会山行紀行文 2018年
11/10(土)
晴れ時々晴れ
(りょうぜん)
霊山

825m(東物見岩)
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
No−146
グレード:C  25名
 担当リーダー 2097 T/Y (男性8名・女性17名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=福島西IC=霊山登山口(530m)(9:50-10:06)…宝寿台(10:36)…天狗の相撲場(11:08)…護摩壇(11:31)…霊山城跡(11:55-12:39)…東物見岩(最高峰) (825m)(12:47) …蟻の戸渡り(13:10)…日暮岩(13:41)…分岐(13:56)…霊山登山口(14:17)=「りょうぜん紅彩館」入浴(14:30-15:30)=(磐越・東北道)=新潟駅南口(19:30)
≪紀行文≫
〜〜〜紅葉の名所・霊山、奇岩と紅葉のコントラストの素晴らしさ、奇岩の上から絶景眺める〜〜〜

 約2500万年前の火山活動で生まれた霊山。霊山の山全体は火山角礫岩、安山岩から成っており、奇岩が散在しているのが特徴となっている。霊山は、国の史跡、名勝に指定されており、山中にはハイキングコースが整備され、奇岩を眺めながら楽しむことができる。特に、10月下旬から11月上旬にかけての紅葉の霊山は見ごたえがある。

 紅葉の名所として知られている霊山。奇岩と紅葉のコントラストの素晴らしさや、奇岩の上から眺める霊山は景色が素晴らしく、変化に富んだ登山道と奇岩に登ってと、紅葉の霊山はスリルと変化に富んで、歩き応え、見応えがあった。晩秋の霊山を堪能して頂いたようだ。

 新潟駅から23名を乗せた中型バスは新潟駅6時10分出発、高速の磐越道に乗り、途中安田ICで2名を乗せ合計25名。磐越道の県境は霧雨に包まれていたが、時々見える紅葉が綺麗。郡山を過ぎるころから明るくなり晴れ間が出てきた。

 東北道の福島西IC前後で道路工事による渋滞があって到着が遅れると心配したが、霊山へ向かう国道115号線から新しい高速道路の東北中央自動車道に乗ったので、ほぼ予定時間通り霊山登山口駐車場へ9時50分到着。駐車場は広く、綺麗なトイレも完備している。
 駐車場から霊山の全体が見え、雲はあるが青空が覗いていた。
霊山登山口駐車場で登山準備 駐車場から見た霊山 新入会員3名の自己紹介
「史跡および名勝 霊山」標識と案内 霊山登山口から登山開始 舗装された緩やかな広い道を登る

 霊山庵跡までの200m程は舗装された緩やかな広い道を登ると案内図がある。ここから5分程登ると「ふくしまの遊歩道50選」 に選ばれた「霊山ハイキングコース」の看板があり、ここから少し斜度が急になる。
 最初に現れる名前の付いた岩の「鍛冶小屋岩」で休憩。 霊山の岩は玄武岩質の火山角礫岩によって構成されており、自然の風化・侵食 作用による個性的で見事な奇岩が連続し、主たる岩には名前が付けられている。
「霊山ハイキングコース」の看板 少し斜度が急になる登山道 「鍛冶小屋岩」で休憩

 鍛冶小屋岩からおよそ5分、「宝寿台」に到着。2つのハシゴがあり大きな岩の上の「宝寿台」に全員登る。そこから見下ろすと霊山こどもの村や遠くには蔵王連峰が見渡せる。今回のコースではここが最初に下界を見下ろす場所となる。
晩秋の紅葉、赤が綺麗 山から突き出ている奇岩「宝寿台」に到着し最初の絶景を見る

 「宝寿台」の100m程西が「見下し岩」。ここから北へ50m程行った所が分岐(日暮岩入口) となっている。
 「宝寿台」からおよそ3分で「見下し岩」に到着。「宝寿台」から近いこともあり上がるのはカット。登山口から「鍛冶小屋岩」までのキツさはなくなりこの辺から国司沢まではアップダウンのない道となりゆったりと登りやすくなっている。
「宝寿台」から慎重に下りる 下山コースの日暮岩入口との分岐 アップダウンのない道を歩く

