会山行紀行文 2018年
6/23(木)
曇り
(あわがだけ)
粟ヶ岳

1293m
参加者 (紀行文) 1861 K/Y
4名
(男性2名・女性2名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
 第二貯水池(7:50)…3合目ベンチ(8:45)…くさり場(10:00)…砥沢のヒュッテ(10:35)…北峰(11:25)…粟ヶ岳(11:55〜12:40)…北峰(13:05)…砥沢のヒュッテ(13:40)…くさり場(14:00)…3合目ベンチ(14:55)…第二貯水池(15:35)
≪紀行文≫
〜〜〜ヒメサユリ回廊を歩く〜〜〜

 久しぶりに粟ヶ岳にヒメサユリを見に行きたいという人たちがいて、私もお供させてもらいました。
 粟ヶ岳のヒメサユリは北峰の直下から粟ヶ岳山頂直下にかけて群生していて、例年ですと6月中頃から咲き始め、6月20日頃から1週間程度が最盛期です。

 水源地に到着するとすでにたくさんの車が駐車していました。車は第二貯水池の先まで林道を走れるのですが、水源地の駐車場の状態から推し量って、第二貯水池まで行ったら駐車場所の確保に苦労すると思い、水源地の駐車場に車を留め、林道を歩いて登山口の第二貯水池に向かいました。貯水池ダム手前の石の社両脇には車数台分の駐車スペースがあるのですが、現在ロープが張られ立入禁止になっています。 
石の社両脇のスペースは立入禁止 第二貯水池のダム、ダムを渡ると登山口 2合目に向かう登山道

 3合目に出るとようやく主稜線に乗り、下場や周囲の山が見えるようになります。3合目にはベンチが設置されていて、別名ベンチ場と呼ばれています。今日は先客が一人休んでおられました。
3合目でようやく周りが見えました 先客が一人休んでおられました 3合目の標識

 3合目から35分ほど歩くと栃平に出ます。栃平にもベンチが置かれていて、前方は開け、粟ヶ岳が右斜め方向に見えてきます。粟ヶ岳を眺めながらの良い休み場になっています。
 栃平から40分ほどでくさり場に到着します。くさり場は冬期、雪の着き方によっては結構な難所になります。くさり場を越えるとすぐ6合目です。
栃平、粟ヶ岳は右奥の真ん中のコブ? くさり場 6合目に到着です

 6合目からは岩野集落や水源地が良く見下ろせます。途中水場への分岐を越えて10分ほど進むと砥沢のヒュッテ、小屋の板壁に7合目の標識が打ち付けてあります。
岩野集落と水源地 右、水場へ70m、3分 砥沢のヒュッテ、7合目

 砥沢のヒュッテから北峰に向かうと、いよいよお花の回廊が始まります。
まだツツジが咲いています ナナカマド 北峰へ向かう、後方のピーク砥沢のヒュッテ

砥沢のヒュッテと北峰間の中ほどあたりから、いよいよお目当てのヒメサユリが登山道脇に顔を見せ始めました。
登山道脇のヒメサユリ ヒメサユリ 登山道脇にはこんなお花も

 ヒメサユリの回廊はさらに続きます。色が薄いものと濃いものがあり、ここでは総じて色の濃い花が多く咲いています。
登山道脇のヒメサユリ ヒメサユリ 色の薄い花と濃い花

 北峰からは粟ヶ岳が間近に見え、粟ヶ岳周辺の山なみも良く見渡せます。
北峰 手前は中岳、後方が粟ヶ岳 手前一本岳、尾根の奥は堂ノ窪山

 北峰から中岳に向かう登山道脇にもいろんな花が咲いています。
小さな池塘のカキツバタ 更紗どうだん ヒメサユリ

 中岳から粟ヶ岳に向かう登山道にもヒメサユリが咲いています。黄色い花が見え、ヒメサユリの新種かとびっくりしたが、よく見たらキスゲでした。
藪の中のヒメサユリ キスゲ 写真撮影に余念がありません

 粟ヶ岳山頂の直下までヒメサユリが咲いていました。
山頂直下のヒメサユリ 山頂直下のヒメサユリ 粟ヶ岳山頂

 粟ヶ岳山頂の草地にはたくさんの人たちが腰を下ろしていました。粟薬師から登って来た人も大勢いました。  (おわり)