会山行紀行文 2018年
9/22(土)-23(日)
天候:下記
(あみがさやま)(ごんげんだけ)
編笠山・
権現岳
2524m  
2715m
参加者 (紀行文:編笠) 2070 S/F
No−119 グレード:C上  22名 (紀行文:権現) 2148 H/H
 担当リーダー 2148 H/H (男性10名・女性12名) (写真)2051S/T 2070S/F
≪コースタイム≫
≪一日目(9/23)≫天候:曇り時々晴れ
新潟駅南口(6:10)=小渕沢IC(10:30)=観音平登山口(10:35-10:55)…押手川分岐(12:50-13:25)…編笠山山頂(14:55-15:30)…青年小屋(16:00)
≪二日目(9/24)≫天候:晴れ
青年小屋(6:35)…権現岳(8:45-8:55)…三ツ頭(9:50)…木戸口(10:50)…八ヶ岳神社(12:20)…観音平登山口(12:55-13:05)=スパティオ小淵沢入浴、昼食)(13:15-14:45)=巻潟東IC=新潟駅南口(19:40)着
≪紀行文≫
〜〜〜変化に飛ぶ面白い登山道と、素晴らしい展望を堪能〜〜〜
 今回の編笠山と権現岳は南八ヶ岳連山の南端部に位置する山で、八ヶ岳特有の火山岩が折り重なったように成形された山と言える。
 その為、変化を楽しむことが出来るが歩き辛い登山道も多く、十分な注意が必要な山と言える。

≪一日目≫
 相変わらずの不安定天気の中、この二日間だけは何とかなりそうと期待し新潟駅を定刻に出発し、略定刻に観音平登山口駐車場に到着。
 3連休の初日と言うことだが駐車場は意外に空いていた。空模様が怪しい為か。

 メンバー手慣れた手順で準備を済ませ登山開始。
 しばらくは緩やかな登りの樹林帯歩きとなった。
今回の軌跡(クリックで拡大)
観音平登山口で登山準備 登山開始 しばらくは穏やかな樹林帯

 進むにつれ徐々に傾斜も増し来るも、熊笹の登山道は比較的歩き易かった。
 やがてやや広い広場“雲海”に到着し一休み。
徐々に傾斜が増してきます “雲海”までは一定の斜度で上がる “雲海”に到着

 雲海を過ぎると、いよいよ八ヶ岳らしい山容が現れてきた。
 大小さまざまな苔むした岩や木の根が張り出し歩き辛くなってくる。
 やがて沢の周りが開けたような場所に出る、ここが“押手側”で昼食休憩となった。
傾斜も更に増し、大きな石、根っこ等歩き辛い道を登る 押手川に到着

 メンバー夫々の木漏れ日が当たる場所を確保し昼食を摂り、昼食後はいよいよ編笠山への急登ルートに入って行った。
 岩の大きさも巨大なものが目立ち始めて足元の注意が特に必要となった。
木漏れ日の中で昼食 昼食後押手川を後にし、急登開始 行く手を遮るような大きな岩

 そのような急登でも時折木々の切れ間から素晴らしい展望が疲れを癒してくれる。特に富士の姿は格別なものがある。
 やがて勾配が更にきつくなってくると編笠山の山頂が近いことが伺える。
険しい登山道も、徐々に展望が開け富士も観えました 山頂直下(もう少しです)

 到達した編笠山山頂は大小様々な石が積み上げられたような場所だが、その分木々も無く360度の大展望が待っている。
 ただ、この頃には冷たい風が霧を運んできて展望が観えたり隠れたりを繰り返した。
編笠山山頂到着
富士山がよく見えてきました 編笠山山頂にて集合写真(風が強く、やや寒い)

