≪紀行文≫ |
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〜〜〜快晴の青空のもとでの山行でした〜〜〜 |
今冬は大雪で歩くルートには残雪が沢山あり、足がずぼずぼ潜ってしまうと予想されたので、ワカン所有者にはワカンを持参してもらいました。ワカン隊がパーティーの前方を歩いてトレースを作り、ワカンを装着していない人は後方からトレースを伝って進めば、パーティー全体がスムーズに進めるだろうとの思惑でした。
しかし、物事ははなかなか思惑通りには行かないものです。林道等ルート上の雪は表面が硬くて中が柔らかいモナカ雪になっていて、ワカンを装着して歩いてもワカンの跡がほとんど付きません。ツボ足で歩くと時々ズボっと潜ってしまいます。当然の身の処し方として、身構えて恐る恐る足を出して歩くことになり、スムーズには進めない箇所もありました。
護摩堂山城址への到着時刻は予定より40分遅れました。護摩堂山城址からは三角点峰を回って下山する計画です。新潟方面への帰りは田上駅発15:21分の電車を予定していましたが、計画通り三角点峰を回ったら予定の電車には間に合わない恐れがあります。そこで、当初の予定通り15:21分の電車で帰りたい人は三角点峰に回らず、直接登山口に向かうことにし、次の16:16分の電車になっても構わない人は三角点峰を回って下山することにしました。直接登山口に向かう人は22名、三角点峰を回って下山する人は18名でした。
三角点峰を回っても16:16分の電車にはずいぶん余裕があったので、登山口から田上駅までは追越歩道を経由しようと思っていました。登山口に下り他の人達がトイレに向かっている間に追越歩道の入口に行き、歩いてみると足がズボズボ雪に潜ります。ワカンを付けずに歩くのは大変そうに思えたので、追越歩道は経由せず、通常の車道経由で田上駅に向かうことにしました。
矢代田駅に降り立つとピーカンの晴天です。
矢代田駅の構内広場で身支度を整え、住宅街を通って旧道の入口に向かいます。 |
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矢代田駅に集合、準備を整えます |
矢代田駅を背に出発 |
住宅街を進みます |
旧道の入口はゴミステーションの脇で、除雪された雪がうず高く積み上げられています。まだ時間が早く気温が低いので、旧道の残雪は総じて硬く締まっていて足が入ることはほとんどありません。でも今冬は大雪だったせいで倒木が多く、それがルートを塞いでとおせんぼするので、迂回しなければならない箇所が時々ありました。 |
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旧道の入口 |
旧道に登り上がったところ |
倒木に遮られ迂回する |
旧街道は山中の尾根道ですが、起伏が穏やかで、林道への出口近くには追立(おたて)地蔵の御堂があります。お堂の地蔵様にお詣りして、林道に降り、高山ぶどう園登山口に向いました。
高山ぶどう園登山口には広い駐車スペースとトイレがあります。もちろん駐車場は雪に埋まっていて車は入れませんが、トイレは使えました。
旧道は雪に足が入ることはあまりなく、歩き易かったのですが、旧道から出た林道や高山ぶどう園登山口に向かう道は足が雪にズボっと入る頻度が多くなりました。登山口から菩提寺山至道中も足がズボっと雪に入ったり、倒木があったりで歩きにくい状態でした。 |
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追立(おたて)地蔵の御堂 |
高山ぶどう園登山口に向かう |
菩提寺山に向かう道の倒木 |
山頂直下の仏路峠には各方面からの登山道が集まるので、菩提寺山の山頂に向かっては歩き易い道になっています。
とても良いお天気なので、菩提寺山の山頂からは山々がくっきりと気持ちよく見えていました。 |
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菩提寺山にはもう間近 |
菩提寺山の山頂で休憩 |
菩提寺山からの眺望 |
菩提寺山から林道に降りて、高立山に向かいます。林道の残雪は多いのですが、歩いている人が多く、トレースがしっかりしているので歩き難さはさほど感じません。
高立山への登りは最初の竹林の中の登りと山頂直下が急登ですが、残雪に階段状に安定したトレースが切られていたので、さほど苦労することはありませんでした。 |
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高立山に向かう林道 |
竹林の中の急登 |
高立山山頂直下の登り |
高立山で昼食を摂りました。高立山には小屋があり、運が良い人は小屋の中で食事が出来ました。
山頂からは菅名岳など周辺の山々が奇麗に良く見えていました。 |
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思わずにっこり、山頂です |
山々を眺めながら昼食 |
楽しく昼食 |
高立山から不動堂の前を通って林道に降り、林道を歩いて護摩堂山に向います。護摩堂山に向かう林道は、菩提寺山〜高立山間の林道に比べると人通りが少なく、トレースは期待できません。
ワカン装着者が前方を歩いてトレースを付け、ツボ足の者は後方からトレースを伝って進むことにしていました。パーティーの半数ほどが不動堂前でワカンを装着して前方を進みました。
しかし、林道の残雪は硬くてワカン跡がつかない場所が多くありました。じゃあツボ足で歩いても大丈夫かというと、そうではなくズボっと残雪に足が入ってしまう箇所も多だあります。表面が硬く、中は柔らかいモナカ雪になっている個所があり、ワカン隊の効果は期待値を大きく下回りました。 |
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ワカンの装着 |
ワカン隊が前方に出て進みます |
間もなく護摩堂山登山口 |
林道歩きをようやく終えて、菅沢の護摩堂山登山口に到着しました。
残雪とトレースの状態が予想以上に悪く、予定よりも遅れ遅れの進行で、登山口への到着はほぼ1時間の遅れ、護摩堂山城址には40分の遅れで到着しました。 |
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護摩堂山菅沢登山口 |
護摩堂山への尾根の登り |
護摩堂山城址からの眺望 |
護摩堂山城址からは、一等三角点の補点が設置され護摩堂山の最高点で、標高は268.3mの三角点峰を経由して下山する計画でした。
予定よりも行程の進捗が遅れているため、計画通り三角点峰を回ったら予定の電車には間に合わない恐れがあります。そこで、当初の予定通り15:21分の電車で帰りたい人は三角点峰に回らず、直接登山口に向かうことにし、次の16:16分の電車になっても構わない人は三角点峰を回って下山することにしました。
直接登山口に向かう人は22名、三角点峰を回って下山する人は18名でした。
急なアップダウンを繰り返して三角点峰に到着しましたが、三角点は雪の下でした。何人かの人がそれぞれの心当たりの個所をストックで突いたりして探しましたが、残念ながら三角点は見つかりませんでした。
(おわり) |
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一番の難所? |
三角点峰に到着 |
三角点は雪の下です |
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