会山行紀行文 2018年
9/19(水)
晴れ
(あまかざりやま)
雨飾山

1963m
参加者 (紀行文) 2216 S/K
単独
(男性1名) (写真) 2216 S/K
≪コースタイム≫
自宅(新潟市)(3:00)=糸魚川IC(5:10)=小谷温泉登山口(6:15-30)…荒菅沢(8:00-10)…笹平(9:15)…雨飾山(9:40-10:50)…笹平(11:20)…荒菅沢(12:10-20)…小谷温泉登山口(13:30-45)=雨飾荘入浴(14:00-30)=糸魚川IC=自宅(6:00)
≪紀行文≫
〜〜〜山頂から視界360度の展望を楽しむ〜〜〜

 二年ぶり二回目の雨飾山、天気予報は晴れ、国道148号線から雨飾山の特徴的な山頂(双耳峰)が見える。
 前回雲に阻まれた山頂からの北アルプスの展望に期待が膨らむ。
 駐車場には既に十台ほどの車、仙台、京都、前橋など県外ナンバーがずらり、やっぱり日本百名山。

 気温なんと10℃、ウインドブレーカを身に着けて出発。 
 僅かな木々の色づきとナナカマドの赤い実に秋を感じながら高度を上げる。
登山届を提出して出発 11枚の標識に励まされる 少しだけ秋の色付き

 ブナの木の登山道を進み水場のある荒菅沢へ、休憩場所に適しているため数人の人がお弁当を食べている。
 山頂を見上げると、鋭く尖った大きな岩山がそそり立ち、その迫力ある景観に胸が躍る。
 沢を過ぎると傾斜がきつくなり、やがて南東側に黒姫山、高妻山、戸隠連峰が現れる。

 ここからが一番の難所、急斜面が続く岩場をハァハァ、ゼイゼイ言いながら登り切って笹平へ。
 笹平は文字通りクマザサが広がる平坦な丘、その奥に目指す山頂が姿を現す。この景色が感動的でとても良い。
 水場のある荒菅沢で休憩
もうすぐ荒菅沢に到着 足元に秋の花リンドウ 岩場の急登が続く最大難所
難所を登り切るとクマザサで覆われた笹平、その奥に山頂

 最後に100mほどの急坂を登る、振り返ると笹平をキャンバスに登山道が女性の横顔を描いている(雨飾の乙女と呼ばれているらしい)

 1963mの山頂に到着、そこは視界360度の展望台。

 北側に日本海と二年前の会山行で歩いた海谷山塊(駒ヶ岳、鬼ヶ面山、鋸岳)
 東側に焼山と火打山、南東側に高妻山、戸隠連峰を望む。
 南西側には期待していた北アルプスの山の連なり。
 遠く槍ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬杓子、白馬岳、雪倉岳がハッキリ、クッキリと見渡せる。
北側の眺望@糸魚川A〜C海谷山塊(駒ヶ岳、鬼ヶ面山、鋸岳)D笹平E焼山F火打山
東側〜南東側の眺望 @焼山A火打山B山頂(南峰)C高妻山D戸隠連峰
南西側の眺望 北アルプスと@朝日岳A山頂(北峰)B黒姫山
@槍ヶ岳A鹿島槍B五竜C唐松D白馬杓子E白馬F雪倉 笹平に描かれた雨飾の乙女

 平日なのに山頂は20人から30人の登山者で賑わっている。
 その中でゆっくり昼食をとりながら、一時間ほど展望を楽しんで下山。

 下山中に出会った横浜の青年から10月中旬の紅葉の素晴らしさを聞かされ、心がグラッと揺れる(震度3強?)。
 途中雨飾荘に立ち寄って、露天風呂で汗を流し(700円)帰路についた。
山頂直下から荒菅沢を覗く 笹平の紅葉は始まったばかり(後方は焼山)
荒菅沢から山頂を仰ぎ見る、@が山頂直下 木漏れ日の登山道を下る
ナナカマドの赤い実 紅葉でこうなるのか(グラッ) 国道158号から見る雨飾山