≪紀行文≫ |
|
|
〜〜〜五頭連峰北端の荒川山、穴マクリの展望台から二王子岳・飯豊連峰が〜〜〜 |
台風が近づいてきているが、土曜日は午後4時頃から雨の予報で午後2時頃下山するので実施することとした。
新潟駅から15名を乗せたマイクロバスは新潟駅7時10分出発、剣竜峡登山口駐車場に8:05到着。そこに3名直行して既に到着しており、計18名になった。
荒川山(コマタ)は、五頭連峰北端の金鉢山と真木山の中間にあり、五頭連峰の稜線である山並みの一周約6qの、10数年前に切り開かれた荒川剣龍峡登山道である。
荒川集落を東西に流れる荒川川に沿って市道山の神線を3.7q、車で10分上ると、上流に、名勝「剣龍峡」に着く。五頭県立自然公園の北端に位置する「剣龍峡」は、巨大な石畳の岩石その岩間を流れる清流、鬱蒼とした杉木立や広樹林の多く天然の公園である。
剣龍峡の駐車場で登山準備し、剣龍峡の橋を渡って登山口に。
ロープが張ってある一の坂、二の坂、三の坂の岩場道を登り超えると台地,そこには地域の信仰厚い「山の神奥の院」の祠が鎮座している、ここで休憩し涼風にあたり越後平野を眺める。 |
|
|
|
剣竜峡登山口駐車場で登山準備 |
荒川剣龍峡の橋を渡る |
登山口 |
|
|
|
登山開始 |
山の神奥の院まで急登が続く |
管理が行き届きローブがずっと張ってある |
この「奥の院」を後にするといよいよ尾根道に沿って緩やかな登りが始まる。しばらくは周囲の眺望が遮られ広葉樹林や杉林を縫うようにして登るが、心地よい汗がにじんでくる。やがて40分も歩くとスズメノ口につき、ここで休憩。時折、静寂の中にも澄み渡る野鳥の鳴き声も聞こえてくる。 |
|
|
|
山の神奥の院到着、ここは見晴らしがよい |
時々なだらかな登山道に |
スズメノ口直前の急登 |
この山は、標高400〜600mの低山であるが、以外に高山植物の宝庫でもあるそうで、尾根道には春にはイワウチワ、カンアオイ、イワカガミ等もみられ、林間には雪割草やエビネもあるとのこと。
スズメノ口展望台から再び広葉樹林が続き、木道階段が随所に整備されており比較的登りやすい登山道である。 |
|
|
|
スズメノ口到着 |
スズメノ口で休憩 |
焼山までは時々急登があり頑張れ |
ゆっくり登って30分もすると360度の大パノラマが見え、標高540mの焼山の頂きにくる。
晴れた日には日本海沿いの北方向に朝日連峰、その左手の奥に鳥海山も見られる。更に、北東に目を移すと、北股岳、飯豊山,御西岳、大日岳の飯豊連峰が、手前には二王子岳が迫ってくる。すぐ南方の眼前には、金鉢山を始め五頭山に続く山々も連なって見えてくる。西方には、越後平野、新潟市、佐渡島も水平線に浮かんで見える。素晴らしい眺望に恵まれている。しばらく、休憩して眺望を楽しむ。 |
|
|
|
頂上に次ぐ標高の焼山に到着。見晴らしも良く休憩。 |
焼山からは激下りで滑らないよう注意 |
焼山頂上を下り、ムサワ(カツラノマへの分岐点)経由約30分弱でコマタ到着。
東尾根道を10分程度歩くと、この登山コース唯一の水場である堀切(分水嶺)にでる。飲料水が切れたら水筒に汲むのも良いようだ。但し急斜面なので雨の日や濡れている時は注意が必要である。 |
|
|
|
細尾根で根が張っている個所がある |
頂上まで20分手前のコマタ到着 |
この付近から頂上が見えてきた |
堀切(分水嶺)からアルミはしごが掛けられているので登り、ここから急坂を20分ほど登ると荒川山の最高峰、標高634mの荒川山(コマタ)の山頂に着く。金鉢山の三角点になっているが、金鉢山に向かって少し登山道を歩いたが、意外と道はしっかりしており、金鉢山まで行けそうである。 |
|
|
|
アルミはしごを登る |
頂上直前の最後の急登 |
頂上に到着 |
荒川山(コマタ)山頂は2か所木が切られて見晴らし場所になっている。ここで昼食・休憩。 |
|
|
|
頂上で昼食 |
頂上の見晴らし場所 |
下山準備 |
山頂を後に稜線に沿ってアップダゥンを繰り返しながら15分もすると断崖にでる。この山唯一のハリ沢の鎖場に到着する。
ここを過ぎれば比較的平坦な道となり12分ほど歩くと穴マクリの展望台が見えてくる。焼山頂上の眺望よりも一味違った眺めである。正面の眼下に内ノ倉ダムが現れ、二王子岳、焼峰山がより近くに見え、右手上には赤谷、三川方面も見え、俎倉山、蒜場山も近くに映える。遠くには飯豊連邦が見える。 |
|
|
|
下山開始、激下りで根が張って苦労する |
内の倉ダム・二王子岳・北股岳が見えた |
断崖(ハリ沢の鎖場)にでる |
|
|
ブナ林が綺麗な、なだらかな下山道 |
|
二王子岳・焼峰山・飯豊連峰が望める穴マクリの展望台に到着、ここで集合写真 |
穴マクリの展望台を北に平坦な道を進み、樹齢200年(推定)のケヤキやブナの根曲がり大木を見ながら、荒川川の源流である花の木平沢を眼下に歩き、上藤沢(カミトゾウ)に着く。ここから広域基幹林道南部線に面した花の木平登山口まで一気に下れば15分弱で着く。
上藤沢からの下り道は悪天候の降雨の時、登山道が雨水の流れ場に変わることもあり注意が必要である。
花の木平登山口に13:29到着。下山口近くでバスを待たせているので、すぐ着替えてバスに乗る。 |
|
|
|
花ノ木平に到着 |
月岡温泉方面と越後平野が |
この辺はなだらかなでおしゃべりが出る |
|
|
|
花の木平登山口迄10分の所に安産岩 |
続いて夫婦杉が、逆だなあ〜 |
花の木平登山口に到着 |