≪紀行文≫ |
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〜〜〜雨にふられるも新緑と展望を楽しむ〜〜〜 |
下権現堂山から上権現堂山までの縦走、この山行への参加は今回が初めて。
戸隠渓流歴史公園駐車場でバスを降り、曇り空の下で身支度を整える。
天気予報は午後から小雨、「上観権現堂山までなんとか降らないで」と祈りながら出発。
戸隠神社を通って新緑に包まれた登山道へ。
一合目の展望台、柔らかな緑に彩られた春の景色に癒される。 |
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バスの窓から下権現堂山(左)と上権現堂山を望む |
リーダーから注意事項の伝達 |
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駐車場から元気に出発 |
まず、戸隠神社の鳥居をくぐる |
若草色が眩しい登山道を進む |
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一合目からの展望、新緑に染まる景観に癒される |
二合目あたりで雨がポッリ、ポッリと当たり出す、まだ9時前なのに雨の出番が早すぎる。
そして、登山道のあっちこっちに毛虫の軍団、その数の多さは急坂で手をつく時に気を使うほど。
しかし、「キャー」などの声は全く聞こえない、怯むことなくワラビやコシアブラの山菜に手をのばす会員、楽山会・・・強し。
三合目まで高度を上げると、南側から雪の残った越後三山が現れ、高揚感がいっきに高まる。
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新緑と毛虫の登山道を進む |
後方に魚沼の水田を望む |
毛虫に葉を食い尽くされた枝 |
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三合目からの展望、左後方に越後三山、右には水を張った水田が広がる |
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越後三山にズームイン、A:ハ、B:ナ、C:コ |
ハナコを観ながら休憩 |
バスの中でリーダーから聞いたハナコさんの話を思い出す。
地元では越後三山を八海山の「ハ」、中ノ岳の「ナ」、駒ヶ岳の「コ」をとってハナコさん(山)と呼ぶらしい。
登山道の脇に咲くタムシバが丁度見頃、真っ白で若々しいタムシバに女性会員が一言「鬼も18、番茶も出花」
五合目でブナの葉に当たる雨音が少し大きくなる。
唯一の水場(弥三郎清水)を過ぎ、急登を登りきって標高897mの下権現堂山の山頂へ。
1000mに満たないとは思えない程に素晴らしい展望、荒沢岳、ハナコさん、巻機山、守門岳、浅草岳、毛猛山塊と名峰がズラリ。
雨のためクリアでないが、視界360度の眺望は期待を大きく上回る。
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若々しいタムシバはお肌、ピチ、ピチ |
後ろの班が来ない、山菜取っているな |
ブナ林から傾斜がきつくなる |
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なんだ坂、こんな坂 |
下権現堂山の山頂でハナコさんをバックに記念撮影 |
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山頂からの眺望(南側)A:荒沢岳、B:駒ヶ岳&中ノ岳、C:八海山 |
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山頂からの眺望(北西側)D:守門岳、E:浅草岳、F:毛猛山塊 |
スマートフォンで天候を確認したリーダーから「雨雲が接近しているため、上権現堂山には登らず中越分岐から下山します」の指示。
落胆の声も聞こえたが、安全第一と皆さん納得し、雨具のフードを被って上権現堂山手前の中越分岐へと向かう。
展望がきく稜線を歩きながら、晴れた日にもう一度訪れたいという思いを強くする。
中越分岐で休憩をとってから戸隠神社を目指して高度を下げる。
途中の広いブナ林で若葉のみずみずしい緑に囲まれながら昼食。
降り注ぐ自然のエネルギーに身も心も癒される、本当に良い場所を選んでくれた。 |
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稜線歩き、後方は下権現 |
稜線歩き、前方に上権現 |
中越分岐で一休み |
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雪の残る広いブナ林で昼食、自然からの癒しも一緒に「いただきます」 |
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踏み跡を外さず雪渓を進む |
カタクリロードを進む |
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雪渓の端部はスリップ注意 |
新緑のエネルギーを感じる |
無事、戸隠神社に到着 |
昼食を済ませた後は雪渓を降る。
リーダーから「踏み跡を外さないように」「雪渓の中央で立ち止まらないように」と声が飛ぶ。
再びブナ林を通り、お花を愛でながら戸隠神社(登山口)に戻る。
バスで近くの温泉施設(ゆうパーク薬師)へ移動して汗を流す、この辺りから雨脚が強まりリーダーの的確な判断に脱帽。
コース変更はあったが新緑と展望で良い山旅を楽しむことができた、お世話になったリーダーに感謝、感謝。
■山行中に出会った春のお花 |
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