≪紀行文≫ |
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~~~1,031段の階段をくだる~~~ |
台風21号も過ぎ去り新潟では久しぶりの晴天となった。
道院に向かう途中の刈谷田川ダム周辺の紅葉は少し色づき始めている。
道院高原は中越地震で道路や建物施設が被災し、4年近く復旧工事が行われ、現在はオートキャンプ場やゲレンデスキー場、ロッジ等が整備され開放的な空間となっている。
予定の時間に道院の森に到着し、新会員3名の自己紹介をした後、「かねたたきの池」と紅葉の「ブナ林」を1時間程散策する。
ブナ林の最高地点から木々の間に守門岳の山容が見えた。
(俳句)秋晴るる守門の嶺の間近なり (俳句)落葉積み落枝転(ころ)げ池の径(みち)
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守門岳山容 |
道院ブナ林散策 |
「かねたたきの池」に戻り休憩後、「見晴らし広場」「フリーキャンプ場」経由で「道院池」に向けて遊歩道を散策する。
遊歩道の一部は草が茂っているが歩行には支障がない。
「見晴らし広場」からは、目前に大きく守門岳が望めた。
「フリーキャンプ場」はトイレ棟や炊事棟が整備されている。
「道院池」の周辺の紅葉が楽しみながら、池の橋を渡りバスが待っている駐車場に到着した。
昼食は「道院池」を眺めるグループ、「守門岳」を眺めるグループで青空の下で昼寝をする人、散策する人、御茶を立てる人各自のんびりと時間を過ごした。
(俳句)伸びやかな枝道院の橅紅葉
(俳句)池の面(も)を見おろす昼餉(ひるげ)秋うらら
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見晴らし広場に向かう |
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道院池を渡る |
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池を眺めて昼食 |
集合写真 |
午後からは、バスで刈谷田川ダムまで降りる数人を残して、昭和30年代に高松宮殿下(故人)が守門岳登山の時に泊った旧道院ヒュッテ(現在使用されていない)を見ながら、多少のアップダウンがある広い遊歩道を途中で左方向に栃尾市街地、弥彦山、国上山を前方に粟ケ岳、右方向に守門岳の展望を楽しみ1時間程で横手山に到着する。
(俳句)またくだりまた登りきし秋の峯 (俳句)露の苔きらきらと日に下山道
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旧道院ヒュッテ |
守門岳を見て休憩 |
横手山に向かって |
横手山の展望台で休憩を入れてから、今日一番のハードな標高差200mを超える1,031段の階段下りが始まる。
ストックは片方のみ使用し、階段中央に設置の手すりに捕まって200段毎に休憩を挟み慎重に降りる。
少し遅れての人もいましたが心配していた階段も事故がなく無事刈谷田川ダムに到着する。
(俳句) 落葉踏む急な階(きざはし)くだりきる |
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今年の紅葉の鮮やかさはいまいちと言われていますが晴天の紅葉トレッキングを楽しみました。
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横手山展望台 |
階段を慎重に下る |
帰路の道中に「静御前」の墓があり立ち寄ってきました。
*静御前(しずかごぜん)は、平安時代から鎌倉時代の女性で源義経の妾
終焉の地は諸説あり、埼玉県や福島県、奈良県、福岡県などがあるが、新潟県長岡市栃尾の墓は、現在の福島県にいる義経を追うため通過したと伝えられています。 (ウイキペデイアより参照
(俳句)赤まんま静御前の墓旧(ふ)りし
また、栃尾名物の店舗に立ち寄り、夕食の一品を買って新潟駅南口に予定より少し遅れて到着しました。 |
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静御前の墓 |
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