≪紀行文≫ |
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〜〜〜一度も汗を拭くタオルの使わない登山でした〜〜〜 |
昨年のこの時期の至仏山登山は雨とカミナリで途中撤退だった。昨年のリベンジ登山だが、参加者は少ないだろうと15人で見積もりをした。ところが申込1日目で28名の申し込みがあった。鳩待峠までは小型バスしか入れない。すると3名の超過だ。もう少し待つかと待ってみたら、さらに5人ほど増えた。その後2人のキャンセルがあり、ジャンボタクシーを追加して31名で計画書を作った。私にとって至仏山の山行は昨年を除き、これで3回目の二台の車での決行となった。それほど魅力のある山だろうか。
計画書発送後に2名のキャンセルがあり29名での山行になった。 |
天気は文句なしの晴れ、途中の戸倉の一般車の駐車場は満車だった。
この日多くの人たちが至仏山あるいは尾瀬に訪れていた証だ。
私たちの車は鳩待峠まで直行、鳩待峠には予定通り10時に着いた。
準備を済ませてブナやミズナラの森の中を歩きだす。 |
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鳩待峠休憩所 |
登山口 |
標高1600Mからの歩きは汗も出てこない涼しい歩行だ。やがて道は木道になり左に折れる。武尊山が左に現れる。足元には熊笹がぎっしり、やがて道は右に大きく曲がり、尾瀬ヶ原を眼下に望む、奥にはヒウチヶ岳、そして会津駒ケ岳も望まれる。
オヤマ沢田代を通過して森林限界、滑りやすい蛇紋岩の岩場の登りとなる。この日は晴れていたので、そんなに滑ることはない。でもゆっくりでいいから気を付けてと注意を促す。高山植物もこのあたりから多く見られる。 |
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最初の休憩 |
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ヒウチ岳と尾瀬ヶ原 |
オヤマ沢田代 |
やがて小至仏山の山頂に、そこからピークを三つほど超えたところが至仏山の山頂、初めての人はこれが紛らわしい。行けども行けども山頂に届かない。でも最後に大勢の人が群がるピークが見える、そこが山頂だ。
この日も山頂には多くの登山者、残念ながら集合写真など撮る広場がない。 |
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階段を登る |
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至仏山山頂 |
小至仏山 |
予定が遅れていたので昼食は簡単に済ませ下山にかかる。
来た道を帰るだけ、でも疲れが出ているのかスピードが上がらない。ゆっくりしたペースで、周りの景色を充分に満喫して、青空の下、鳩待峠まで戻ったのでした。
下界は猛暑だ。バスのクーラーをもっと強くと。ああ、やはり夏の登山は登山口の高いところに限る。
終わってみれば一度も汗を拭くタオルの使わない登山でした。真夏なのにこんな登山もあるのですね。 |
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蛇紋岩を下る |
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集合写真(小至仏をバックに) |
階段を下る |
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