≪紀行文≫ |
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〜〜〜下山した私たちの顔は秋の山歩きに満たされた笑顔であった〜〜〜 |
いつ来てもゆったりと迎えてくれる村上の山。今日も大平山は「あら、またおまえさまかえ」と私たちを迎えてくれた。
入山の少ない大平山はひっそりとしながらも大きい懐を開いて いる。
天気は晴れ、涼しく澄み切った青空の秋晴れの下を気分良く登山口を出発した。
牧草地脇の道を行くと登り口の標識に着いた。
上り時間1時間45分とある。天気よしメンバーよしから予定時間内でのんびり行けるだろう。 |
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準備はよいかな |
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山頂まで3.2Km |
牧草地 |
大平山登り口 |
途中にりんどうの花に出会った。花に縁のない大平山が花迎えをしてくれた。
緩やかな上りの登山道は整備されて歩き易い。秋空の少し冷えたそよ風が汗ばんだ身体に心地いい。
20分もすると公園見晴らし台に着いた。見晴らしは皆無。20年前に開削された当時はここから南大平ダム湖公園が眺められたのであろうが、20年の歳月は樹木を成長させていた。 |
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りんどうの花見つけた |
牧場脇の緩やかな雑木林道 |
公園見晴らし台 |
植林された杉林の尾根道をしばらく歩く。小さな上り下りで楽しい。里山歩きの醍醐味である。
杉林を抜けると臥牛展望に着いた。牛が横たわっているような山だから臥牛山という名づけは安直であるも、なにか楽しい。
展望箇所から遠く村上城址がある臥牛山を眺め、昔の村上藩城下に思いを寄せた。 |
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植林された尾根道 |
ひと休み |
小さな秋 |
つぎは佐渡展望、悲しいかな何も見えず。木立の成長がなければここから岩船港と、遠くに佐渡が島を眺望出来たことだろう。
佐渡展望を過ぎると主稜線上に到着し、左手に木立の合間から鷲ヶ巣山の展望が開けた。
460mのピークを過ぎると大平山山頂への最後の上りになり、周囲はブナの原生林に変化した。
大平山は懐が深い。標高は低いのに楽しませてくれる。まだ全面紅葉とはならない小さな秋を私たちにプレゼントしてくれる。 |
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鷲ヶ巣山が見えた |
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ブナ原生林出現 |
ブナ原生林帯を行く |
少々きつい上りをクリアすると山頂に到着した。 |
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山頂には2等3角点があり廻りの眺望もよい。
前の岳・鷲ヶ巣山、祝瓶山、遠くに朝日連峰北端の以東岳をはじめ連峰の眺望が開けていた。近くには上り下りの繰返しをしながら登頂したことのある光兎山の姿もあった。 |
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山頂への最後の上り |
山頂標識(神林山の会が建立) |
山頂2等3角点 |
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鷲ヶ巣山 |
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祝瓶山と朝日連峰 |
全員集合 |
昼食後の下りは往路を戻る。上り坂を登っている時の勾配はそんなに気にはならないが、下りはその勾配が気になりついつい慎重になる。安全第一で下り大平山登り口に到着した。
下山した私たちの顔は秋の山歩きに満たされた笑顔であった。
近づく冬への秋の暖かいひと時を、のんびりと天体観測施設ポーラースター神林を眺め、南大平ダム湖公園駐車場を後にした。以上 |
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下りは慎重に |
もうすぐ登り口 |
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大平山登り口到着 |
南大平ダム湖公園標識 |
ポーラースター神林 |
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