 寒くなって来たので、今日の宿泊場所“青年小屋”を目指し編笠山を下った。
 下り始めてすぐ、眼下に青年小屋やテント場が目に飛び込んでくるも、ここからの下りが難敵だった。
 大きな岩が積み重なり、何処が下山ルートか極めて分かり辛く、慎重な歩きが求められた。
編笠山から青年小屋を目指して下山 観えているのになかなか着かない 岩場の途中から観た富士

 漸く到着した青年小屋入口には“遠い居酒屋”と書かれた赤い提灯がぶら下がっており、酒好きにはたまらない風情が漂っていた。
 寝床を確保し、水場で水も確保した後は談話室で早速居酒屋モードになっていた。
 夕食は意外に良かったと言える。食後は明日に控え早々に就寝となった。    
 青年小屋到着(後方は編笠山)  小屋の後ろにはテント場 夕食風景
≪二日目≫
 二日目の朝を迎える。明け方の空には満天の星、今日は予報通り天気は晴れと確信した。

 朝食後登山準備を終え、昨日編笠山山頂では全員で記念写真を撮れなかったので、青年小屋の前で全員で記念写真に収まった。
 強い陽射しのを受けながら権現岳への登山を開始をする。
 夜明け前の権現岳 夜明け前の富士山 小屋に快晴の日差しがあたりました
出発前に全員で集合写真(陽射しが強すぎてうまく写りません)  清々しい中登山開始です

 しばらくは樹林帯を登るが、30分程で見晴らしの良いピーク(のろし場)にでた。

 西ギボシ、東ギボシのガレ場、岩場を前に一息入れて出発。
急登だが明るい樹林帯 徐々に険しくなってくる 展望の良い”のろし場”
編笠山の向こうに南アルプスの山々が 西ギボシ、東ギボシに続くガレ場
 
 見晴らしはよいが周りの景色を楽しんではいられない。注意して慎重に進む。

 各班の班長、サブリーダーの的確な指示のもと無事に通過して、権現小屋に到着ホッとする。    
 西ギボシのガレ場に取りつく  遠くに権現小屋が観えた
東ギボシの急斜面岩場をトラバース気味に進む  やっと権現小屋に到着

 小屋から2、3分程で権現岳山頂だが非常に狭くT/Y氏が一人ずつ山頂の写真を撮ってくれた。
 全員の記念写真はそのすぐ下で撮った。

 権現岳からは赤岳、阿弥陀岳、横岳、そして硫黄岳まで見えた。権現岳から赤岳への稜線は一度は歩いてみたいものであるが…… 
小屋の上から振り返ると青年小屋が 権現岳を目指します いよいよ権現岳山頂です
狭い権現岳山頂
山頂から赤岳を望む  権現岳山頂直下で集合写真

 権現岳からはいったん下り三ツ頭へ上り返す。

 三ツ頭の山頂は眼前に、富士山、そして南アルプス、中央アルプス、北アルプスと、素晴らしい景観でそれぞれの想いを馳せる。  
三ツ頭の向こうに富士山が もう少しで三ツ頭 三ツ頭山頂
三ツ頭山頂から南八ヶ岳の鋭い山並みを望む  

 三ツ頭からは樹林帯に入る。
 途中の見晴らしの良い場所から、昨日登った編笠山、泊まった青年小屋を眺め別れを告げる。。  
三ツ頭を後に下山 編笠山と青年小屋 展望を名残惜しく別れを告げる

 木戸口公園、八ヶ岳神社手前の十字路を右に曲がると観音平に向かう道で、一旦下がって最後に少し登り返すとバスが待つ観音平。
 観音平駐車場はひどい混みようで、バスの駐車スペースを確保する為、大変なご苦労をされたようです。
木戸口公園 熊笹の下山路 八ヶ岳神社への分岐路
 八ヶ岳神社手前で観音平を目指します 穏やかなアップダウンを繰り返す 観音平に戻ってきました

 今日の山行はサブリーダーやラストリーダー、そして参加された皆様の協力のお陰で実行出来たとおもっております。
 ありがとうございました