 国司沢の案内板のある場所から「天狗の相撲場」の下部は南西側に延びる国司沢が見事な奇岩と紅葉で、この場所からの写真が霊山の紹介の場所で絶景の奇岩と紅葉である。ここで撮影タイムを取る。

 「天狗の相撲場」へ到着し、 相撲場という平らな岩が谷に突き出ている場所をハシゴで渡るが、そこまでの道も足場が悪く道も狭いのと、「天狗の相撲場」も7〜8人ほどしか上がれないので、1班ずつ分けて上がる。
写真613・612・615〜
 奇岩と紅葉が見渡せる国司沢へ到着  天狗の相撲場入口 7〜8人ほどしか乗れない天狗の相撲場 
天狗の相撲場から絶景

 その後、5分ほどで「護摩壇入口」」に到着し、最初の「親不知・子不知」は人一人が通れるほどの狭い岩の通路と絶壁がスリル満点。親不知・子不知を抜けた後の「護摩壇」は目の前に福島盆地、吾妻・安達太良連峰などの大自然のパノラマが広がり、あまりの絶景で皆さん感嘆の声。
 次の護摩壇までまたのんびり歩く  途中の紅葉 
 護摩壇入口 親不知・子不知は狭い岩の通路と絶壁がスリル満点
見晴らしの良い護摩壇到着、目の前は自然のパノラマが広がる 護摩壇を過ぎ、一番の急登

 「国司館跡」を少し登ったところに「霊山城跡」があり、石碑が建立されている。ここにはトイレもあり、この広場で昼食をとる。
集合写真を撮り、「霊山城跡」を東に向かって約10分、霊山で最も高い「東物見岩」に到着(標高825m)、ここからは360度全方位が見渡せ、太平洋を見ることが出来た。
国司館跡後
霊山城跡到着、広場・落ち葉が綺麗  集合写真  
 霊山城跡で楽しいおしゃべりと昼食 霊山城跡から出発  東物見岩(最高峰) (825m)到着

 「蟻の戸渡り」は東物見岩から約10分で到着、幅の狭い岩が並んでいるのが特徴でここから「猿跳岩」まで歩く。
東物見岩から遠く太平洋が見える  幅の狭い岩が並んでいる「蟻の戸渡り」 望洋台に到着・太平洋が見える?

 「蟻の戸渡り」東物見岩から約15分で「五百羅漢岩」到着。ここもとにかく大きな岩で、登るのにすこし苦労するが、登ってからの眺めは格別で、霊山の紅葉が見渡せる最高の場所といえるが、危険なのでスルーする。

 五百羅漢岩から約1分。道の左側に突然突き抜けたような 「弘法の突貫岩」が現れる。
 「弘法突貫岩」 時間都合で登れなかった弁天岩が下に  晩秋の紅葉
 
 一般コース最後の岩となる「日暮岩」に到着。ここもハシゴを使い岩に登るが、ここからの眺めは「弁天岩」や「錦霞渓」などが見え最高の見晴らしといえる場所である。
 
 14:17霊山登山口へ到着。 準備をして日帰り温泉「りょうぜん紅彩館」に向かう。14:30から1時間入浴、休憩時間とした。参加者の中で最近山行で入浴することがなく久しぶりであるとの声があった。
 バスに乗り15:30出発、新潟駅南口19:30に到着した。 
 最後の奇岩の「日暮岩」へ登る もうすぐ霊山登山口なので足取りが軽い  霊山登山口へ到着

 今回もLL、SL、班長、会計さんとメンバーの皆さんからご協力をいただき御礼申し上げます。
 これからも、山行でご一緒することがあると思いますが、今後ともよろしくお願いします。