会山行紀行文 2018年
6/15(金)
曇り
(にのうじだけ)
二王子岳

1420m
参加者 (紀行文) 781 M/M
No−64  グレード:C上  15名
担当リーダー 1779 S/A (男性12名・女性3名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
二王子神社(7:50)…3合目、一王子神社、避難小屋(9:00)…5合目、定高山(9:45)…油こぼし(10:50)…三王子神社祠…山頂、避難小屋(11:25-12:20)…5合目、定高山(13:40-13:45)…3合目(14:15-15:20)…登山口(15:20))
≪紀行文≫
〜〜〜きつかったけれど気分良く登れた〜〜〜

 登山口である二王子神社に集合した参加者15名、内女性は3名だけで、内心今日は歩くスピードが速くなるのではないかと心配する。

 7:50出発、最初は涼しげな流れの音を聴きながら杉木立の中をゆっくり登って行くと“神子(みこ)石”と言う巨大な岩に出逢う。

 女人禁制の時代に登った女性が石にされたと言う伝説がある。
今回歩いた登山道(クリックで拡大)
集合場所の二王子神社 Aリーダより挨拶と説明 神社傍の登山口より出発
あまり陽が当たらそうな登山道を登る 1合目で最初の休憩 大きな神子石

 一時間ちょっとで避難小屋のある3合目に着いた。 
 小屋の裏に一王子神社の石祠あり、水場もあるところだ。天然杉の平坦地でしばらく休憩。
水飲み場(ヘツリ道でやや要注意) 階段状に整備された登山道 3合目の避難小屋

 やがて5合目の定高山994m(以前は独標と言われていた)
 定高とは人の名前かと思っていたが、明治の神仏分離令により三宝院定高寺から二王子神社となったところからつけられた名前と思われる。
時折広く平坦な道もある 5合目(定高山・独標)で休憩 残雪の道が出始める

 唯一ロープが下がっている油こぼしと言う急登も難なく超えると、シラネアオイとカタクリが一緒に咲いていた。
雪渓を横切る 油コボシの難関通過 油コボシ

 雪原を4回ほど横切り登って行くとヒメサユリとニッコウキスゲが迎えてくれた。  
傾斜も和らいでくる 大きな雪渓の上部を慎重に横切る まだまだたっぷりな固い残雪が

 三王子神社祠を過ぎると間もなくカマボコ型の避難小屋が現れ、山頂に着いた。
山頂近くの最後の雪渓を登る  三王子神社 山頂が観えてきた

 青春の鐘の向こうに待望の飯豊山脈のパノラマが一直線に観えた。未だ谷筋を白く残している。
 展望方位盤と見比べながらしばらく眺め入った。日本海が雲で覆われ見えなかったのが少し残念でした。
 頂上では一時間近く昼食タイムを取り、同じ道を下山。
山頂に到着
山頂にて昼食タイム 山頂に飯豊をバックに集合写真 
えぶり差 飯豊本山〜大日岳
 下山開始  雪面は慎重に下る 下界は雲の下で観えない

 今日は低い気温に助けられ、緑濃くなったブナ林の中を歩き、様々な花も観ることが出来、きつかったけど気分よく登れました。  
緩やかな樹林帯の道となる ゴール(二王子神社)が見えてきた 下山後のリーダー挨拶で解散

≪咲いていた花≫
 ヤマボウシ、コアジサイ、オオカメノキ、イワカガミ、フタリシズカ、ミヤマカタバミ、ホウチャクソウ、ツクバネソウ
 イワナシ、ナナカマド、ズダヤクシュ、サンカヨウ、ツバメオモト、マイズルソウ、ツクバネウツギ、ゴゼンタチバナ
 シラネアオイ、カタクリ、ヒメサユリ、ニッコウキスゲ
 写真はその一部です。