≪紀行文≫ |
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2018年2番目に厳しい「日帰りグレードB山行」 飯豊連峰は「天空の楽園」
飯豊連峰に登るには、2つの「選択肢」があります。
@ 「避難小屋泊」
「気の合う仲間や小屋で初めて出会う山友と大宴会」「体が温まる鍋」「朝日連峰・鳥海山の大展望」「日本海に沈む夕日」「モルゲンロート・雲海」を楽しむただし、50L・60L超の大型ザックで、自身の「シェラフ」「マット」「食料」「コッヘル」「バーナー」を運び上げる体力が必要。
「石転び雪渓経由」では、「12本アイゼン・ピッケル」も背負う。
さらに、6月前半の飯豊連峰「尾根筋」は、石転び沢上部「梅花皮小屋(かいらぎこや)」等の一部を除き、避難小屋までの引水は原則ない。水確保も重要検討事項。
A 「日帰り登山」
「避難小屋泊の1/4〜1/5程度」の軽い荷物で楽にピストン。旦那様や奥様の宿泊に伴う「不機嫌」も回避可能。なにより財布に優しい。トレランの台頭もあり、「山や」でも確実に日帰りが増えている。屋久島「日本百名山 宮之浦岳1,936m」では、「淀川・新高塚小屋」泊しない「登山スタイル」が台頭しつつある。
ただし、長距離で要ハイペース。疲れた下りは滑落注意。尾根筋までの標高差1,200〜1,600m程度を昇降可能な筋力が必要。
また、「飯豊連峰登山口」は標高が低いため、初夏の道路開通直後は水場が「雪ノ下」。暑さ対策から2〜3Lの水携帯が原則必要。南アルプス「秋の小屋閉め直後 晴天時」の白根三山と同状況。
Kリーダー「就任後2回目の渾身山行「飯豊連峰 頼母木山」は、まさにA「日帰り山行(ピストン)」。
「楽山会」2018年唯一の日帰りA山行「灰ノ又山」に次ぐ、2018年会山行で「No.2」と言っても過言ではない「最も厳しい」日帰り「グレードB山行」。
当初申込16名は、更に厳しい山行を目指した1名を除き、次々脱落。当日参加12名。
中高年山岳会の「さだめ」。それでも催行リーダーにとっては「適正人数超過」。
リーダーは、「山行直前になって、毎日なぜか早く目が覚めるんです・・・」。お疲れ様です。
<6月17日(日)>
飯豊連峰山行において、新潟県から最も便利で、最も多くの人が利用する「足ノ松尾根」。
@「登り口」と尾根直下「偽大石山(西ノ峰)」手前が、厳しい急登
A標高700〜900mの「連続する岩場」「いやらしい根子のアップダウン」もあり、難易度は高い。
奥胎内ヒュッテ(352m)6時出発。1時間林道歩き。「足ノ松登山口」直前、大渓谷にかかる橋上から、「大石山」を望む・・・・。いや「偽大石山(西ノ峰)」を望む・・・・。
「足ノ松登山口」には、すでに自転車7台残置(前週日曜日は12台残置!)。片道1時間の林道を歩くたび、折畳自転車を渇望する自分に気づく。
登山開始直後、まさに「足ノ松」の名に違わず、最初から「歩きにくい松の根」に苦しめられる。
一方で山行当日は6月中旬としては低温となったため、汗こそ吹き出すものの、かなり過ごしやすい気温。厳しい「蒸し暑さ」はない。それでも「風」がもっと欲しい・・・・。 |
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すでに多くの車 |
6時、いざ出発 |
奥胎内ヒュッテ |
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大石山遠景 |
足ノ松登山口到着 |
準備して |
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出発 |
最初だけ平です |
すぐ急登 |
「姫子ノ峰」を越え、最初の岩場が始まる。標高700〜900m。
「滝見場」「英三ノ峰」となかなか高度を稼げない中で、「ヒドノ峰」「イチジ峰」に向けた「足場の悪い登り」と、樹林帯を抜けた時の「厳しい直射日光」に、「座り込む」メンバーも出てくる。
ただし、「核心部」の「第2の岩場」は、皆さんするする。楽勝!!渋滞全くなし。さすがは今山行申込メンバーと、惚れ惚れさせられる。
1名がLLと共に大石山ストップ。下りも若干遅れたものの、その他メンバーは、最大の山場「偽大石山(西ノ峰)」も、ぐいぐい高度を稼ぎ、らくらく「大石山1,562m」到着。
ここまで奥胎内ヒュッテ(352m)から単純標高差+1,210m。途中、登山口直前の「橋梁」を見下ろし、皆さん「ご満悦」!! |
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足元の悪いところもあります |
最初の岩場 |
姫子ノ峰 |
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まだまだ元気 |
急登始まる |
岩場は続く |
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英三の峰 |
水場は未だ雪の下 |
さあ出発 |
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稜線が近づいてきた |
イチジの峰 |
西ノ峰 |
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振り返ると二王子岳 |
大石山到着 |
稜線の向こうはどこの山 |
ここから始まる「飯豊連峰の尾根筋」。メンバーは「天空の楽園」を謳歌する。こうした中で「頼母木小屋1,662m」までの単純標高差は、+1,271mに達した。
飯豊連峰尾根筋でも、標高の低い「頼母木小屋1,662m」までのルートは、「ハクサンイチゲ」もすでに終わりかけ。それでも可憐な白い花に、こころ癒される。「ヒメサユリ」も多数蕾を膨らませ、今にも一挙に咲き出す様相。
頼母木小屋入口に貼られた「巨匠ロクさんの絵」に加え、「息子が高校時代にバイトしていた頼母木小屋に1度登ってみたかった」という参加メンバーの逸話に、こころ動かされる。
母は、「息子」と同じ山小屋を綺麗に掃除して下山。
先週末確認した「頼母木小屋の取水口」は、笹薮をすべり降り、作業道を15分近く歩いた雪渓の中。未だ強固なスノーブリッジが残り、しばらく引水が望めない状況。
山行当日、引水後の「頼母木小屋名物 流しそうめん」が未だ提供されないため、自前できりっと冷やした「そうめん」を小屋まで持ち上げ、こそこそっと・・・「一人堪能!!」。
それぞれに飯豊を堪能したメンバーは、頼母木小屋での「まったり昼食」後、見事「コースタイム」内で奥胎内ヒュッテに、下山。 |
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ヒメサユリ |
ハクサンイチゲやオオイワカガミ等の花々と飯豊の山並み |
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頼母木小屋前にて集合写真 |
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えぶり差岳 |
雪渓を下ります |
姫子ノ峰まで帰ってきました |
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登山口の地面が見えてきました |
登山口近くの美しい新緑 |
足ノ松登山口到着 |
外野の騒音に打ち勝った「リーダー」の「計画通りの山行」。楽山会でも「飯豊日帰り山行」が催行可能なことを、見事実証。
下山後、リーダーは、来年「北股岳 日帰り山行」催行を誓った。
天狗平から「石転び雪渓」「梶川尾根」「丸森尾根」、「湯ノ平温泉宿泊」。
「夢」は、さらに大きく膨らむ!! そして「夢」は、現実化する
ただし一番凄かったのは、80歳レジェンド「ロクさん」。軽量化した荷物とはいえ、後半になればなるほどパワーアップ。
「ロクさん半端ないって!!!」
≪今回出逢えた花々≫ |
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