残り、山頂と尾根のパノラマも見事だ。
四の五の言わず、写真で見ていただこう。 |
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烏帽子岩の下に広がる紅葉、後方は五頭連峰 |
紅葉のアップ(復路で撮影) |
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紅葉のパノラマ、今年は山頂から南西にのびる尾根の紅葉も見事 |
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尾根の紅葉、右は復路で撮影、奥は二王子岳 |
登山道から山頂を仰ぎ見る |
烏帽子岩を後にし、チェーンが付いている岩場の「兎戻し」や、崩落で片側が切れ落ちた場所を数か所越えながら高度を上げる。
蒜場山は累積標高差1340mだが、それ以上にきつく感じる、その理由の一つが最後に待ち構える容赦のない大小のピーク越え。
「まだか、まだか」を何度も繰り返して山伏峰(1330m)へ、ここから飯豊の西大日岳を見ながら約15分で山頂(1363m)。
山頂からはエブリ差岳から西大日岳まで飯豊連峰を一望できる。
しかし、下で見た原色の紅葉のインパクトが強すぎて、セピア色に近い飯豊連峰の大パノラマが今ひとつ心に響いてこない。
早く、あの紅葉をもう一度見たいと、昼食を胃袋に流し込み早々山頂をあとにする。 |
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片側が切れ落ちた登山道 |
傾斜がきつい岩場の兎戻し |
西大日岳を見ながら山頂へ |
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ここが蒜場山の山頂です |
飯豊連峰 @エブリ差A地神B北股C西大日D牛首山 |
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山頂から俯瞰@山伏峰A五頭連峰B烏帽子岩C俎倉D岩岳 |
@烏帽子岩A治水ダムB焼峰山C二王子岳D南西尾根 |
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ここの登山道は木の根や岩の露出が多く、そこに落ち葉がかぶさって滑りやすく下山は要注意。
手がかり、足掛かりに迷う「兎戻し」の岩場は、木の枝を掴んで三点確保で通過。
太陽が高くなり、景観は陰影の無いのっぺりしたものになったが、紅葉の彩度は上昇。
加治川治水ダムの登山口までゆっくり紅葉狩りを楽しみながら下山する。
蒜場山の登山道「米平新道」は下越山岳会が二年かけて切り開いたとのこと。
こんな素晴らしい山行ができた喜びと感謝の念を抱きながら帰路についた。 |
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数が少なかった赤色 |
熊が出そうな雰囲気の林 |
烏帽子岩を振り返る |
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遠くなった蒜場山をアップ |
尾根と紅葉の木々をアップ |
加治川治水ダムに無事下山 |
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